0505 納税拒否
趙明意は刃物を手に取り、その大きな鳥を完全に解体し、上半身は返り血で染まった。
そばでは、骨が一本一本抜き取られ、羽毛が一枚一枚むしり取られ、すべて整然と並べられていた。巨鷹の両目は刃物で精緻にくり抜かれ、血管までもが細部まで鮮明に見えている。趙明意は解剖するような態度でこの巨獣を処理していた。
趙明意が半身を血に染めて解剖していると、周囲の人々は皆、かすかな畏怖の念を抱いていた。死んだ妖獣が蘇るのを恐れているのか、それとも趙明意自身を恐れているのか。
ともあれ、趙明意は大いに失望していた。この妖獣討伐は、まるでギリシャ神話における英雄の怪物退治のパターンに過ぎなかったのだ。自分と、自らを凡人だと思っている者たちとの間の隔たりは、依然として打ち破られてはいない。いや、もともと打ち破ることなどできなかったのかもしれない。極端に異なる身体能力が、同じ物質世界に存在する思考と思考の間の交流を隔ててしまっているのだ。
趙明意は肉をすべて分類し終えると、ノートに記録し、続いて地図にチェックを入れ、巨鷹の活動区域に魔獣がいないことを示した。確かに、この鳥はこの地域の食物連鎖の最高支配者である。
今、趙明意は自分が生物連鎖に与える影響について考え始めた。
趙明意は、自分とこの世界の魔獣との間にバランスが崩れていることを発見した。魔獣は自分に対して全く抵抗力がない。趙明意はまだ典籍に記載されている人形の大妖がどのようなものか知らないが、盧安の各意識体は今までに、頭を使うのが面倒な獣類魔獣にしか遭遇していない。
実のところ、彼らに知恵がないとは言えない。彼らの脳容量と知性は人間に劣らず、時にはちょっとした小計略を使うこともある。しかし、彼らはほとんどの時間、食べて満腹になると洞窟の中で怠けて寝てしまう。一方、趙明意は絶えずこの世界を観察し、思考し、観察したことのすべてを総括している。趙明意は捕食目標を定めた後、一ヶ月もの間、計画と準備を続けたのだから、当然、何も知らない妖獣を圧倒できるのだ。
元々知力と道具で妖獣に勝っていた趙明意は、今では体格にも驚くべき変化が起きていた。趙明意は、ここ数ヶ月で自分の食事量が指数関数的に増加していることに気づいた。有機物は腹の中に入ると、まるで圧縮されたかのように瞬時に体の各部位へと分配され、その後急速に体内へと消えていった。趙明意は、自分の身体が接続する暗黒物質の部分が物質を重ね合わせ状態へと変換する速度があまりにも速く、もはや消化というよりは、有機物の質量を直接抹消しているかのようだと感じた。
趙明意は門内の大比の光景を見たことがあり、門内の優秀な弟子たちの状況をよく知っている。門内のその弟子たちを参考にすると、今の趙明意はこれらの兄弟子たちを羸弱と形容できる。もちろん、同様に羸弱という言葉を自分の師門の先輩たちにも送ることができる。今の趙明意が唯一心配すべき危険は、天下にこぞって攻められることだ。
大鳥を完全に解体し終え、趙明意は馬車を呼び戻して、次の計画を策定し始めた。
天下に囲まれて殴られるより、囲まれる前に社会を解体してしまおう。
村に戻ると、趙明意は自分が税金を取られることになると知った。
うむ、普通の山村なら税金を取られることはないが、今回は郡の有力者たちがこの地域の作物の出来に非常に満足し、同時に山村の住民は気性が荒く、教化に従わないという特徴を考慮して、軍隊を連れて税を取りに来るつもりだ。
都の名門たちは口では仁政を唱えているが、趙明意は理解している、「民を牧する術」を生業とする士大夫たちの言う仁政とは、きわめて低い基準のことだ――平野部の大多数の民衆に、繁殖し耕作を続けられるだけの体力を残し、それ以外に農民が余分な食糧を持てるなど考えるな、というものだ。
