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無窮重阻  作者: 核动力战列舰
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0326 個人的なニーズの変化

 崇明区の超能力者たちの学校に比べて、大学は盧安(ルー・アン)にとってとても心地よく、少なくとももう誰も超能力にそこまで関心を寄せることはなかった。


 崇明区で袂を分かった友人たちを思い返すと、盧安(ルー・アン)にはもはや複雑な感情の起伏は湧き起こらなかった。彼らの世界の価値観では、超能力の等級が非常に重要だった。これらの友人たちは盧安(ルー・アン)との連絡を絶ったが、それでも結局は盧安(ルー・アン)の友人であり、少なくとも盧安(ルー・アン)の超能力が降級したことに嘆息してはくれたのだ。彼らが去ったのは、ただ超能力界に身を置く以上、超能力界の価値観で、自分に利益をもたらせる人に接しなければならないだけのこと。自分に利益をもたらせない人に対しては、結局のところ利益のために友情を諦めざるを得ないのだ。


 そして盧安(ルー・アン)は非常に現実的に、自分の価値観でこの世界を見つめている。この価値観は前世から持ち込んだもので、現在の利益に駆られて実行されている。盧安(ルー・アン)は、湯宏康(タン・ホンカン)や盛怡苒(シェン・イーラン)たちが去ったことを少しも責めたりはしない。そして盧安(ルー・アン)自身の基準で見れば、自分もかなり損得勘定で動いていると感じている。


 大学の軍事訓練が終わると、盧安(ルー・アン)はすぐに大学のキャンパスライフに溶け込んだ。数学に関しては、盧安(ルー・アン)は自分を学力が低い者、その中でも最低レベルだと思っていたが、そんな学力が低い者にも理想はあった。盧安(ルー・アン)は先輩や指導教員の前では非常に気前がよく、多くの場面で金銭にこだわらなかった。どうせその金は姬流(キ・リュウ)(きりゅう)から振り込まれたものだし(詳細は0234章を参照)、これらを使って自分の望むものや疑われないものを手に入れることには、盧安(ルー・アン)は全く心を痛めなかった。自分が理解できない数学の公式があれば、これらの先輩たちと交流し、彼らに質問し、彼らの思考や説明に沿って、彼らがこれらの数学の公式をどう見ているのかを理解し、そこから彼らがなぜこのような計算方法を思いついたのかを推測していった。


 一部の高階輪迴者は情報を通じて他人の思考を模倣することができる(詳しくは0313章を参照)。前回の初代(ショダイ)穿越システムが盧安(ルー・アン)に課した最終任務を経て、盧安(ルー・アン)の階位も上がり、他人の思考を理解する能力も当然向上した。もちろん、これは予演によって実現される。予演の利点は、盧安(ルー・アン)が他の模擬の時間線で絶え間なく大量に問いかけることができる点だ。これにより、現実のこれらの人々が嫌になる前に、諦める前に彼らの言っていることを理解することができる。


 これらの人々と接触した後、盧安(ルー・アン)は確かに自分が数学の分野ではまるで理解できない頭で、しかも悟りが開けないタイプであることに気づいた。通常の時間の長さで言えば、多くの問題は相手が面倒がらずに数時間解き明かして初めて、盧安(ルー・アン)は悟りを開き、思考の道筋がつき、公式をこのように処理するのが当然のことだと感じるようになる。


 数学の学習において、才能は確かに重要ですが、決してその一言で数学者たちの汗と努力を片付けてはいけません。現在の盧安(ルー・アン)は決して才能がないわけではありません。彼には予演能力があり、他の人から詳細な説明や指導を受けることができるからです。これこそが盧安(ルー・アン)の数学学習における才能——一日に一万時間勉強する努力なのです。


 今のキャンパスで、盧安(ルー・アン)は多くの指導教官や学生たちから、数学の理解力が非常に優れており、類まれな才能の持ち主だという印象を持たれています。しかし実際には、盧安(ルー・アン)は多くの人々の長所を集めているに過ぎません。


