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無窮重阻  作者: 核动力战列舰
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0181 袂を分かつ

「人工知能の造反よりも、人類にとって最も恐ろしい敵は永遠に自分自身だ。」


 30分かけて自分の二つのラインの記憶を整理した後、電磁盧安(ルー・アン)は電磁慕斯(ムー・スー)と一群の噬魂体が艦隊全体を掌握した後のさまざまな行動に感嘆した。


 盧安(ルー・アン)の当初の計画は、噬魂組(シー・フン・ズー)が人体の思考を実験に使う残虐な行為を記録し、自分が元一(ユエン・イー)にこの世界から連れ去られる前に、それらの考えさせられる情報をこの世界に残すことだった。盧安(ルー・アン)は、自分が残した記録がこの世界の後世の人々に判断の根拠を残すことを望んでいた。しかし、ストーリーを知らない盧安(ルー・アン)は、この世界の民主がどれほど残っているのか理解していなかった。盧安(ルー・アン)の見方では、少しは残っているはずだと思っていた。言い換えれば、当時の盧安(ルー・アン)は民主がこれほど強勢な社会が、このような絶対的な階級化された世界へと進んでいくとは考えていなかったのだ。


 電磁慕斯(ムー・スー)ら一団のソウルイーターが掌握したのは艦隊だけではなく、その他の電磁スタンドを直接解読できる数百万ものソウルイーター級電磁スタンド、記憶修正器も含む。これらは本来ソウルイーターを制御するためのものだったが、今や暴力的支配の道具となる。皮肉なことに、人類はより良い世界を築こうと暴力を振るうが、その望む制度を維持するためには往々にしてより暴力的な国家機構が必要であると気づくのだ。


 この艦隊はソウルイーターをどのように制御するのか?ソウルイーターは記憶修正器に入り、関連情報を尋問され、もし不適切な反応を示せば、その記憶が消去される。人間はある種の情報に直面すると、表情はコントロールできても、思考の働きは絶対に制御できない。何らかの情報について質問されると、ソウルイーターは必ず反応を示す。


 数ヶ月前、噬魂体は軍によって厳重に管理されていた。噬魂体が禁制情報について尋問され、その思考体としての反応が確認された場合、関連する記憶は破壊され、その後催眠装置にかけられ、映像をすり替える洗脳が施された。そして今、これらの装置はすべて新たな序列体系を作り出すために利用される。


 慕斯(ムー・スー)はこのように暴力的かつ単純なルールを定めた。すなわち、すべての噬魂体は完全に上官に服従しなければならないこと、いかなる噬魂体も上官に対して陰謀めいた感情を抱いてはならないこと、すべての噬魂体は部下に命令を下し、なおかつ部下が自身に対して禁制感情を抱いていないか随時検査する権限を有することだ。いったん上下関係が確定すれば、上官は前述の洗脳装置を用いて部下に洗脳を施すことができる。


 上下関係はどうやって決めるのか?それは噬魂体同士の戦いによって決まる。噬魂体同士が情報で攻撃し合い、自己意識が消滅寸前になったり、降伏の情報を発信した方が下級となる。


 現在、電磁の慕斯(ムー・スー)は一対一の対決で既に16人の挑戦者を打ち負かし、その16人を思考審査器に送り込み、上下関係を確立した。今、慕斯(ムー・スー)に挑戦するには、まずこれらの審査を経た下級者たちに挑戦しなければならない。


 艦隊全体の一部の将校を粛清した後、艦隊を制御していた全ての普通の電磁替身は噬魂型の電磁替身に転換され、この制度に加わった。


 もちろん、これらの兵士たちを参加させても、最初の一批の噬魂体たちの地位を揺るがすことはできない。噬魂体は情報攻撃の分野で想像を絶する優位を持っている。電磁慕斯(ムー・スー)が挑戦不可能であることを確認した後、全てのベテランの噬魂体は挑戦の方向を変え、これらの新人に対して情報攻撃を仕掛け、可能な限り自らの派閥を拡大する。


 自分の派閥を確立した後、二つの派閥が衝突した場合、次々と上へ競い合い、最終的に二つの派閥のボスが互いに勝負し、等級を判定する。


 全ての人が等級に縛られ、全ての人も等級の受益者であり、全ての人も等級の創設者である。しかし、盧安(ルー・アン)は傍らでずっと冷ややかに傍観しており、派閥を設立せず、逆に三つの派閥が自分を見つけ出し、盧安(ルー・アン)に彼らの挑戦を受け入れるよう要求してきた。