余剰食糧があれば、農民は別の考えを持ち、商工業に従事するずる賢い民に変わる。したがって、余剰食糧は回収しなければならない。その大部分は士大夫たちが食べ、一部は皇権のために残される。もちろん、士大夫と皇権の取り分は時間とともに膨らみ、双方で争いが生じる。そして今回、帝都の国師が騒動を起こせたのは、実は皇権と士大夫権力の闘争に他ならない。士大夫は皇権に対抗すると同時に、商工業にも対抗している。封建制から資本主義制度への移行において最も重要な鍵は、商業貿易の総量ではなく、商工業が養う人口が多数を占めているかどうか、結束した利益階層を形成しているかどうかである。
ヨーロッパが資本主義に転換しやすかったのは、商工業に従事する小市民層が台頭したためである。一方、中国の儒教による治国は人々を士農工商に分類し、商人が最後に位置付けられた理由は、彼らが弾圧したのが大商人ではなく、自分の手下の家僕や豪奴たちこそが、当時の大商人が行っていたことを実際に担当していたからである。商人を弾圧するのは、農民が商業活動に従事する可能性を抑制するためである。農民に余剰食糧があると、穀倉の食糧が腐るのを防ぐため、自然と商業活動を行うようになる。これが小市民層である。多くの人々が商工業に従事し始め、多くの人々が利益の連鎖に縛られ、商工業のために相互に協力する思想が氾濫し、小市民階級が興り、人間社会の構造に衝撃を与えて初めて、資本主義の萌芽と言える。明末には商業の富は確かに増加したが、商工業に結びついた総人口は少なすぎて、旧社会に対して決定的な衝撃力を形成することはなかった。このような資本主義の萌芽は実際には非常に弱々しいものである。
趙明意が山間に拠点を構えるこのいくつかの村こそが、人口を商工業に結びつけたと言える。これらの村の多くの人々は工場から支給される賃金に注目し——工場に注目し、農地には注目しない。このような資本主義の萌芽こそ活力があると言える。なぜなら、これは生活習慣、生産習慣から、一群の特殊な人々を独立させたものだからだ。
平時は、穀物の生産量が低く、妖獣も出没する。奴隷制時代には、奴隷主たちはせいぜい奴隷を捕まえて利益を得る程度だった。儒者たちに統治を任せると、凶作の年には恩徳を施し、豊作の年にはできるだけ税を取り立て、もっともらしく「倉庫を充実させるため」と称した。小農経済の政府と工業経済の政府の最大の違いは、物資を収奪する考え方にある。小農経済の政府は金と穀物を重点的に掌握し、小農たちが生産したそばから役人を派遣して田んぼの穀物を官庫に運び込もうとする。一方、工業経済の政府は通貨をコントロールするだけで、一人ひとりの消費のあらゆる側面を掌握している。政府にとって、市場を適切に管理し、すべての工業製品が市場に出回る際にパーセンテージで課税すれば、すべての人から税金を徴収することができる。工業時代の管理者は、儒家のように「民情を察する」ことをせず、庶民の家の余剰穀物の量を見て徴収政策を決定する必要はない。人々が生産に参加し、消費に参加し、生産物を売り、消費物を買う限り、必然的に統治政府に納税することになる。
趙明意が統治するこれらの村落は当然後者である。彼は配給切符を発行して食料の消費を管理し、さらに鍋や食器や工業製品の消費を自由化した。趙明意は最近、有機物と金属を正確な比率で混合した丹薬を生産し、人々の更なる消費を刺激し、それによって生産を刺激する方法を研究している。金属と有機物の比率については、李二で実験した。ほとんどの人は李二のように生まれつきの才能で速やかに吸収することはできないが、ゆっくりと吸収するとしても、吸収していることになる。
