0040 対話任務
灼熱の長剣の上に、数百メートル四方にわたって炎が揺らめいている。
この炎は一見非常に高温に見えるが、地面の紙切れは燃えていない。これはわずか六十度程度の熱気に過ぎないからだ。この熱気は実は魔力不足で弱体化した魔法の炎である。しかし、誰かがこの灼熱の範囲に足を踏み入れると、身を焦がすような灼痛を感じる。これは魔法の手段であり、直接人体の感覚に作用する。例えば、ある人が辛いものを食べた直後で舌が真っ赤になっているときに、六十度の湯を飲むと、悶絶するほど苦しめられる。このとき、赤い光を帯びた魔法の炎も同じ原理である。この魔法の炎は紙片を燃やす能力はなく、人の毛穴に侵入し、直接痛覚神経に作用する。
これが低魔世界の魔法だ。もし高魔位面であれば、これらの魔法の炎が空気を加熱する温度は容易に数百度に達し、本当に人を焼き殺すことができる。
魔法は高い殺傷力を持つスキルであり、ここでいう高い殺傷力とは生物に対するものを指す。高魔の世界であれ低魔の世界であれ、戦闘において魔法が一般人に与える効果は似たようなもので、短時間で一般人を戦闘不能に陥れることができる。一般人にとって、炎や氷結による効果は一瞬で意識を失わせるが、魔法生物に対する効果は異なる。魔法が魔法生物に命中した場合、後者は十分なエネルギーを身にまとって防御し、自身の完全な状態を保つ。しかし今は低魔位面であり、魔法エネルギーはまったく存在せず、轮回者自身が携行するのみである。最悪なことに、マリアの現在のエネルギーも底をついており、キャロルの魔法攻撃に対処するのは全く焼け石に水だ。
今、マリアの髪は魔法の炎に燃え上がり、皮膚は白リンのように自然発火し、もともと白かった肌は焦げ黒くなり、あちこちひび割れ、火の粉が一つ一つ立ち上っている。これらの火の粉はマリアが転げ回るのに伴い、一台の小型車からしみ出したガソリンに引火し、火勢をさらに激しくした。
数分前まで美しい姿をしていた女性は、今や炎の中で凄まじい悲鳴を上げる鬼と化した。最後に、キャロルは長剣で大きな石を刺し上げ、それを空中で無数の砂礫に砕いて、マリアの体にかかった炎を消し止めた。マリアは既に苦痛で身動き一つ取れない状態だった。鬼よりも恐ろしい姿に焼かれた血愛の隊長は、こうして生け捕りにされた。
無数の鋭い竜頭釘がマリアの体に打ち込まれた。これらの竜頭釘は中国のキョンシー映画やドラマに登場する小道具で、もともとはキョンシーの棺を釘付けにするために使われる釘である。輪廻者たちは、これが吸血鬼にも打ち込めることに気づき、魔法系の血族に対しても強力な鎮圧効果があるため、ためらうことなくマリアへの拷問に用いた。
盾刃小隊はすべての内部の問題を完全に解決した後、ついに外部の脅威について考え始めた。
16分後、仮の部屋の中で、ビーモントは火ばさみを持って、焼けただれて原型をとどめていないマリアに笑みを浮かべ、同時に尋問を始めた。
「あの人たちは何者だ?」ビーモントが尋ねたのは盧安の三人のことで、この三人はこの二つの小隊にとっては未知の存在だった。バーコード空間は他に異世界からの勢力があることだけを知っていて、異世界からの渡航者が具体的に誰なのかは知らなかったため、マリアも当然知らなかった。
マリアは笑みを保とうと努力したが、顔が動くと、やけどの皮膚が裂けてしまった。全身の多数の傷口が絶えずナイフで切られるような痛みを彼女に伝えていた。
その時、ビーモントは真っ赤に焼けた火箸を彼女の指に押し当てた。「ジュッ」という音が彼女の手から伝わり、指先から襲いかかる激痛に、彼女は耐えきれずかすれたうめき声を漏らした。
