二十一話 我、教官?になる
皆さんのおかげで1万PV突破ですっ!!
この調子で頑張っていきます
by( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ
天を仰ぐ…うん、よく晴れてるな……雨…降ってないよな…うん、うん、
兵士達に戦闘を教える初日、俺は絶望的な気分で兵士達が来るのを待っていた。
「じゃあ、明日…またこの場所で!えーと…正午くらいから全員で伺いますね!!」
『えっど…』
「楽しみだなぁ!」
「おうよ!伝説の獣に稽古つけてもらえるなんて誇らしいぜ!!」
「早く明日にならないかなぁ…」
兵士達は口々にそう言いながらその場を去っていった。
「な、なんだ…その…頑張れよ!」
「えーと…が、頑張って下さい〜…では!」
「………」
「頑張って下さい!!セン様なら楽勝です!では!!!」
冒険者のみんなは口々にそう言いながらそそくさとその場を去っていった。裏切り者どもめ…
ん?
え…これって…俺、またこの場で寝なきゃいけないパターン?ふかふかの場所で眠るのはまたお預けですか!?
ちっくしょぉおおおおおおおおお!!!
『ヴォオオオオオオオオオン!!!!』
と、まぁ事の顛末はこうでした。(まる)
はぁ、何でこんな事に…ご飯だってまだ食べてないし、お腹減った…
モンスター狩りに行こうにも約束あるしなー…破るのはなんか嫌だし……はぁ
それから一時間後…本当に正午に兵士達がやってきた。もっと早く来て欲しかった。
「セン様!此度はありがとうございます!私は戦士長をやらせてもらってます ハロルド と申します。以後お見知りおきを」
『うむ』
「して、今回は手合わせでもしてくれるのですかな?」
『そのつもりだ』
「それはありがたい!こいつらをしっかりとシゴいてやって下さい!」
はっはっはっと笑うハロルドさん。いやー…ね?十数人だったらそのつもりだったんですけども…
流石に数百人相手は拷問すぎやしませんかね?泣きますよ?俺?そろそろ泣きますよ?
「よし!お前ら!!この伝説の魔獣様が相手をしてくれるのだぞ!!死ぬ気でかかれぇ!!」
死ぬ気で来るのはやめて下さいお願いします俺が死んでしまいます。
「おぉおおお!」
「大地に眠る精霊たちよ……!」
「俺の剣さばき…しかと見よっ!!」
口々に叫びながら兵士の方々が押し寄せて来る。
『ぬぅん!!』
俺は取り敢えず逃げた。
つもりだった…
上空に逃げようと思って思いっきりジャンプしたのだが、その衝撃波で兵士達が吹き飛び、それぞれ頭などを打ち気絶していった。俺はと言うと…上空何メートルになるか分からない所まで飛んでいた。そりゃもう高く…
『わー…雲の上って気持ちいいな…』
落ちる
『ぎゃあああああああああ!!!!!!!』
着地っ!!…失敗っ!!!足捻った!
痛みに耐えつつ周りを見渡す。すると、数百人いた兵士はほぼが倒れ、残ったものも何かを杖代わりにして辛うじて立っているといった感じだった。
『うーむ、これは一体…』
「セン様っ!!」
『は、はぃ…』
「素晴らしいです!!」
あちゃーそっち方面にとっちゃったかー!まだ、「何て事をしてくれるのですかっ!?」の方がマシなのに…
「衝撃波だけでこやつらを全滅させるとは…いやはや、伝説の魔獣と謳われるだけはありますね」
『う、うむ…』
「この調子で明日からもお願いしますね!」
『いやだな…その…』
「あ!そう言えばセン様にと極上の獣肉を用意したのですが…肉、大丈夫ですかね?」
『明日からも皆ビシバシと鍛えてやろう』
「あ、ありがとうございます!で、肉は大丈夫…ですかね?」
『勿論イケるぞ!!!』
悲しいかな、食欲は誰にも抗えないのです




