0153 青春
プールの中の気球隔離室で、盧安は紙飛行機を折っていた。現実に見ると、盧安の手つきは非常に熟練しており、等比例の紙飛行機が次々と形になっていく。
これは何度も予行演習を重ねた熟練の操作の結果だ。しかし、うまくいったのも予行演習だが、失敗するのもまた予行演習。ある予行演習中、盧安は紙飛行機を折りながら、思わず紙に無阻膜をかぶせ、そして紙を切るように操作した。興奮しての一振りで、現実の紙ががりっと真っ二つに割れてしまった。盧安は、これから折ろうとしていた紙が二枚の紙になったのを見て、淡々とため息をついた。数十回の予行演習で、この紙飛行機を完全な対称に折ろうと試みていたのが、たった一度の自分の予行演習の制御不能で台無しになったのだ。
見た目は簡単だが実際は難しい。一回だけなら用心することは容易いが、複雑な過程全体に毎回用心するのは非常に難しい。過去には、予行演習が現実に与える影響が無視できるほど小さかった時、盧安は自分の予行演習での注意散漫をまったく気にしなかった。何百回もの予行演習の中に、数十回だけ絶対に専念していればそれでよかったのだ。
そして、投機的に元一に計略にかけられた後、盧安はようやく気づいた。以前の少量で集中した予行演習は、実はとても貴重なものだったのだ。もし集中してミスをしなければ、たとえ元一の計略にあっても、盧安は超能力の暴走を抑えられ、元一に自分の超能力を消去させられて、次の任務後に安定した才能を再ロードする羽目にはならなかったのだ。
盧安は現実で裂けていく一枚一枚の紙を見て、やや無力感を覚えた。どうしてもこれ以上制御を続けられなかったからだ。自分を制御すればするほど、心は苛立ち、ある種の予行演習への衝動が強まった。自分の複数の予行演習を一組に編成し、自分の一回一回の予行演習の時間をグループに分けて織り込み、今まで実行してきたが、どうやら続行が難しくなってきたようだ。
自分の焦り、心に詰まった重なる感情が、無限の障害となって、自分の意志の前に立ちはだかる。この感覚は盧安にはよく馴染みがある。前世の少年期、しっかり勉強したいのに授業中ぼんやりしてしまい、注意力が散漫になってしまう。考えたり計算したりする必要があるのに、先生の授業についていく思考を次第にあきらめてしまう……試験のたびに、羨望の目で優等生たちを見て、彼らが本当に授業を真剣に聞いている結果だと分かっているのに、自分にはどうしてもできない。ここまで考えて、盧安はまるで前世の劣等生だった頃に戻ったかのようだった。
その時、気球に一筋の緑色の光が点滅し、盧安に潜水服を着て、バルブを開けて水中に入るよう知らせた。
また超能力を測定する時が来た。
盧安の超能力減衰の度合いに、この世界の人々は失望している。今日で盧安の超能力暴走から十二日目、盧安の超能力はすでにレベル2まで減衰し、さらにレベル1へと急速に落ち込んでいる。虎部、龍部、玄鳥部の研究者たちはあらゆる手を尽くしたが、この減衰傾向を食い止めることはできなかった。
高次元において、元一は盧安の超能力の不活性化に全力を注いでいる。暗黒物質場の中では、原子物理世界をかく乱できる生命構造が壊死しつつある。
玄鳥部の実験員は投影を通じて盧安と対話し、盧安の現在の感情をなだめようとしたが、盧安は彼らの目に映る失望を感じ取っていた。彼らは電子顕微鏡のスクリーンディスプレイの前で激しく議論し、次々と打開策を練ろうとしていた。多くの有能な教授たちが盧安の現在の状況について様々な仮説や推測を立てていた。一見、研究は活発に進められているように見えたが、盧安には分かっていた、彼らの研究はすでに停滞していることを。
四十分後、盧安は元一空間に入り、白露の前に姿を現した。
白露は盧安が現れたのを見て、首を振りながら言った。「最近、生活がかなり不規則になっているようね。」
白露の観察は非常に鋭い。盧安は最近運動が少なく、汗もあまりかかず、汗腺が詰まって、体にニキビができている。長時間にわたって慎重で動くことを恐れる状態にあり、そのため精神状態もあまり良くない。
精神的な様子と健康状態は、一目で分かる。盧安は普通の炭素ベースの肉体であり、食事の内容や運動の量が、この肉体にはっきりと反映される。
盧安は白露を見て言った。「元一がまた私に任務を割り当てた。」
白露は納得したような表情を浮かべて、「また旭起星か?」と尋ねた。
「はい。」
「元一の目的に従ってやりなさい。」
盧安はうなずいて、身を翻して去った。
上記の会話の中で、盧安は予演でこれらの質問をした。
「あの世界にもう一度入る前に、私に伝えておくべきことはある?」これは盧安が事前演習で白露に尋ねた最初の質問である。
前回の任務世界で、白露はあれほど大掛かりな準備をしたのに、最後には自分のせいで成功を目前にして失敗してしまった。今では彼女は許すと言っているが、もし自分が再びこの任務世界に入りながら彼女に知らせなかった場合、後になって彼女に知られたら、盧安は再び彼女の恨みを呼び起こすのではないかと心配している。