「私に下手な真似をするな」ビーモントは笑いながら言い、その後三十分にわたる尋問が続いた。
尋問は技術を要する仕事だ。拷問者はただ単に刑を加えるだけでなく、尋問しながら被疑者の反応をじっと観察しなければならない。被疑者が嘘をつく方法を考え始めると、瞳孔に変化が現れる。拷問者はその変化を鋭く察知し、激痛で被疑者の思考を遮断する。これを何度も何十回も繰り返すと、被疑者は嘘をつけば罰を受けるという条件反射を形成するようになる。
この技術は、21世紀という人権を重視する時代においても失われておらず、各国の軍隊で詳細に記録されている。いわゆる対尋問訓練とは、兵士に優れた心理的素質を身につけさせることに過ぎない。そして、この素質は、兵士が戦場の粗末で臨時の尋問条件下で、虚偽の情報をでっち上げて敵を欺くことしかできない。この訓練は、自軍の兵士を敵の特殊部隊による尋問に対応させるためのものである。なぜなら、敵の特殊部隊が潜入する際、味方の兵士を尋問する時間と条件は非常に限られており、高強度の尋問を行う余裕がないからだ。
もしこれらの兵士が本当に敵の手に落ちたなら、敵は十分な時間と様々な拷問道具を持ち、人権に制約されずに、あなたに対して近代的な尋問を執行できる。この時、あなたが知っていることをすべて話してしまう方が良い。なぜなら彼らは薬物も器材も持っており、第二次世界大戦時の尋問よりはるかに洗練され、同時により一層残酷だからだ。
軍隊がすべての軍人を超人だと期待することは不可能だ。少なくとも二十一世紀では、適当に捕まえた軍人は誰でも尋問に耐えられず、耐え抜ける確率はヘロイン中毒を断つ確率とほぼ同じだ。だから、現代の軍隊には機密保持制度が存在するのだ。
陰謀論が軍隊の機密保持制度を中傷する際、しばしば兵士を何も知らずに戦場へ駆り出された哀れな人々として描く。しかしこれは誤りで、戦争で最も凶悪なのは常に敵である。時に、無知であることは一種の保護にもなる。敵の手に落ちた兵士が情報を知らなければ、生理的反応として知らないという状態が表れる。敵は尋問で成果を得られなければ、一兵卒に手間をかけることはせず、そのまま捕虜収容所へ送り、戦後の交渉材料とするだろう。
マリアが盾刃小隊の手に落ちた当初、まず尋問されたのはあの第三者の時空越え者に関する情報だったが、マリアは何も知らない様子を見せた。そこで盾刃小隊は、血愛が所有する道具や手段、血統の力、そして過去数回にわたって行った任務について尋問を始めた。
尋問のこの半時間の間、盧安、白露、李三祥の前の元一光幕には、大量の情報が飛び交っていた。
「すでに高次元システムの防御を突破……情報遮蔽、いつでも通信可能……各ノードの状況を感知中。注意、四号ノードの生命波動は抑圧状態にあり、短時間の会話が可能。友情提示、バーコード空間の今回のチームは二つに分かれた。狩猟任務の完遂を前提に、可能な限り二つのチームの内部矛盾を利用せよ……」
元一光幕の公共通信チャンネルで、白露は説明した。「これはお互いに矛盾のある二つの小隊であるはずで、私が攻撃したあの一人は、今まさに他の三人に追われている。」
ジープに乗って戦区へ向かっている李三祥が元一に尋ねた。「通信遮蔽とはどういう意味か?短時間通話とはまたどういう意味か?」
元一は説明する。「通信遮断とは、このバーコードと呼ばれる空間が四時間の間、この位面に投入した輪回者に対していかなる情報も送信できなくなることです。一方、情報対話では、あなた方の側から一人を派遣し、相手側のこれらの輪回者と対話を行うことができます。この時、あなた方の目標は可能な限り相手の全ての高階輪回者を倒すことです。どうか目的を隠し、彼らを欺いてください。」