 実際の応用において、盧安(ルー・アン)の数学知識に対する需要は現在ますます切迫したものになっています。


 盧安(ルー・アン)にとって、大学の重要性は元一(ユエン・イー)空間に劣らない。元一(ユエン・イー)空間では数学の話をする者などいるはずがないし、他の穿越者が運営する空間でも、数学のアルゴリズムを研究する穿越者はいないだろう。彼らが研究するのは道具、血脈、神器といったものばかりだ。一方、盧安(ルー・アン)は能力をより多様に、より高精度に使いこなす方法を考えている。


 この時、盧安(ルー・アン)の頭上1万メートルの高高度では、長さ0.6メートルの紙製浮空戦艇16機が待機中である。盧安(ルー・アン)は学校の休憩室で製作し、夜になるとこれを飛ばす。そして3日ごとの夜に、浮空戦艇1機に高度を500メートルまで下げるよう命令する。盧安(ルー・アン)は巨大な導力ネットワークから引き出した運動エネルギーにより、石炭粉を満載したペットボトルを高高度まで漂わせる。ボトル内部には導力構造があり、石炭粉を排水のように浮空戦艇の燃料庫へ排出し、浮空戦艇に燃料を補給できる。


 コーラボトルも、高高度にあるこれらの長さ0.6メートルの浮空戦艇で構成されるアレイも、夜間は肉眼で発見しにくく、レーダーでもスキャンできない代物である。


 盧安(ルー・アン)は今の大学生活に非常に満足している。食堂のおばちゃんたちは手を震わせて食べ物を落としがちで、崇明区のあの完璧なサービスには及ばないものの、この学校には自分を監視するものはない。キャンパス内で自分だけを常時狙うカメラをわざわざ設置する権限は誰にもなく、すべてのカメラは主要通路を向いている。そのため、ビルの屋上に行けば人目を避けられ、浮遊戦艇の補給を完了したり、新しい飛行体の発進を行える。盧安(ルー・アン)は、今後条件が許せば、いくつかの艦隊を維持してもいいと考えていた。


 数学の勉強に励む盧安(ルー・アン)は今、飛行体内の大規模気泡集積計算システムのプログラムをどのように書き出すかを学んでいる。


 盧安(ルー・アン)はこの世界との衝突を可能な限り避けようとしている。どうしても避けられない場合は、組織の一部の者を対象に相手を退却させ、全面衝突を回避する。また、盧安(ルー・アン)は全面衝突に備えた対策案の準備も積極的に進めている。言うなれば、もし今盧安(ルー・アン)と虎部(フー・ブー)が本当に全面衝突になったとしても、盧安(ルー・アン)はこの大都市で三日間は身を隠し通せる自信がある。その三日間で盧安(ルー・アン)は高空に五百隻以上の浮遊戦艇を出現させ、その破壊力は前回の原子時計(シー・ジー)破壊の比ではない。虎部(フー・ブー)が動員できるすべての武装力、さらには周辺地方政府が動員できるすべての武装警察や軍隊を、盧安(ルー・アン)は高空の艦隊を用いて殲滅できる。三日間で十万の標的を精密攻撃でき、その中には都市全体の通信基地局、車両、大型兵器の無力化も含まれる。


 もちろん、盧安(ルー・アン)はこの基準に従って準備したとはいえ、実際に追求しているのは全面衝突の際に相手を完全に消し去ることではなく、相手が自分に妥協してくれることを望んでいるのだ。ある感情状態における理想的な状況に従えば、やむを得ず衝突する時には、自分の攻撃手段を明らかにして、すると相手がすぐに自分に言う。「まず落ち着いて、そんな恐ろしいものは出さないで、ちゃんと話し合おう。」


