0087 天を仰いで嘆く
大軍の陣列の前で、盧安と穆塵飛は十分ほど話し合った。その十分ほどの間に、双方は腕に表示された光幕を見た。盧安は後方の仲間に伝達を終え、穆塵飛は盧安のボスが自分をどのように配置するかを理解しようとした。
遠くで待機していた大軍は、驚きの目で盧安が直接立ち上がって去っていくのを見た。穆塵飛には何もしていないように見えたが、目的を果たしたかのように去っていった。
そして穆塵飛も自然に振り返り、自軍の方へ歩き出した。彼もまた、背後の盧安を少しも気にしていない様子だった。
荒れ野で、二人は背を向け合い、互いに遠ざかっていった。傍らに転がる百人以上の負傷兵が落とした火縄銃、水筒などの軍需品や、まだ消えやらぬ硝煙の匂いに目をつぶれば、盧安と穆塵飛はまるで偶然出会った旅人のようで、道を尋ね終えた後、互いに別れていった。
盧安の姿が次第に遠ざかると、雲瓊軍團の見守る兵士たちは、仙人を訪ね遭ったという伝説を思わず思い起こした。新たな伝説が、またこの世に広まろうとしていた。
予見できるのは、数年後、ある野史にこう記されることだ。太虚十六年、雲瓊王が巡行中に一人の少年に出会う。少年は弓を持って王を射ようとし、王はそれを避け、少年は追いかけて東へ四十里行く。王は軍を率いてそれを阻もうとしたが、果たせなかった。王は軍士たちが無実であることを思い、少年の四歩以内まで近づき、数言語り合った。少年は興が尽きて帰り、王もまた帰った。王は左右の者に嘆いて言った。「紅塵は捨て難し」と。
盧安のもとから戻ると、穆塵飛は瓊玉の手を固く握りしめ、優しく言った。「終わったよ、家に帰ろう」。
盧安の予演能力の使い方を知った後、穆塵飛はそれを真似しようとは思わなかった。この能力は使うのに疲れすぎる。時間は最も尊いものであり、同じく使用者にも時間を尊重することが求められる。
もちろん、穆塵飛は予演能力でもう一つだけ最後のことをしようと考えていた。若く血気盛んだった彼は、自分は愛とは何かを知っていると思っていた。しかし、この出来事を経験した後、彼は愛をより深く理解するようになった。能力が消えるまでのここ数日のうちに、自分の周りにいる多くの女性たちの中で、本当に自分を深く愛している人が何人いるのかをはっきりさせたかったのだ。
彼は読心術のような能力を集めたが、読心術で読めるのは浅い愛だけであり、人の心の強さは事に直面した時にしか現れない。だから、普段の状況で読心術によって読める愛は、危険な状況の中で守ることから示される愛に比べると、あまりにも浅薄なのだ。
盧安は穆塵飛が猶予を求めた理由を知っていた。だから、元一が制御権を握ったことを確認すると、盧安は穆塵飛のもとを去った。元一が再び出した任務——穆塵飛の能力使用が越境していないか監視するというものは、盧安は直接拒否した。こんな穆塵飛の後ろについてイチャイチャを見るような仕事は、やりたい奴がやればいい。
そして、盧安がこの任務を拒否したからこそ、元一は任務を早めに終了させた。盧安は朔城において無人の境を行くが如く、東へ穆塵飛を四十里も追い、軍隊すら阻むことができなかった。このような事態は大きくなりすぎた。
封建社会に仙人が現れると、皇帝や支配者たちは最も純朴な長生の目的から、すぐに仙人を探し、万岁万万岁になろうと試みる。この時代の星空人類は成熟した幹細胞技術を持ち、確かに長生を実現できるが、戎星人は長生の責任を知らず、望みもせず、ただ長生の権利だけを求めるため、星空人類は直接戎星人との接触を避け、言い換えれば、すべての追放区域の人々との接触を避けている。
現在、盧安の出自は調査可能であり、北頜は流水幫を設立している。そのため、元一は事態の拡大を避けるために、カウントダウンを開始した。十時間後に、すべての時空傭兵は退場しなければならない。
同様に退場する他の二つの小隊もいるが、これらの小隊はこの二日間に何が起こったのか知らない。北頜の小隊は任務を受けた際に他の二つの小隊に通知しなかったので、突然光幕に現れたカウントダウンを見た時、新平絲たちは問い合わせた後、北頜の小隊がこの二日間で追加の任務を完了し、直接的に任務が早期終了できることを理解した。
今日、質屋の前は客でごった返し、新平絲が経営するこの店の商売は非常に繁盛している。彼女は半年の経営を無視して、奥の部屋に向かい、扉を押し開けて密室に入り、長らく待っていた仲間たちを見た。
全員がそろっているのを見て、新平絲は言った。「もうすぐ帰るよ。皆、もう知っているよね。」
「北頜たちは本当に不義理だ」と、左側にいたある時空傭兵がそう言った。
この二日間で、北頜チームは誰にも知られずに追加任務を一つ達成した。間違いなく高ランクの任務で、さもなければこの通常任務が早期終了するはずがない。高難度任務の達成報酬は、羨望の的にならざるを得ない。その任務とは何か?達成難易度はどれほどか?この任務を受けていない者には見当もつかないが、二日で達成したことで、新平絲のチームは北頜のこの任務の難易度を甘く見てしまった。