元一は盧安の小隊が初めて輪回者の相手に遭遇したことを考慮し、手取り足取り戦術指導を始め、騙しや策略の技術を伝授した。
李三祥と白露は元一の説明を聞き、考え込んでいたが、傍らの盧安は大量の予演を発動し何度も対話を繰り返した後、現実で自ら元一に尋ねた。「元一、対話に欠点はあるか?」
盧安は予行演習でその弊害を知っていたが、現実でもう一度尋ねたのはチームメイトに理解してもらうためだった。元一は答えた。「対話を担当する者が情報封鎖終了後、バーコード空間は対話の痕跡を通じて、再び双方のリンクを確立する。相手の対話者は、君たちの対話者がこの世界にいる方角を感じ取ることができ、君たちの対話者も相手の対話者のいる方角と大まかな距離を感じ取ることになる」
李三祥はすぐに尋ねた。「情報通信ができるなら、通信を遮断することはできないのか?」
元一は説明した。「私が確立できるのは二つのノード間の通信で、一つは君たちのノード、もう一つはバーコード空間の輪廻者のノードだ。バーコード空間には追跡能力があり、現在の私ではバーコード空間の前ですべての痕跡を隠すことはできない。その輪廻者を完全に殺し、私がその輪廻者のノードを回収しない限りは無理だ」
李三祥が元一に尋ねている一方で、盧安は数多くの予演された会話の中で、元一の態度が奇妙であっても、その意図を理解していた。
盧安は言った。「私が対話者を務めよう。」
元一空間についてさらに詳しく尋ねようとしていた李三祥は、声を止めた。
「実のところ、私が対話者になるのが最善の選択だ。」盧安は囁いた。この盧安の言葉は、実際には元一に向けてのものだった。一方、横で聞いていた李三祥は、この要求を聞いて盧安への警戒心をいくらか解いた。これは盧安の意図しない副産物であり、何しろ対話という役割は決して良い任務ではないのだ。そして白露は何かを考え込んでいる様子だった。
元一空間は慰めるように言った。「今回の任務が成功すれば、報酬に失望することはないだろう。」
軍用ジープに座っていた李三祥は自分の携帯電話を取り出し、甥の安全を非常に心配する年長者を演じ続けた。運転を担当していた二人のアメリカ兵は、李三祥の様子を見て同情の表情を浮かべた。
爆撃後の廃墟の中で、白露は銃剣で店の瓦礫を二、三度かき分けて探し、未開封のミネラルウォーター一本と、包装がひどく破れて中にセメントの粉が付着したホットドッグを見つけた。彼女は廃墟に座り、エネルギーと水分の補給を始めた。
ミストーーマンの占領区内で、盧安は木の洞に座り、指示に従って通信を開始した。
その時、元一空間の情報制圧が静かに展開された。盾刃小隊は情報制圧をまったく感じなかった。なぜなら、バーコード空間は通常、任務を自発的に割り当てる時だけ輪廻者と連絡を取るからだ。彼らの腕時計はかすかに点滅しただけで、何の変化もなかった。実は、彼らの腕時計はすでに待機状態になっていた。
通信がつながり、盧安は会話を始めた。
拷問の中、うつむいているマリアは、自分の視界に一行の文字が浮かび上がるのを見た。驚かないようにと書かれていた。マリアは非常に冷静に振る舞ったが、内心には少し疑問が浮かんだ。
すぐに、彼女の思考の中に別の人の声が響いた。「お姉さん、私は別の小隊のメンバーで、あなたとの連絡を担当しています。」
盧安の鍛え抜かれた——二百六十三回の事前練習を経た冒頭の挨拶は、任務世界に入ったばかりの新米が、ベテランの穿越者に迫られて交流に来た姿を完璧に演じていた。




