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無窮重阻  作者: 核动力战列舰
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0057 神話時代

 枠のオークションはすぐに終了した。三人の貴族は、自分たちが引率してきた平民に簡単な説明を済ませ、枠を獲得した平民たちが次々と入場を始めた。群衆は自発的に後退し、これらの幸運な者たちに通路を空けた。同時に、人々は辺りを見回し、一つの枠をいきなり奪い取った者が一体誰なのかを確かめようとした。


 幸運な者たちの中で、司軒(スー・シュエン)と言藝(ヤン・イー)は周りの羨望の眼差しを受けながら、口を閉ざして黙っていた。


 世の人は他人の得ばかりを見て、その代償を見落とす。司軒(スー・シュエン)と言藝(ヤン・イー)が育成を受けたのは、多くの条件が付いていたからだ。そしてその条件が何であるか、傍観者たちは知ろうとも思わず、ただ華やかな面だけを気にしている。


 人込みの中の盧安(ルー・アン)は巨大な光柱を見て、前に立ちはだかる人垣に仕方なくため息をついた。このままの混雑が続けば、自分はこの任務に入れないだろう。


 しかし、盧安(ルー・アン)は白露(バイルー)が任務中に元一(ユエン・イー)と条件を交渉していた光景を思い出した。そこで、彼は元一(ユエン・イー)の光幕を開き、自身の要求を述べた。


 元一(ユエン・イー)は、これくらいの小さな助けなら喜んで引き受けてくれた。元一(ユエン・イー)から肯定の返事を得た後、盧安(ルー・アン)はほっとし、元一(ユエン・イー)の光幕上の選択肢で確定ボタンを押した。瞬間、人混みの中の盧安(ルー・アン)は一筋の光となり、光柱の中に消えていった。


 これにより、人々から驚きの声が上がった。人混みの隅で司軒(スー・シュエン)はその光線を見て、足を止めた。隣にいた言藝(ヤン・イー)も足を止め、司軒(スー・シュエン)に尋ねた。「さっきのは穿山甲(センザンコウ)?」


 司軒(スー・シュエン)はうなずいて言った。「うん、彼が任務で追加観察する必要がある対象だ」と言った。その後、司軒(スー・シュエン)は光柱の中へと足を踏み入れた。


 光柱は無限に上方へ伸び、上の井戸口が高速で変化していた。こうして時空傭兵たちは今回の任務世界に到達した。


 広大な星間空間では、多くの宇宙船が各惑星の間を行き来している。地球年で大まかに計算すると、この位相の人類の恒星間輸送システムは、すでに二万三千年も稼働している。このように長い時間の中で、人類文明は西暦時代から宇宙時代へ、そして今や神話時代へと移り変わった。


 この位相の人類文明は、結局第三次世界大戦が起こり、続いて第四次世界大戦が勃発した。戦争は2401年まで続いた。地球は傷だらけになり、放射能汚染は合格レベルに下がるまで三百年を要する。劣悪な地球環境と資源枯渇の脅威にさらされ、人類は地球の揺りかごから踏み出す決意を固めた。


 21世紀初頭、人類の航空宇宙技術では、月や火星に着陸船を送り込むのが精一杯で、月面基地の建設すら遠い夢だった。しかし25世紀になると、人類の宇宙基地はますます大規模化し、自動化工場へと変貌を遂げていた。


 自動システムは定期的に鉱物を採掘・精錬し、地球上の人類はコンピュータチップの供給とデータ通信制御さえ行えば、これらの地域の開発を維持できるようになった。その自動化された生産規模は、膨大な水準にまで発展していた。


 しかし様々な問題、特に人間の輸送コストーーが高すぎる問題のため、有人宇宙基地の設計は棚上げされた。第一に、人間が冬眠しなければ、数か月分の飲食物資は地球周回軌道ステーションの数十隻の宇宙船の輸送量に相当する。第二に、人間を送っても宇宙ステーションの運用を完全に解決することはできず、依然として地球上の人々がデータ制御によってこれらの自動生産が直面する諸問題を解決する必要がある。


 そこで需要に応じて、人類の技術はさらなる進歩を始めた。25世紀前半、東方の「元神計画」と西方の「神格計画」が同時に開始された。25世紀末までに、東西文明は同時に成功を収めた。


 これら二つの計画は技術的に一つの目標、すなわち意識保存計画である。


 元神計画は、長さ5センチメートル、直径4ミリメートルの細長い人工物10個を脳に挿入する予定である。この人工物は、脳細胞とタンパク質情報保存システムを混合して構築される。これらの人工物はすべて、多数のグラフェン材料で構築された細胞類似のグリッドに格納されている。一方、神格計画は、直径3ミリメートルの球形人工物67個を人間の脳に埋め込む予定である。


 もちろん、これらの人工物の製造方法は同じである。技術的な考え方は、脳細胞を再配列し、自己意識の居場所を作ることである。そのため、これらの計画に参加する人間は、深い睡眠状態に入った後、思考が人造脳にロードされる。最後に、この人間の意識が覚醒している状態を保ったまま、人造脳を自然脳から取り出し、栄養エネルギー供給体に詰め込み、脳槽の中の脳状態へ移行させる。これが新しい宇宙輸送人類のキーテクノロジーである。