今回の単独任務については、本来なら白露が盧安が再びこの世界に入ったことを知る由もないはずだが、盧安は元一の節操を信用しておらず、いつか白露が何らかの道具を通じて、自分が再びこの任務世界に入ったことを知るかもしれないと思っている。白露から問い詰められるリスクを無くすため、盧安はまず白露に報告し、自分がこそこそと悪意を持ってその世界に入ったわけではないと示すことにした。
しかし、白露の態度は盧安を驚かせた。白露は盧安の次の任務に対して何も要求しなかった。予行演習で、白露はただ盧安が自分の任務を遂行することを求めただけだったが、白露は前の任務であの世界をあれほど気にしていたのに。
疑問を抱き、盧安は予行演習で二つ目の質問をした。「私があの世界に入る行為について、何か要求はないのですか?」
白露は答えた。「私はあの世界に生きていない。なぜあの世界に生きている人に要求しなければならないのか。」
多重のリハーサルを通じて、盧安はかろうじて白露の意図を理解した——生きるとは、あらゆる代価を払ってでも生きている世界で努力することだ。前回の任務では、白露もその世界を非常に嫌っていたに違いないが、彼女が再び旭起星に降り立ったからには、その世界で未完の意志を伸ばすのだ。これが生きている者の義務であり、たとえ前途が遅々として自分の結果が漠然としていても、元一のような強大な存在が邪魔をしても、白露はそれでも一貫してやり通す。
それは何かの好みによるものではなく、ただ「世界に生きている」という理由からだ。自分に対して悔いなし、世界に対してではない。自分に義務を尽くすのであって、世界に義務を尽くすのではない。
今となっては、白露は盧安が再び到達しようとしているあの世界に自分が到達する機会がないことを知っている。あの世界で生きる機会がないので、白露はもはや感慨もない。
盧安はかろうじて理解できただけだった。詳しく尋ねたものの、盧安は自分と白露の間には大きな思想の隔たりがあることに気づき、思わず感慨を覚えた。「これが人と神の違いなのか?」
予行演習を通じて白露との対話を終えた後、盧安はこれから自分が行う任務が白露の不興を買うことを心配する必要がなくなった。さらに、盧安は白露が本当にこれ以上自分を追及するつもりがないことを悟った。
盧安は知らなかった。彼が去って数分後、白露は自問した。「変わる可能性が極めて低い荒唐無稽な世界と、途方に暮れた少年、どちらを諦めるべきかは、火を見るよりも明らかではないか?そして、今となっては私とは関係のないことなのに、なぜか賭けをしているような感覚が拭えない…」
前回の任務世界では、白露は最後まで抵抗しなかった。残りわずかの時間の中で、元一に脅された盧安による狙撃に直面し、白露は最終的に障害を取り除かず、世界を変えられる残された時間を奪うこともなく、諦めることを選んだ。
意識が現実に戻ると、盧安はほっと息をついた。その緩みが、微弱な超能力を再び暴走させ、まるでナイフで球の壁に切り傷をつけるようにして、風船は割れてしまった。徐々に崩れゆく水の幕を見つめながら、盧安は苦笑いを浮かべた。「得意になると形を忘れる」。
今や盧安は、他人の行動を事前に予測するのは簡単だが、自分がいつ興奮し、制御を失うかを予測するのは非常に難しいことに気づいた。この時、水に浸かったのは、自分がうっかり手を出してこの風船の家を壊してしまったからだ。
抱えた救命胴衣で水面に浮かび上がった後、盧安は何口か水を吐き出し、自分自身に何度も愚痴をこぼした。「自業自得、自業自得、自業自得……」
荊襄省(地球の湖南湖北)、武漢市。
上海から逃げ出してきた湯宏康は屋台で朝食を楽しんでいる。香ばしい豆皮はすでに湯宏康が何皿も平らげていた。隣の店主はにこにこしながらこの十代の若者ががつがつ食べるのを見ていた。
この店主から見れば、湯宏康は家出した若者で、何日も食事をしていないように見えた。この世界、この時代の中国は物資が豊かで、衣食足りて礼節を知る。この店主は親切な人であり、十六歳の湯宏康も社会的弱者に見えたため、黙って少し多めに盛ってやりながら、湯宏康に言った。「ゆっくり食べなさい、火傷しないようにね。」
実際には、湯宏康は社会的弱者などではなく、彼のバッグの中は金でいっぱいだった――ここ数日、見る目のない者たちが湯宏康に絡んできたが、結果は悲惨なものとなった。四級超能力者は外の社会では、ほとんど何の遠慮も必要としない存在なのだ。
数十日前まではまだ湯宏康を狙っている者もいたが、今では湯宏康が彼らを振り切った。これこそが、今の湯宏康の食欲が旺盛な理由である。
食後に口を拭き、湯宏康は札束を置き、豆皮の店主に微笑みかけて去った。
監視を振り切った湯宏康は、次の計画を練り始めた。
まず、家には帰れない。湯宏康の家庭は、間違いなく超能部が設置した監視ネットワークの重要な拠点だ。虎部にせよ玄鳥部にせよ、湯宏康にとっては巨大な組織で、抗うことなど到底できない。
しかし、これらの巨大組織も全てを思い通りにできるわけではない。ある組織を前にすると、彼らも身を引かざるを得なくなるのだ。
西南部の募兵広告を手に取り、湯宏康は自身の身長を測るように見た。「年齢的には、まだ足りないかもしれない。だが手続き上は国防生に転向し、卒業後に軍に入隊することもできる。」




