0519 時に冴え、時に間抜け
商衡は霊具を鑑定台の前に並べた。一つ一つの霊具に十分な電力を注ぎ起動させ、鑑定室内に光線、炎、液体空気を発生させる中、鑑定師は霊具の等級を一つひとつ確定しながら、横目で商衡のトラベルバッグをちらちらと見ていた。
霊造師は毎月一定の資源を受け取り、その後、霊具を納品しなければならない。これらの資源は多く受け取ることができるが、割合に応じて納品しなければならず、受け取った分だけ割合に応じて納品しなければならない。もちろん、技術の優れた霊造師の中には余分に製造し、それを個人的に売りさばく者もいる。
ただし、商衡の旅行バッグの中身については、彼らは詮索することができず、商衡も説明するつもりはない。
商衡は今日任務を納めに行くつもりだ。自分が受け取った資源に応じて、六十個の三级霊具と四個の四级霊具を納品しなければならない。しかし、商衡は一百二十個の三级霊具と十個の四级霊具を納品する準備をしている。これはすでに相当に驚くべきことである。多くの人の状況と比較すると、三级霊具を製造する際に、納品基準の二倍を達成することは、五级霊造師でなければできない基準である。高等霊造師だけが、低等の霊具を製作する際にミスを少なくすることができる。そしてミスが少なければ、大量の材料を節約できるのだ。
商衡の家にはまだ大量の霊具が寝かせてあるが、もう全く出荷する勇気がない。今見つけたこの非公開の出荷ルートでも、少量だけ出荷している。もし大量に出荷すれば、これらの者たちに、自分が材料を盗んでこれだけ大量に製造しているのではないかと勝手に推測されるかもしれない。
もちろん、これらの人々はすぐに通報はせず、弱みを握って自分をコントロールしようとするだろう。霊具の商売は利益に関わることで、利益の面では商人はつけ込んでくるものである。これが、商衡がスーツケースから手提げ鞄を一つだけ取り出した理由だ。なぜなら、このルートはせいぜいこれだけの量しか受け入れられず、もっと多く出すことは自分にとって安全ではないからだ。
そうではあるが、商衡が一度に二十数個もの霊具を放り出したのを見て、見識が広いと自負する一眼準も驚かされた。この居住区でも霊具の買取は行われているが、小さな市場に過ぎず、通常の霊具師が持ち出すのはせいぜい一、二個だ。商衡は一気に二十個も出した。これは材料利用率が極めて高いことの証明である。
一眼準は即座に考えを巡らせた。「このお方とは、ぜひとも関係を保たねばならない。」
一眼準が胸を高鳴らせた理由は単純だ。この地域の霊具市場において、最大の供給元は遊磁派という、その門派で正式かつ最大の販売部門である。なぜなら、遊磁派は鉄鋼、銅鉱石、レアアースといった非鉄金属の生産加工産業を独占し、原材料市場を掌握したことで、さらに霊具市場をも独占するに至っているからだ。
もちろん、中規模の供給業者もいる。これらの供給業者の背後には一つ一つの霊造師の家族があり、彼らは自分たちの材料ルートをひそかに安定させるため、門派に上納する分の製品を納めた後、商品を流出させている。各家族は時にグレーなビジネスを行うこともあり、万が一門派から警告や制裁を受けた場合、協力者を通じて材料や資金を調達することができる。
一方で、一眼準のここの取引は、最も小規模で非主流の供給業者に属する。供給が不安定で、途切れがちであり、また顧客の要求に応じて霊具を製作することもできない。今、商衡がこれほど多くの余剰霊具を持っているということは、この取引の規模はさておき、商衡には確実に安定した出荷能力があることになる。
その後の時間、ぼんやりとした商衡はこの抜け目のない商人の追従を受け、彼の連絡先を受け取り、今後大規模に霊具を製作する前に彼と連絡を取ることを承諾した。
この取引において、商衡はそれほど抜け目なく細かいところまで気にしていたわけではなく、ただ自分が霊具を売る際に大きく損をしていないことを確認し、弱みを握られないようにしただけだった。相手がどれだけ儲けるかについては、商衡はあまり気にしなかった。相手がある程度は儲けなければならないが、絶対に多くは儲けられないと分かっていたからだ。
思考支援の状態が現れてから、商衡は基本的に些細なことについて過度に考えることをしなくなった。時間が非常に貴重だからだ。商衡は思考支援を受けながら、空き時間には急いで他の自分たちを支援していた。例えば、補助霊具と剣術の連携について考えたりしていた。
だが、自分の核心的利益に関わる部分では、商衡側には避けるべき落とし穴がまだあった。そのため、商衡は時折抜け目なく振る舞わなければならなかった。
スーツケースを引きずりながら、商衡は游磁派に到着し、ここ数ヶ月で納品するはずだった霊具を引き渡した。納品した数が非常に多かったため、游磁派の責任者はわざわざ商衡の身分を確認し、それから恭しく報酬、つまり一枚の銀行クレジッ硝煙ードを商衡に手渡した。游磁派は霊造師にただ働きをさせるわけではなく、自派の者が仕事を受けることを奨励しており、当然報酬も支払われる。
商衡が報酬を受け取った直後、杜家の方は商衡が閉関から出たという知らせをすでに受け取っており、一本の電話がかかってきて、商衡に一度来るようにと要請した。
師の家族を相手にするにあたり、商衡は慎重にならざるを得なかった。游磁派の大広間で深く息を吸い込み、他の意識を支援するために派遣していた自身の思考を引き戻した。