 二十一世紀、人間は「脳だけを送る」ことは不可能で、太ももや腕、胴体など燃料を消費するものもすべて宇宙に打ち上げなければならなかった。そして、宇宙空間で人間の生存、さらには生活を保証するには、一連の生命維持装置が必要になる。その莫大なコストーーのために、西暦時代の宇宙技術は一時的にボトルネック状態に陥った。しかし、二十五世紀末には、人間の輸送の考え方は、単に思考容器を輸送することになった。


 乗客の目的地が惑星上なら、事前に乗客の遺伝子から培養した身体を準備し、対応する乗客の人工脳のロードを待つことができる。これは、人間全体を輸送してきたことに相当する。目標惑星で新たに身体を育成する方が、身体を輸送するよりもはるかにコストーーを節約できる。同様の考え方は、二十一世紀の米軍の輸送で見られる。兵士と武器を別々に輸送し、兵士を目的地に運んだ後に、その場所の武器装備を受け取る。


 要するに、第四次世界大戦を生き延びた二大文明は、それぞれ宇宙への領土拡張を進めていた。二十五世紀の人類は、月、火星、金星、さらには木星や土星の一連の衛星に自動化工場を建設した。一部の金属小惑星は、これらの自動化工場によって宇宙空間で直接宇宙船へと改造された。そして、宇宙における「領土拡張」は、数万の人間の脳の容器と遺伝子データを搭載した移民宇宙船によって遂行された。したがって、第四次世界大戦後、地球上の領土はもはや重要ではなくなっていた。


 2596年、人類は宇宙時代に突入し、西暦の時代は完全に幕を閉じた。これは大変革の時代であり、伝統的な国家は消滅し、空間的な領域はもはや重要ではなくなり、人々の心の領域が最も重要になった。


 宇宙時代の人々は地球上の領土概念を持っていないが、それはその概念が虚妄であることを意味しない。西暦時代に広大な領土を持っていた国々は、宇宙紀元においても人心の掌握に優れている。西暦時代に領土を守り抜く能力があった者だけが、宇宙時代において自らの人心を守る資格を持つ。逆に、西暦時代に領土が小さく、定見がなく、自信のない小国寡民であったなら、宇宙時代にどうして一つの文明を支えることができようか。


 宇宙時代の幕開けとともに、大戦で生き残った小国の国民の多くは、文明という概念はもはや重要ではなく、虚構のものに過ぎないと考えた。結局、皆が大統一されたのだから。しかし、まさにその逆で、宇宙時代において文明という概念はかつてないほど重要になっている。宇宙時代の人々は、心を一つにして共に努力し捧げることのできる象徴、精神的な支柱を必要としている。


 共に甘んじることは容易いが、苦楽を共にすることは、21世紀の小国の国民たちには想像もつかないことだ。21世紀の小国の国民たちは、基本的に福祉の良い国があればこぞって群がり、大きな集団のために奮闘する考えなど全くない。しかし宇宙時代には、まさにこの精神的な象徴が必要であり、人類の中で責任を負うことを厭わない人々を結集させるのだ。責任を負うことを厭わない人々こそが、この時代の基盤である。


 時代が発展するには、いかなる歴史的過程も欠かすことはできない。21世紀において第一次・第二次産業革命を達成できず、そのまま第三次産業革命へと飛び込んだ小国たちは、結局のところ変革に耐えられないのだ。


 宇宙時代初期の探検が過去のものとなった後、人類は再び戦争を勃発させた。今回の戦場は星空であり、その激しさと規模は空前のものだった。どんな小国も消滅し、地球上のこれらの小国はまさに歴史用語と化した。戦争の中で、大文明だけが生き残った。そしてそれに献身しようとする人々の支えの下、大文明は宇宙で比類なき輝きを放った。


 戦争は千年以上も続いたが、決着はつかなかった。戦争の中で、双方の領域はますます広がり、底力はますます強まり、相手を完全に滅ぼすことが次第にできなくなっていったからだ。ついに、二大文明は戦争を停止した。その理由は人々が戦争に疲れたからではなく、双方の新世代が進歩を放棄しつつあったため、二大文明は内部の重層的な社会問題に着手するために和解を望んだのだ。


 しかし、千年にわたる戦争を経て、地球から持ち出された人心は徐々に散り散りになっていった。宇宙時代の新世代は物資の豊かな時代に生まれたが、苦難の中で努力を惜しまない精神はますます希少になっている。二つの文明は黄昏の状態に入り始めた。


 西暦時代、人間の寿命が無限ならば人口は爆発的に増加すると考える者もいた。しかし宇宙紀元では、人口爆発は起こらなかった。人類の上層部の目には、人口を製造する必要すらなかったからだ。責任感を持たなければ、これらの新人口はロボットにも劣る。なぜならロボットの生産量は無限であり、ロボットの生産と使用にはいかなる道徳的責任も負わなくて済むが、自分と遺伝子が似た同類を大量に製造することは、製造者に長い文明史から生まれた道徳的責任感を背負わせることになるからだ。


 黄昏の中にある人類文明は、神話時代を迎えた。

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