二十五話 我、フラグをことごとく回収する
更新遅れてすみませんm(_ _)m
明日からはまた早くなります。
( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ
いきなり余談ですが、この世界のリア充とはどうやら勇者を倒した物に与えられる称号だそうです。だれがそんな間違った知識を与えたのやら…
さて、またまたクイズです。
Q.俺は今何処で何をしているでしょうか?
A.勇者に追いかけられています。チクショウが…
事の顛末は二時間後ほど遡ります。はい、
銀髪美少女(笑)に変化した俺はオサムちゃん(恐怖)の元を去り、エレーナちゃんと一緒にドルムさんの元まで帰っていた。
「ま、まぁセン様もそこまで落ち込まないで下さいよ!普通だったらもっと醜悪な物に変わる事の方が多いってオサムちゃんが言ってました!!だからラッキーだと思いましょう!ね?」
『うむぅ…』
まだ納得はできてなかった。だが受け入れなければいけないという事は自覚していた。うーむ、矛盾…
「にしても随分と服ぶかぶかですね…」
今の俺の格好は大きなシャツを一枚着て、その下に下着を身に付けるというものだった。シャツはオサムちゃんのものだ。真っ白なとんでもなく大きいシャツは俺が着るとワンピースのようになっていた。
『贅沢は言えまい…まぁ、うん』
「あ!そうだ!私が服を買ってあげます!!どうですか?」
『いやいや、別にそこまでして貰わなくてもよい。普段は元の姿で過ごすつもりだしな。』
『え!じゃあセン様の着せ替えとかは…』
「残念ながらお預けだ」
「そ、そんなぁ〜」
あ、こういうやり取りいいかも…うん、なんか新鮮だ。ずっとこの平和な時間が続けばいいのに…
ふふふ、いつもだったらここでこの雰囲気をぶち壊すような乱入とかがあるが今日は大丈夫!だってフラグを一切建てていないから!!
あれ?これってフラグ建設になるのかな?
そんな事を思いながら角を曲がった時だった。
『ぬ!…』
「いってっ!!」
角を曲がったら誰かとぶつかった。ラブコメかよ!?と思わず突っ込みたくなったが我慢した。
『す…すまぬ!えっと……え…』
全身から血の気が無くなっていくのが自分でも分かるくらい(サァーー)と言う表現が似合う感じで俺は止まった。
そこにはまたもや大量の女を引き連れたあの勇者(笑)がいたのだ…
「いえいえ別にいいで…すよ…」
止めろよ?間違っても俺にプロポーズとかするなよ?これは振りじゃないからな?本っ気で止めろよ?
「失礼ですがお名前を?」
止めろぉおおおおおおお!!!!!名前を聞くんじゃない!!!背筋がゾクゾクするわ!!
『え、えーと…我は先を急ぐのでな…えと…』
「このお方はセン様です!!」
エレーナちゃん?わざと?
「ほぅ、センちゃんと言うのですか…」
次ちゃん付けて呼んだら殴る。
『も、もう用は無いか?だったら我はこれで…』
「待って!センちゃん!!」
「っらぁああ!!」
「ガフッ!!」
「「「「勇者様ー!?」」」」
俺のアッパーが勇者(笑)に綺麗に決まった。
控えめに言って、死ね
『ほら、行くぞ』
「えっ!で、でも」
『いいから、行くぞ』
俺はエレーナちゃんの手を取り街中を走り去っていった。
「ふっ、ふふふ…惚れたぜ」
不安の芽をそのまま放置していた事をセンは後で全力で悔いる事になるのだがそれはまだほんの少し先の話である。