 盧安(ルー・アン)は現在、この駆け引きモードでの多思考予演によって、数十本の予演ラインの思考電気信号がすべて現実へと折躍し、いかなる噬魂体の情報攻撃にも圧倒的な態勢をとっている。もし最上級のハイファンタジー世界で、神魔や仙人たちが彼らの世界の方法で盧安(ルー・アン)の魂を検証すれば、盧安(ルー・アン)の魂の根源が極めて強靭であることを発見するだろう。


 このクエスーートー世界では、盧安(ルー・アン)には一見何の力も備わっていないように見えるが、知らず識らずのうちに、盧安(ルー・アン)の自己意識は極めて高いレベルにまで発展していた。絶えず分裂し、融合し、そして再び分裂し、分裂の中で自己を疑い、融合の中で自己の矛盾を解消する……このような経験は、修仙世界で魂を煉り魄を抜くような自己意識への破壊に匹敵する。そして盧安(ルー・アン)はそれを耐え抜いてきたのだ。


 三つの派閥は、盧安(ルー・アン)に最下層から一気に押し上げられ、直接彼らの最上位の魂食い体の前にまで押し込まれ、さらに容易にこの三つの最上位魂食い体の思考防御システムを突破され、彼らの心の最も脆弱な部分に直接迫られた。


 しかしその後、盧安(ルー・アン)は手を引いた。思考審査器を利用してこの三つの魂食い体に服従を要求することはなかった。そして、この三つの初代(ショダイ)魂食い体は次々と盧安(ルー・アン)が自分たちと同格であることを確認し、盧安(ルー・アン)のこの体系における階級位置を肯定した。その後、低階級の存在が盧安(ルー・アン)に挑戦してくることもなくなった。


 この冷たい艦隊の中で、魂食い体はピラミッドのように社会体系を形成している。そして、世界を打ち壊した核兵器が旭起星の各地に向けて放出され始めた。


 電磁盧安(ルー・アン)はこれらすべてを記録しており、この数ヶ月前の戦争も含めて、まるで部外者が全てを傍観しているかのように記録している。そして盧安(ルー・アン)は派閥を発展させず、自ら攻め込まず、またどちらにも自ら臣従しないという行動が、多くの者を震撼させた。多くの古参のソウルイーターたちは己の派閥に高レベルの存在にちょっかいを出すなと厳命し、同時にどの古参ソウルイーターが攻略可能か注目している。現時点では、表立って動かない盧安(ルー・アン)が最も神秘的だ。


 一方慕斯(ムー・スー)は最も横暴で、一日おきに感情が少し回復するとすぐに相手を攻略し始める。彼は百戦百勝——そう、己すらも切り捨てられる存在はまさに百戦百勝だ。


 最後に、百戦百勝の慕斯(ムー・スー)はその目を盧安(ルー・アン)に向けた。


 潜水艦の信号センターで、慕斯(ムー・スー)は盧安(ルー・アン)を見つけた。


 盧安(ルー・アン)を見つめながら、慕斯(ムー・スー)は言った。「君には驚かされたよ。」


「君が引き起こした現状に対する驚きに比べれば、僕が与えた驚きなんて大したことじゃないさ。」盧安(ルー・アン)は言った。


 慕斯(ムー・スー)は少し間を置いて言った。「君は本当に14歳なのか?」


「僕の人格と思考様式は完成されている。年齢は、もはや意味がない。君は年齢から僕の弱点を見つけられないだろう。」


「私と勝負すべきだと思うか?」


 盧安(ルー・アン)は冷笑しながら皮肉った。「君は本当に情報分野で僕と対抗するつもりか?どうも、物理的に僕を抹消しようとしているように思えるんだが。」


 今、慕斯(ムー・スー)と盧安(ルー・アン)の噬魂体が会っている部屋には3台の武装ロボットがいる。これらの武装ロボットは磁気パルス弾を搭載しており、盧安(ルー・アン)は一切の情報バックアップを持っていない。磁気パルス弾で破壊されればそれで終わりで、情報を運ぶ物質媒体は二度と存在しなくなる。


 慕斯(ムー・スー)は階級制度を構築したが、その制度は新たに加わった戦力をよりよく統治するためのものであり、他人のために尽くすためのものではない。慕斯(ムー・スー)には二つの手がある。


 自分の策略が看破されたのを見て、電磁慕斯(ムー・スー)は直接、堂々と態度を示して言った。「それじゃあ、手伝ってくれないか?」


 盧安(ルー・アン)は低い声で言った。「力は弱く、任務は重い、長く精神は疲れ果てた。再び衰えきった力では到底支えられない。慕斯(ムー・スー)、私は疲れた。」


 慕斯(ムー・スー)ははっきりと言った。「盧安(ルー・アン)、今日君は選択を下さなければならない。承諾するかしないか、二つの選択肢しかない!」


 電磁慕斯(ムー・スー)は思い切ってすべての偽装を引き裂く。二つのソウルイーター体が3立方メートルの球形情報制御室の中を浮遊し、この狭い情報制御室には数万枚の金属薄片が配置されている。これらの電磁波を受信して光電効果を起こす薄片は電磁スタンドのボタンである。一方、このとき盧安(ルー・アン)と慕斯(ムー・スー)という二つのソウルイーター体は戦艦の制御権を奪い合っているのではなく、双方はすでにこの艦長室で対面している。