 それはまるで地球の二十一世紀のジョークのようだ。ある国が核爆弾を一つ持っていれば、その国は世界の邪悪な徒であり、あらゆる力を尽くして制裁しなければならない対象となる。もしある国が核爆弾を十個持っていれば、その国は全世界の安全保障上の脅威となる。もしある国が核爆弾を百個持っていれば、その国は地域の重要な勢力となる。もしある国が完全な核工業体系を持ち、最初の核攻撃を耐えしのいだ後も有効な核反撃を行う能力を持っていれば、その国は世界平和を維持する礎となる。


 盧安(ルー・アン)が今追求しているのは、この世界を自分に妥協させる力だ。だが、もしこの国の一部の人々が、盧安(ルー・アン)の要求を簡単に満たせると考えているなら、事はそう単純ではない。盧安(ルー・アン)の要求は自身の社会的地の変化に伴い変わり、ある事柄に対する要求はますます高くなっていく。


 盧安(ルー・アン)は、この世界で自分が少しお節介になっていることに気づいた。


 大学城はとても広く、多くの学生が集まっている。学生には消費力があるため、周辺にはバーやナイトクラブ、さらには違法なエリアも存在する。盧安(ルー・アン)がこれらの場所を目にしなければ何ともないのだが、予行演習のせいで、盧安(ルー・アン)はほぼ毎日、隅っこで誰かがこっそりと小さな袋入りのカラフルなキャンディのようなものを交換したり、あるいはガラス瓶で何かを吸って煙を吐いたりしているのに気づいてしまう。盧安(ルー・アン)はこれらすべてが非常に目障りに感じられた。


 盧安(ルー・アン)はさらに、いくつかの違法な場所では、一部の少女たちが閉じ込められていることを発見した。その理由は、彼女たちがローンで消費し、返済のためにサービス業務をしなければならないからだ。そのため、被害者は警察に通報できず、たとえ警察が来ても、被害者は話すことができない。そして、これらの場所は非常に混乱しており、一部の女性が飲み物を注文すると、不法分子が事前に睡眠薬を入れておき、女性が気づかずに飲んでしまうと、その不法分子はこれらの女性を担ぎ出し、個室に鍵をかけるだけで、性的取引を成立させることができる。捕まったとしても、自発的な性交渉として処理され、弁護士がすべてを解決するだろう。


 黒い悪の勢力は、この時代の特徴だが、盧安(ルー・アン)はこの時代がこれらの問題を解決しようとする態度を見ていない。もし盧安(ルー・アン)の世界観がこの世界で形成されたならば、世界観もこの世界に妥協し、沈黙していくだろう。


 しかし、盧安(ルー・アン)はついさっき能術世界を経験してきたばかりで、どうも今のこの社会がひどく目障りに感じられる。


 人類の発展史から見ると、衝突はしばしば、ある集団の増大する欲求が満たされないことによって引き起こされる。衣食住において、盧安(ルー・アン)の欲求はごくわずかだが、いつの間にか、盧安(ルー・アン)は社会に対して別の欲求を持ち始めていた。


 この社会は、盧安(ルー・アン)の人格が形成された社会とは異なっている。多くの面で、盧安(ルー・アン)の頑固さはすでに兆しを見せ始めている。そしてその兆しは盧安(ルー・アン)を大いに迷わせた。自分は制裁に乗り出すべきなのか?どのような手段で制裁を加えるのか?超能力で普通の人の過ちを制裁するなら、制裁者である自分は一体何者なのか?一本の強固な線が盧安(ルー・アン)のある種の衝動の前に立ちはだかり、盧安(ルー・アン)の行動を厳しく制限していた。


 もし制裁するだけで正義の名を得られるのなら、正義というのはあまりにも安っぽい。正義とは、制裁した後に大量のものを支払う必要があるものだ。破壊の後の再建こそが、破壊者の不正義を証明し、制裁者が改めて打ち立てた秩序が正義であることを証明するのである。


「私にはこの社会への責任はありません。私が責任を負うのは自分自身に対してだけです。」と盧安(ルー・アン)は改めて強調した。ただ、今回はその口調は非常にためらいがちだった。

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