新平絲が言った。「ああ、まさか彼らが陽動戦術を使うとは思わなかった。だが、彼らが良い話があればいつでも我々を誘ってくれると期待する方が甘いんだ。」
その時、新平絲の光幕が点滅した。陸成からの通信が入ったのだ。新平絲はチームメイトに静かにするよう合図し、通信をつないだ。
陸成が言った。「もうカウントダウンが出ているな、見たか?」
新平絲はうなずいて言った。「見たよ。それで、まだ終わっていない計画があるのか?」
陸成が言った、「穿山甲は強化の機会がなくなったんだな、そうだろう?」
新平絲は小さくうなずき、残念そうな表情を浮かべて言った。「仕方のないことだ。彼のこの任務は惜しいものだった。」
「あなたたちの組織には彼を勧誘する意向がありますか?」
新平絲は首を振って言った。「今のところはまだだ。私たちの組織は今のところ遠距離攻撃要員が不足していない。」
陸成が言った。「私たちのチームには索敵ができるサポートが必要だ。彼が適任だと思う。彼が才能を少し変えれば、私たちの名簿条件を満たせるはずだ。もしあなたたちが彼を勧誘しないなら、私が勧誘しに行く。」
新平絲が言った。「うん、成功を祈るよ。そうだ、私も彼に一つ尋ねたいことがある。」
陸成は新平絲の心を見透かしたかのように、淡々と言った。「なるほど、女の好奇心は本当に強いものだな。」
新平絲は少し不自然に反論して言った。「まさか、彼らがさっき完了した任務の具体的な状況が知りたくないのか?私は元一に何度も尋ねたが、元一は『我々は任務の参加者ではないので、詳細を知る権利はない』という理由で断った。」
陸成は淡々と微笑んだ。これらの日々の付き合いの中で、陸成は新平絲をよく知っている。この二十代の若い女性は、普段はとても寛大で温和な性格だが、心の奥底には負けず嫌いな一面が隠れている。北頜たちが主要任務を遂行しているこの数日間、新平絲は全く気づいておらず、彼女の心の中には少しの不満が潜んでいたが、陸成には見抜かれていた。
新平絲の性格を見抜いた陸成は、恨みを買わずに口に出さず、ただ黙って心の中で評価を下した。
陸成が盧安を採用したいと思ったのは、盧安が不当な扱いを受けても冷静さを保てたからだ。盧安のこのような資質を、陸成は非常に高く評価していた。
陸成が黙っているのを見て、新平絲は自分の説明が内心の隠れた態度を露呈させてしまったことに気づいた。彼女はごまかすように「大丈夫か?」と言った。
陸成はうなずき、そして首を横に振った。
穆塵飛と別れた後、盧安は心身ともに疲れ切っていたが——丸二日間まともな食事もせず、快適な睡眠も取っていなかった——それでも気ままに荒野を散策していた。
任務が完了すると、盧安はほっと一息つき、全身の力が抜けた。目標を失うと、クラスター状態は大幅に低下し始めた。つい先ほど軍団と対峙した時、盧安はクラスター状態で百以上の同行異思の自分の分身がいたが、一時間後の今は、盧安はわずか十人に留めていた。試験中の状態と試験が終わった後の状態は、違うものだ。盧安は、毎秒百以上の同行異思の予演を維持し続けることはできない。とても疲れるからだ。
穆塵飛の軍隊と対峙した時、盧安は二十数人の死を引き起こし、多くは重傷による細菌感染で死亡した。盧安はかなり注意して急所を避けていたが、この時代の医療技術を過大評価していた。
二十人以上の死亡は、盧安にとって多くの時間が増えたことを意味する。待ちぼうけは最も辛い。これは明後日休みだと期待しているのに、まだ明日という一日があるような感覚だ。盧安はこの待つことの焦燥に苛まれている。もちろん、何かすることがあれば、この時間も退屈ではなくなる。盧安が毎秒十個の「同行不同思」の予演を維持しているのも、まさにそのためだ。
元一のカウントダウンを見ながら、盧安は再び顔を上げて空を見て、悠然と言った。「生命の権利を奪ったのなら、生命の責任を負わなければならない。」盧安は手を上げ、空に触れようとしたが、結局指先を流れる空気を感じるだけだった。
盧安は残念そうに頭を下げ、十数人の「同行不同思」の自分の中で感情を解き放つに任せた。
現実は盧安にとってこんなにも皮肉だ。この任務では、未来の人間に会うことはおろか、未来の人間の科学技術の場——神殿にさえ、入って見学することができなかった。
盧安がこの世界にいられる時間はもう七時間足らずだが、この世界の人類には数十年の時間がある。この世界の個人が努力を続け、神殿の審査を通過すれば、飛天の夢を実現できる可能性はある。しかし、戎星は封建制度を超えることができず、大規模に戎星の人類が審査を完了して星空に戻ることは不可能だ。戎星人類の歴史的進歩は大きな環境によって抑え込まれている。あるいは、彼らはこの環境に安逸を求め、もはや進歩しなくなったのだ……要するに、放逐区の人類は星空人類に追放された堕落者に起源を持ち、後者に外部からの力がなければ、再び星空文明の栄光を担うことはできないのだ。
今、戎星の人々にとって、星空は手が届きそうでいて、実際には遠く及ばない存在である。