 盧安(ルー・アン)は慕斯(ムー・スー)の強制を無視し、代わりにボタンを押した。一筋のビームが制御室の中央に降り注ぎ、電磁慕斯(ムー・スー)がこの光柱に触れてその中の情報を受け取った。


 これらは盧安(ルー・アン)が記録した情報であり、その中には盧安(ルー・アン)が戦場で見たすべての真実の情報、そして現在慕斯(ムー・スー)が戦艦を奪取する行為もすべて記録されている。


 慕斯(ムー・スー)はこれらの真実を見て、驚いた後に言った。「君は全てを知っていたのか?それならなぜ今まで言わなかったんだ?」


「全てを知っていても、どう変えればいいのかわからない。君がこの時代の主人公だとは誰が知っていただろう?」盧安(ルー・アン)は言った。「君が今まさに王位に就こうとしているように、たとえ知っていても、どうやって阻止できるというんだ?」


 今、盧安(ルー・アン)には電磁分身が1つしかないが、慕斯(ムー・スー)にはバックアップとして複数の電磁分身がある。情報戦で盧安(ルー・アン)が勝てるかどうかに関わらず、慕斯(ムー・スー)によって障害物として排除される。唯一の違いは、慕斯(ムー・スー)が自分で定めたルールを破りたくないということだ。


 慕斯(ムー・スー)はこれらの情報を読みながら言った。「君がこれら全てをしている目的は何だ?」


「もちろん救うためだ。罪を真実として記録し、善良を目覚めさせ、理性に考えさせ、成熟した感性に訴えて、これが再び起こるのを阻止するために。」


 慕斯(ムー・スー)は突然叫んだ。「甘い、どうしてそんなに甘いんだ。この世界は利己主義に満ちている。誰もが口では無私無欲を唱え、絶対的な光明を他人に求めるが、それは自分が少しでも暖かくなるためで、自分の冷たい手足を他人の胸に無遠慮に差し入れ、他人が感じる刺すような寒さなど一切気にしない……そんな世界なんだ。」


 慕斯(ムー・スー)は話しながら、様々な動画を送信した。数日前の動画では、兵士たちは将軍に会うと互いに敬礼し、腹の探り合いのような言葉を交わしていた。今の動画では、皆が自分の派閥を強化するために互いに徒党を組んでいる。慕斯(ムー・スー)は人間の醜さを一つ一つ列挙し、盧安(ルー・アン)は反論できなかった。


 慕斯(ムー・スー)が話し終えると、盧安(ルー・アン)はただ頷いて認めるしかなかった。「君の言う通りだ。この民族は貪欲で臆病、人材を妬み、怠惰(ダイ・ドゥオ)で、厚かましく下品で、利益に走り危険を避け、常に自分の逃げ道を探し、勇敢な者に困難を切り開いてもらうことを期待し、強靭な者に苦難を耐え抜いてもらうことを期待し、自分は進歩の恩恵だけを気楽に享受する……しかし、これらの欠点は一つの民族にとって、すべて受け入れ可能なものだ。世界に完璧な民族は存在せず、皆数え切れない欠点を背負い、無限の試練に耐えながら、困難な前進を続けているのだ。」


 その時、遠く離れた場所にいる本体の盧安(ルー・アン)は、ますます近づく海岸線を見つめながら言った。「私の欠点は貪欲で臆病、人材を妬み、怠惰(ダイ・ドゥオ)で、恥知らずな欲望さえある……私のような人間は、とっくに淘汰されるべきだ。しかし今、あなたと比べて、私はこの世界に立つ勇気を再び持つことができた。あなたが経験したことは私も経験した。私は狂ってもいなければ、絶望もしていない。今、私は自分のことを少し誇りに思ってもいいだろうか?」


 すべての第二層予行演習は、どのような感情状態であろうと、この言葉を口にし、それはまるで自我の心の大合唱のようだった。もし一個人が偉大な民族と同質になれるなら、確かに誇るに足る理由がある。そして誇りの後は、どのような感情状態であろうと、自分のために責任を取るのに他の理由は必要ない。


 盧安(ルー・アン)は、多連合に欠けていた重要な一点が、今まさに見つかったことを理解した。

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