二十五.五話 我、初めての報告話
目が覚めたら突然真っ白な部屋にいた。うん。訳分からんわ。
部屋の中央には売れないお笑い芸人も真っ青ないかにもな落とし穴。
うん?
入らないよ?
俺は絶っ対に入らないよ?僕子供だからオチとか分かんにゃい。落とし穴だけにオチか……やかましいわボケ。
「セン様っ!」
はい。ジ〇リに怒られるであろう名前のセン様です。文句あるかコラ。
っていうかこんな名前考えたの誰だよ……ったく。
俺だわ。
「セン様っ!」
おーい。さっさと返事してやれよセン様。
「センさ…まぁっ!」
『ゲフィンッヴッッフフフ!!』
エレーナちゃんが頭から思いっきり突っ込んできた。漫画のようなガツンって音がした。
あかん。アバラいった。
いや、ダメだよ?エレーナちゃん。今フェンリルじゃないんだから。タイトル回収出来ない姿だから。
「セン様っ!」
『う…ん。ぉえ……ふぅ。うむ。どうした?』
いや、取り繕っても大分危ないな。今の。
「セン様。大変なんです」
『ん?何が大変なのだ?』
「セン様って自分の名前が千と千尋の〇隠しの某イケボの龍と一緒だと思ってますよね」
どうした?突然のメタ発言だぞ?俺の心読んだ?読心術身に付けちゃった?
『う、うむ。そうでないのか?』
「それハク様ですっ!作者さんが勘違いして、勝手にセン様って言ってただけなんですっ!」
『へ?』
「誠に申し訳ございません」
『いや、誰だお前』
「作者です」
『帰れ』
俺は内心ビビりながらも、クライで頭がキノコで出来た謎生物を吹き飛ばした。
あ、この姿でもクライ出来るんだ。
っていうかホント何処から湧いた?このキノコ。
「って事でセン様って言われてももう恥ずかしがる必要ないんですっ!」
『う、うむ。分かったぞ』
「んでもって更にもう1つ大変な事があるんですっ!」
え?まだあるの?さっきので充分オーバーキルよ?俺。
「作者が勝手に更新止めてたこの作品が再開するそうですっ!」
『へ?』
「誠に申し訳ございません」
『帰れ』
何でだろう。俺、このキノコに対してだったらどこまででも非情になれそう。えと、取り敢えず頭持って……
落とし穴に突っ込んだ。
スコーンッ!っていう気持ちの良い音と断末魔の叫びが耳に入ってきた。
うん。スリーポイント。
ちょうどいい。オチがついた。
「は……セン様」
ん?今ハク様って言いかけたよな?
『何だ?』
「セン様も落ちた方が、その、締めやすいというか」
『ん?』
「取り敢えず落ちて下さいっ!」
エレーナちゃんに思いっ切り押されて穴に落ちていく。
え?てかこの穴予想以上に深くね?
え?死ぬって。いや、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。
ちょ……マジで
『あかんって!!!!』
俺は思いっ切り起きて、そのまま何を思ったのか飛び跳ね、天井に頭を打った。痛い。
『夢オチ……っしゃ夢オチィイイ』
クライにも匹敵するくらいの大声で雄叫びを上げた。夜中に。
その後思いっ切り宿屋の女将さんに頭をぶん殴られた。
夢オチ万能説\(^o^)/
( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ




