0059 入団
蒸気機関車が「ガタンゴトン」と進んでいく。その車両、積載量、速度は、二十一世紀の列車とは比べ物にならない。蒸気機関は牛が壊れた車を引くかのように、かろうじてワゴン車ほどの大きさの車両を牽引する。
これほど頼りない列車であっても、その輸送能力は封建時代の駄馬輸送を軽々と凌駕する。いかなる封建帝国もこの輸送力を手に入れれば、基本的に内部からの転覆は極めて困難になり、ライフル銃時代の無革命を完全に達成できるだろう。
車内には吐き気を催す臭いが充満しており、鶏糞、カビ、汗、足の臭いが混ざり合っている。しかも車内の換気は非常に悪い。
盧安は朦朧としながら十数時間、列車の苦難に耐え抜き、ついに四百キロ離れた綿城に到着した。
周期街の朝食屋で、盧安が粥二杯と饅頭数個をむさぼり食った後、司軒は盧安に言った、「私があなたを隊に連れて帰ろう」
軍糧だけで三日間をしのいだ盧安は、ついに組織を見つけた。
司軒のいる隊に到着した後、盧安は、もし単独で行動するなら、自由どころか、さまざまな面倒に直面することになると気づいた。
さて、司軒の隊は一体どのような準備をしていたか——まず、彼らは銀の延べ棒が入った箱を一つ持ってきた。銀は工業時代では硬貨とは言えないが、製錬技術の未発達な古代では立派な硬貨だ。彼らは20キロの銀塊を持ってきており、どの銀塊もきっちりと立方体に切り分けられていた。
この世界に降り立った後、5人のチームはすでに役割分担を済ませていた。情報収集を担当する者、資金調達の計画を立てる者、その金で現地の顔役を買収する者だ。資金調達の方法は単純で、現地の富豪の家に盗みに入ればよい。盧安が事前に尋ねてみると、彼らの誘拐や脅迫の手腕は非常に熟練していることがわかった。
北頜は盧安をじっくりと品定めし、こう言った。「ここは確かにSFの世界だが、君が想像しているのとは少し違う。まあ、まずは君の得意分野を教えてくれ。」
傍らの言藝が笑いながら口を挟んだ。「彼の特技は弓術よ。射撃の腕はとても正確なの。」
盧安はうなずき、同時に戦利品空間から自分の弓を取り出した。
この弓は風神弓で、高圧の気流を生み出し、矢を放つ際により強い推進力を与えることができる。
北頜の顔に一瞬の疑惑が浮かぶ。なぜなら、盧安が弓矢を取り出したとき、何もないところから取り出したからだ。まず、元一の交換体系では、虚空収納の道具は非常に高いレベルを要求するため、虚空収納のような道具である可能性は低い。次に、この弓は実体であり、エネルギー体ではなく、血の糸や肉体の色合いもないため、器に融合するような天賦ではないことを示している。
数秒後、北頜の顔には驚きの表情が浮かんだ。彼は盧安が取り出した弓をじっと見つめて尋ねた。「これは戦利品ですか?」
盧安はうなずいて言った。「前の任務で手に入れたものです」
司軒は好奇心を持ってこの弓矢を見て尋ねた。「前の任務?これをどうやって手に入れたのですか?」
盧安はしばらく沈黙し、触れたくない表情を見せた。「任務の一つの事故で、奪ったものです」
北頜は司軒に言った。「戦利品は、他の空間に所属する輪廻者と死闘を繰り広げた末に奪取した装備だ。対応する任務に参加した時空傭兵だけが、その中の一つを他の任務に持ち込む資格を持つ。しかもこの装備は奪われることも、譲渡されることもない。」
北頜は盧安を一瞥し、司軒に言った。「彼が今この任務に入れるのは、その能力が当然のものだからだ。」
他の数人の時空傭兵はしばしの沈黙に包まれた。沈黙の理由は、盧安が得た褒賞があまりにも良すぎ、その場にいる皆と比べて、というものだった。
言藝は盧安に尋ねた。「戦利品は、誰もが持っているものなのかい? つまり、君が参加したあの任務でだ。」言藝は、盧安が前回の任務で誰と一緒にいたのかを知っている。
人はいつも逃したものを気にするもので、しかも得られた利益ばかりを見て、その過程やリスクを無視しがちだ。十四歳の少年盧安が李三祥に従って素晴らしい報酬を得たのを見て、言藝はどうしても一喜一憂してしまう。
言藝の返答に対し、盧安は頷き、さらにこう付け加えた。「基本的にはあの二人の手柄です。」
司軒は言藝がさらに問い詰めるのを遮り、盧安に笑顔を向けて言った。「まあ、運が良いのは誰もが羨むことさ。」そう言うと、彼は北頜の方を向いて言った。「彼にこの世界の状況を説明してあげてくれ。」
北頜は頷き、盧安に言った。「君は我々のチームで遠距離攻撃の任務を担える。」
続けて、北頜はこの任務の現状について説明した。関連情報は、他の時空傭兵がこのプレーン内の他の惑星に入った際の情報のまとめから得られたものだ。
ミッション概要の内容と同じで、ここは確かにハイテク次元であり、地球文明が二万年発展した後の世界だ。
しかしながら、二万年の間、人間の優れた性質はより良く向上発展することができなかった。
人間の優れた性質とは、勤勉で勇敢、刻苦奮闘、開拓進取、失敗や未知に直面して最後まで敢然と立ち向かうことを含む。ただ環境に耳濡目染し、潜在的な影響によってのみ、次の世代を改造できる。そして次の世代が環境の影響による性格を実践してこそ、これらの美徳を真に継承できるのである。
しかしながら、この宇宙時代の人類はこの環を欠いている。この最も重要な環が、後の星間新世代を、たとえ長い生命の過程で大量の知識を身につけても、人工知能の奉仕を享受することに熱中させるようにしてしまった。
しかし、文明のトーテムの影響力は彼らに対しては機能しなくなった。地球時代の人類に対して強大な影響力を持っていた理念に対し、彼らはシニカルな態度で応じ、次々とこれらの理念は無用だと公然と表明し、過去の戦争の流血と犠牲を完全に無意味だと批判した。
宇宙時代の第三世代の新世代には、すでにこのような思想が芽生え、このような理念が存在していた。二大人類文明は当初、このような思想を放任していた。暇人を養っても特に資源を消耗するわけではないからだ。しかし、放任された思想は雑草のように次世代に蔓延していった。
第五世代の新生代では、多くの者が既にそう考えるようになっている。多数が少数に従う原則に則り、それらの過去の歴史的理念は完全に覆され、腐敗し古臭いレッテルを貼られようとしている。だが、もし未来を投票で決められるのなら、戦争など何のためにあるのか?人類の歴史において、多数が少数に勝利した戦争は数えるほどしかなく、その僅かな成功例も、全て未曾有の新制度の出現に基づいていた。歴史の真の法則は、多数が殺し尽くされ、戦前の少数が戦後に多数へと変わることだ。もし未曾有の新制度が現れなければ、戦後も過去に現れた制度で発展し、その結果、やはり多数が淘汰される。
千年以上続いた東西文明間の交戦は一段落し、代わりにそれぞれの内部での内戦が始まった。これは、歴史的理念を堅持する少数派が、理念を忘却することを決めた多数派を鎮圧する戦争である。
戦争の結果、人の数が多くても無駄であることが証明された。理念を堅持する必要はないと考えた星間移民たちは、元神または神格を除去され、各星に追放された。
戎星、この星はかつて星間戦争で激しく争奪された星であり、その名前からもそれがわかる。東西文明が宇宙で和解し、内部問題の解決に着手するようになってから、この星は追放者の星となった。
時はこうして九千年が経過し、真実は戎星の伝説の中ですでに完全に変わってしまったが、伝説からある程度知ることができる。
東西の人種は戎星の二つの大陸に分かれて居住している。東方大陸の伝説では、一万年前、天界の神人が増えすぎたため、天帝が天上の神人を地上に王として封じたという。一方、西方大陸の伝説は聖書の丸写しで、人類はエデンの園から追放されたという。
二大文明の内戦で、少数派が勝って文明のあるべき理念を確立したとはいえ、堕落が停止したわけではない。
近千年来、戎星では「只羨鴛鴦不羨仙」、「仙女下凡」といった伝説が頻繁に現れているが、これはまさに星間人類社会が大量の堕落者を頻繁に追放していることである。伝説はすべて美しい、なぜなら伝説はすべて下凡者と凡人の評価に由来するからで、これらの伝説は大同小異であり、内容は基本的に「凡間の生活が神人を引き付けた」というものである。皮肉なことに、これらの内容と「うっかり何かをなくして、平気を装って『いらない』と言う」という論理は同じである。要するに、追放は一度も停止したことがなく、堕落もずっと発生し続けている。
「しかし、神は凡界を諦めてはいない」と北顎は盧安に言った。「堕落は常に発生しており、飛昇も常に発生している」
北頜は空を指さした。「星空の中を移動する発光体が見えるだろう。地上の原住民はあれを星宿と呼んでいるが、実は人工衛星だ。衛星は地上の発射システムが運搬船で燃料補給や物資メンテナンスを行う必要がある。大洋の中にあるこれらの地上発射システムこそが、俗世で言い伝えられる海外の仙島なのだ。」
「そして今回の任務で我々が向かうのは神殿だ。」北頜は続けて説明した。「神殿こそが今回の任務の核心であり、皆に強化の恩恵を与えてくれる。神殿はこれらの者が修得した自然科学の知識を審査し、同時に仮想空間に送り込んで知識の総合運用を考察する。この一年の間に、皆はしっかり学ばなければならない。」
北頜はまるで旅行団のガイドのように、盧安にここで準備すべきことや注意すべき各事項を紹介した。
参加者の審査が通ると、神殿はいくつかの対応する強化を与えます。これらの強化は非常に限定的で、例えば、もし全身の筋肉細胞の強化を選択し、より強い爆発力を求めるなら、筋肉細胞の電極化強化を選ぶことはできません。いわゆる筋肉細胞電極化とは、すべての筋肉細胞を小さなバイオ電池に改造し、直列につなぐことでデンキウナギのように強力な電圧を生み出すものです。しかし、もし筋肉細胞の機能が激しい収縮である場合、前述の能力と重ねることはできません。なぜなら、筋肉内に収容できる構造には限りがあり、発電の構造があると、力を生み出す構造が圧迫されるからです。
また、身体機能の維持という問題もあります。一般的に、脚の力を強化すると、腕の力を強化できなくなります。なぜなら、体内循環がそれ以上強力な部位を支えきれないからです。まるで軍事要塞を拡張するなら、同時にすべての後方支援を強化しなければならないのと同じです。もし全身の筋肉を全面的に強化するなら、血管を広げ、心臓を肥大させ、最終的には全身を強化しなければならなくなります。このまま強化し続けると、最後には霧人のように巨大になってしまいます。
「また、神人考核は現在の吉王朝に独占されています。吉王朝はもちろん強化者に自らの政権へ奉仕してもらいたいため、神殿に入るための定員を管理しています。封建王朝ですから、制度は所詮そんなものです。というわけで、私たちは次に十分な金銀を貯めて、定員を買えるようにする必要があります。」