だから、この世界で誰かが封建的なやり方で俺の縄張りから搾取しに来ようとしていると聞いて、趙明意は敵意をむき出しにした。「工業製品を買わずに、直接俺の縄張りから食糧を搾り取ろうってのか? 大砲でお前らの門をぶっ潰さなかっただけでもありがたく思え。」
趙明意は食糧を厳格に計算していた、人手が非常に不足していたからだ。十分な人手を動員できるように、趙明意は伝統的な軍隊さえ編成しなかった。軍隊は食糧をあまりに消費する。一人の若者が訓練を完了するには、今の生産力水準では、三人の若者が物資を供給しなければならない。軍隊が実弾訓練をすれば、消費はさらに増える。現在、この小さな社会集団にはとてもそんな余裕はない。趙明意は人手のため、女性たちを既に工場に動員し、今は蒸気機関で畜力を代替しようとしている。
青崖山の工業区(作坊区)は月に約45トンの鉄鋼を生産している。この鉄鋼を使って一本のレールを敷設し、四つの村を結んだ。最新の化学反応炉は、一日に硝酸を40キログラム生産できるようになった。この生産力で三百人の軍隊を編成できるが、それがなくても、破壊力を投入できないわけではない。なぜなら、趙明意自身が最強の力だからだ。
趙明意は工場に来て少し指示を出すと、工場の労働者たちはすぐに奮い立った。手作業の生産ラインが改造され、趙明意専用の武器がいくつか作られた。鋳鉄製の手榴弾が次々と製造され、長さ3メートル、重さ30キログラムの特殊な銃も作られた。これは地球上では大砲に分類されるだろうが、趙明意だけはこれを担いで小銃として使える。生産された軍需物資の量は軍隊の戦闘を支えるには足りないが、趙明意にとっては十分だ。本当に決裂するつもりなら、趙明意はすでにこれらの武器を背負い、数ヶ月間は陰湿な策士として潜み、銃をかまえて京の公子たちや、皇帝、皇子たちを一人ずつ狙撃するつもりでいた。
剣について、趙明意の心の中では、剣は殺伐であり、剣に形はない。「剣」は暴力で問題を解決する方法を表し、自分の目標が通常の状況で達成できない場合に、やむを得ず用いる手段だ。
戦の準備を進めつつ、趙明意は情報収集も行っていた。
さらなる情報がもたらされるにつれ、趙明意は徴税隊に関するより多くの詳細を知ることになった。収税隊の軍勢は北方から呼び戻されたもので、死骨營の二百人と呼ばれていた。いずれも北で戦を経験し、血を見てきた兵痞たちだった。
これらの兵隊のならず者たちが出動するのは、課税だけでなく、女性に害をなしたり、暴力や略奪放火、反抗的な民を殺したりすることも付随している。軍の大将たちも郡の役人の要求に同意しているのは、明らかに手勢の兵士たちを少し羽目を外させたいという理由もある——封建軍の兵士は長期間にわたる強制的な統制のストレスを発散しなければ、反乱を起こしやすいからだ。
このような知らせに趙明意は怒り笑った。「自分のところを問題解決の肥溜めにしやがって……一方面で士気問題を解決し、他方で税も収められる、まさに一石二鳥だ……」
趙明意は自分の管轄する村落の状況を調べ、事の経緯をはっきりさせた。
ここ数年、都の高官や貴族たちは山間部の貧しい民から搾り取る油水がないと見て、金を徴収しに来なかった。だが今、上に立つ者たちは明らかにこう考えている。今年は大々的に搾取し、その後はこの地を放っておき、何年か休ませて、搾取に値するほど回復した頃にまた来よう、と。どうやら趙明意が、ここの油水が十分に見えるようにしてしまったので、彼らを引き寄せたのだ。
七日後、趙明意は小さな丘の上に立ち、遠くの乱雑な封建時代の寄せ集め兵の隊列を見つめながら、少し悩んでいた。「三百人程度の軍勢なら、こちらが相手に取るに足らんが、お前たちを叩き潰したら、後々面倒だ。特に俺の身分がな、俺はなんたって名門正派の弟子なんだぞ!」