三時間後、杜家にて、商衡は席に着いた。彼の隣には杜秀林、上座には杜岩が座っている。杜長峰は所用で数日間手が離せず、そのため出席はかなわなかった。
商衡は熱意にあふれた杜岩と、笑顔を無理に作る杜秀林を見て、すべてを悟った。先ほどの美人局の仕掛けも、すっかり推測がついた。
本当の馬鹿か、欲に目がくらんだ者だけが、このとき杜秀林の花のような笑顔の裏にある思惑を見抜けない。商衡はただ馬鹿に見えるだけだ。杜秀林がどんなに笑顔を作っても、時折見せる嫌そうな目つきは隠しきれず、商衡にお茶を差し出す際にも、明らかに手が触れないように避けていた。こうした振る舞いを、杜秀林自身は完璧だと思っていたが、商衡の目にはひどく痛々しく映った。
これは決して恥ずかしがっているわけではない。もし恥ずかしがっているのなら、女の子はあなたを避けるときにこっそりとあなたを見るものだ。しかし杜秀林のこれは甚だしい嫌悪感であり、完全に嫌っていると言っても過言ではない。
一方、杜岩が長々と話している間、杜秀林も笑顔を絶やさずに何度もうなずいていた。まるで父親の意思が自分の意思であるかのようだった。
商衡は心の中で悪態をついた。「これは爆弾を私に押し付けるつもりか?」
今の状況は、実は商衡の放任が招いたものだ。商衡は表面的には愚かそうに振る舞っていたため、杜岩はごく自然に商衡を何も知らない田舎者として見なし、自分の娘を紹介していたのだ。
杜秀林のような女性が、他の男性と曖昧な関係を持っていると、他の名家の子弟ならきっぱりと断るだろう。これが名家の婚姻で言う、女性の評判が悪いという状況だ。そして杜岩は目の前のこの馬鹿を騙せると思い込み、杜秀林も父に面従腹背で、密かに父が押し付けてきた相手を打ち負かす計画を立て、困難を打破して恋人蘇恆と結ばれる甘い夢を見ている。
この父娘は知恵比べをしながら、いつの間にか馬鹿面の商衡を本物の馬鹿だと思い込んでいる。
商衡は引き続き愚かなふりをしていた。二人が芝居を打っている最中、商衡は「ぼんやりした」様子で、突然、田舎者しか口にしないような要求をした。「ここ数日、外地に数ヶ月行かなければならず、戻って来られないかもしれません。杜女士も一緒にいらっしゃいませんか?私の家があちらですので、地元の者としておもてなしできますよ。」商衡の顔には期待に満ちた表情が浮かんでおり、まるで庶民の友人たちに何かを自慢したいかのようだった。
これに杜秀林はたちまち顔色を変えた。平民が集まる場所で数ヶ月も過ごすなど、この貴族の令嬢には絶対に受け入れがたいことだった。ましてや、杜秀林は今、心は蘇恆にあり、異郷に数ヶ月も行くことは、想い人と離れ離れになるのと同じだった。しかも、杜秀林はそのことを想い人にどう説明すればいいのかわからないと感じていた。
商衡からすれば、もし誰かが自分を陥れようとしているなら、この笑顔の裏に刃を秘めた人物を、慣れ親しんだ場から引きずり出し、勝手知ったる自分の土俵へ引き込んでしまえばよい。杜秀林がそれを嫌がるなら、当然の流れとしてこの縁談を断る口実にできる。
商衡の思惑通り、杜秀林の作り笑いの下から再び本心ではない色が滲み出し、商衡はすかさず杜岩に向けて気まずそうな表情を浮かべた。その顔は、まるで不用意なことを言ってしまったかのようで、実はとぼける段階から既に用意していたものだ。なるほど、この言葉に杜岩は返す言葉を失った。
場の空気は一瞬で気まずいものに変わった。杜秀林が、なぜ嫌がるのかと言い訳をしようとしたその時、商衡が先手を打って言った。「おそらく杜女士との間には、まだ少し隔たりがあるのでしょう。これからもっとお会いして、話を重ねていけば良くなると思います。」
この言葉は、杜秀林が数秒前に思わず見せてしまった不満の表情を説明しようとするのを遮った。この言葉のキーワードは「隔たり」であり、商衡が今後この問題を説明する際、すべてこのいわゆる「隔たり」に結びつけることができる。隔たりの原因と責任は、すべて商衡によってこの杜のお嬢様に押し付けられてしまったのだ。
杜のお嬢様は政略結婚を望んでいないが、商衡とて望んでいるわけではない。杜秀林は父の命令を断りづらく、商衡もまた杜長峰の意向をうまく拒否できない。ただ、杜秀林と杜岩には商衡の心の中にある辞退の意思が見抜けず、商衡は杜秀林に拒否の意思があることを見抜いていたのだ。
今に至るまで、商衡はまだかなり残念そうな様子を見せており、まるでヒキガエルが白鳥の肉を食べられなかったかのように、杜家と縁組できなかったことを悔しがっているようだった。これがまた、杜秀林の目に思わず軽蔑の色を浮かばせた。その表情が、ちょうど杜岩に見られてしまった。
見てわかるように、杜秀林は終始一貫して商衡の芝居に誘導されていた。杜秀林は商衡の一言の依頼で、不本意そうな表情を誘い出され、その後また商衡の低姿勢な悔しがりようで、軽蔑の表情を誘い出された。杜秀林はこれらの表情をうまく隠したと思い、素早く自分の笑顔で覆い隠したつもりでいたが、傍から見れば、極めて拙劣だった。
商衡はすぐに杜岩に困惑した表情を見せ、杜岩は苦笑いで商衡を見送るしかなかった。
客を見送った後、杜家の家主はすぐに自分の愚かな娘への叱責を始めた。「この世の中でお前だけが賢いと思っているのか?あの商衡はバカを装っているんだ!お前の大叔父が取ったあの弟子は、お前よりずっと抜け目がないぞ!」
杜秀林はぽかんとしている。




