十二話 我、人を助ける
今回はちょっとばかしシリアスなシーンが多いです(´pゝω・)
煎餅を食べた後に牛乳を一口…これ至福なり。
どんどん太ってゆく…
by( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ
恐らくとんでもなく強い女騎士?から逃げて三日経った。この体は毒の木の実とかもイケたらしくて最近の主食は毒々しい木の実一色となっていた。
そう回想しながら必死に探し回って採ってきた木の実をまた一つ口に放り込む。
うん、うん、うん、
そのうち気が狂って死ぬんじゃないかな?俺
体に異変は無くともこれはクソ不味い。何だろう、口に入れる時にほのかに牛乳の腐ったような臭いがする。
いやね?いらねーから、誰が食べる時に牛乳の腐った臭い求めた?もうやだ…この生活…
狩りに行けばいいじゃねーか?と、普通なら思うだろう。いや、狩りなんかしてたら俺の事を未だに追っかけてる騎士団に囲まれてタコ殴りにされて死にますからね?
俺の事を全裸で追いかけて来た女騎士様も騎士団の一員だったらしく、一旦別行動でもとっていたのか、今はあの騎士団と合流していた。
ん?何で知ってるかって?そりゃあ…もっかい追いかけられたからだよ…
もはやトラウマものだ。
みんなして血眼で俺を追って来るんだもの。
俺が吠えただけで戦意喪失した騎士団(笑)達はそんなに怖くなかった。だけどあの女騎士様がいるとなれば話は別だ。
たとえ俺が女騎士様と戦えたとしても、他の騎士団員に殺されるだろう。彼らも曲りなりとも騎士団なのだろうから一応剣の腕とかは確かだと思う。
そんなこんなで俺は木の実だけの生活を送っていた。木の実だけなら見つけたらサッと採って逃げればいいだけだしね。
寝床はたまたま見つけた洞穴を利用している。雨風は凌げるし、騎士団の連中が入ってきても音で起きる事が出来る。
洞穴さん…あんた最高やで。
さて、そんな事を考えながらマッズい木の実を食べていたらいつの間にか完食していた。
いくら不味くとも腹は満たされた。
外は既に日が落ちて暗くなっている。
…寝るか…
明日の食糧をどう確保するかを考えながら俺は深い眠りに落ちていった。
翌日
起きる。起きたての硬くなった体をほぐしながら外に出る。
出入り口を、騎士団が囲っている…なんて事はなく、俺は内心少しホッとしながら木の実を探すために森に入っていった。
二時間ばかりは経過しただろうか…
俺は意外と沢山採れた木の実を背中に背負いながらホクホク顏で一旦木の実を洞穴に入れるために歩いていた。
…め……て!……
声が聞こえた。
女の声だ。これは助けを求める声だと直感で悟った俺は背中にあった木の実が落ちる事など気にせずに声がする方へと走っていった。
おいおい…マジかよ…
声がする場所に辿り着いて見た光景は実に胸糞が悪くものだった。
俺を追いかけてきていた女騎士様を騎士団の連中が強姦しようとしていた。
女騎士様も剣を置いたら可憐な女の子なのだろう。そう思えるほど可愛い容姿なのだ。しかし、剣を置いたら文字通り《女の子》なのだ。今、剣を奪われて押さえつけられている状態でどのように抵抗出来ようか。
「いやぁああ!!!」
女騎士…もとい女の子が必死に叫ぶ。
「助けを呼んでも無駄だぜ…この生意気なクソガキが!!」
騎士団の男達はげびた笑いを浮かべながら女の子を拘束している。
俺は我慢ができなかった。俺はその場に降り立つと剣を持っていない男達を一瞬の内に噛み殺し、踏み潰した。
…俺は勝った喜びでは無く、初めて人を殺した罪悪感とともに泣くように雄叫びをした。




