↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えない俺が、何でも教えてくれる魔法を手に入れたけど……  作者: 弐屋 丑二
高位存在による介入の損失計算と立て直し

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

301/329

やってみるといい

 結論から言う。俺は、スカウ・ニクス帝国にスペシャル神の裁きを落とすことにした。落とす場所は三箇所で、まず首都内の大教会女神像、次にスカウ派王族拠点都市の城壁、そしてニクス派拠点都市の城壁を消すことにした。これならば、神学者達が虹色の稲妻が落とされた真意を考察して、勝手に内戦が収まるのではないかと思ったからだ。俺の考えを聞いた大天使セイは

「……やってみるといい」

とだけ言った。


 目の前に表示された地図の地点を指でなぞって虹色の線で囲み、俺は先ず、スカウ派拠点の城壁を消し、そしてニクス派拠点の城壁を消した。更にロックオン機能を使い、首都で最も大きな教会の聖堂奥にある女神像へ紫の稲妻を落とし、消し去る。生き物で無くても問題無く消せるようだ。


 全て終えた俺は大きく息を吐き、椅子から立ち上がった。大天使セイが

「お疲れ、シュマリアを回収しにガセッタへ戻る。ナランは西へ飛べ」

「女神様に、しばらく放っといてくださいって伝えてくださいよ」

「言っておこう」

セイは承諾してくれた。


 今度こそ地上のことに関わらないようにしようと、できる限り高い空を飛んで行くと、朝焼けの中、黄金の龍が遠くの雲間にうねる様に飛んでいるのが見えた。いや、もう関わらねえ!俺は見ないようにしながら、ひたすら西へと飛び続け、教国のある島が見えた時はホッとした。


 教都中心の聖塔正面前の石碑では、相変わらず一糸まとわぬリースが祈りを捧げていた。遠巻きに見守る群衆に混ざり、その様子を確認してホッとした俺は、宿へと戻っていく。


 朝早いが宿屋は営業しており、正面から入って宿泊室へ戻った。ベッドへ横たわると、ずっと休んでない疲れが出たのか、すぐに眠りについてしまう。



 ……



 国と国の長い攻防の重厚な歴史についての夢を見ていた気がするが、途中からリースとサナーとシーネが三つ巴で俺を取り合う、謎の学園生活の光景に変化したのでよく覚えていない。後者の方がどっちかと言うと重かった……。窓の外は真っ暗で、ほぼ一日寝ていたようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。