灰燼回路
八人の先輩の修業を終えた翌朝、部屋を出た所でアカシさんが詰め寄って来た。
これは、昨晩にまた会合があったな?トモさんが経過を話したのだろう。
「や、闇について……祭儀場と、翼竜と……」
「ちょ、それっ!皆から聞き出せって言われての事ですか!?」
「いや、違うけど……未知なるものが目の前にあるんだ、放っておける訳ないだろうッ!?」
「言っておきますけど、トモさんも受信してた内容以上に、御母君様の事は開示しませんよ!」
「おお、『アルマナの祭儀場』の主……いや、祭儀場の主神的存在はそう呼ばれているのですか?それはコトさんの独断で?それとも眷族達がそう呼んでいるのでしょうかねぇ……」
「さあ、どうでしょうね?私程度じゃ全容は分かりませんから、呼ぶ人も居るんじゃないですかね〜としか言えないッスね」
「ぬぉ〜〜〜ッ!!!じゃ、じゃあ翼竜はっ?」
「この時代じゃ、見た人も居ないキモカワなクリーチャーですよ?衆目のあるリオレに呼ぶ訳ないじゃないですか!」
「そんなぁ……」
「でも、トモさんも聞いてた筈ですが、祭儀場の来歴は知れましたよね?」
「ああ。でもさぁ、そういうのを聞くと、もっと先が知りたくなるだろう?」
知識狂いなアカシさんが詰め寄って来てピンチの状態だが、そこへ向こうからバカンスさんが歩いて来た!やった、助かった!
「アカシ、その辺でもういいだろう?」
「ギルマス!」
「コトは僕らの奴隷や召使として仲間に入れた訳ではないだろう?後輩だが、れっきとしたBNGメンバーだ。メンバーである以上、我等八人同様に、互いの能力や過去をすべて開示するべきではない」
「それは……そうですね。我々は盟友であると同時に、互いの事業の妨害をしないという律の元に繋がった集まりですからね。少し、自制して来ます」
そう言ってアカシさんは、頭を下げて帰って行った。
残ったバカンスさんは、改めて私に向き直り、言った。
「てな訳でコトさん、我々八人のスキル研修クリアおめでとう」
「あ、有難うございます!」
「そんでもって……ハイこれ!ご褒美」
バカンスさんから渡されたのは、適当に千切って折った紙切れである。
宝石やら装備品ではなく切れっ端というのが如何にも彼らしいが、混沌の魔王が寄こす、こういった紙切れみたいなものが貴重なものと分かっている私は、誰も居ない所で嬉々として紙を開いた……
… … …
私は今、北街区と西街区の境の辺りを歩いている。
東西南北で特徴が分かれているこの街だが、境目の周辺は、雑多で混沌とした街並みをしている。
ここもまたご多分に漏れず、北のハイソさを保とうとする佇まいや、宿場にある店やその倉庫的な類、そして、その雑多さにあやかって存在しようとする、訳の分からない、店なのか何かのアジトなのか意味不明な物件が乱立していた。
こういう謎物件ってのは当然気にはなるんだけれど、さんぽ部で歩きしなに入り込むにはさすがにハードルが高いんよね。
他クランの隠れ家みたいなものだったりすると、入り込むだけで角が立つ訳だし。
いくらBNG所属で先輩達が強いからって、私としては「お前ら、ひれ伏せ!」みたいな事は絶対にしたくないんだよね。
故あって、トップに近しいクランに所属したからこそ、私自身は奢らずに襟元はきちんと正していきたい。
街並みの混迷さを堪能している内に、目的のものが目に入った。
バカンスさんのメモに転写されたスクリーンショットと同じ看板である。
ちなみに、彼のメモの内容は以下の通りだ。
『灰燼回路 魔法のがらくた 色違い ノック3、5、2、7』
そんななぐり書きと、この辺りの地図がフリーハンドで描かれていて、幾何学模様的な看板のSSがあった。
最初は、変な模様に見える看板だが、形を崩した調子で『灰燼回路』と書かれている様だ。
看板にしろ、ノックの暗号にしろ、こりゃ一見さんが気軽に来れる店じゃないよね。
レンガやトタン、モルタルに、鉄板、タイルや合板とツギハギで無理くり造ったという佇まいの掘っ建て小屋に、パッと見何なのか分からぬ看板。
ファンタジーというより、ポストアポカリプスなスクラップ小屋というその壁は、全体的に灰色で、殺風景だ。そんな中で、一箇所だけ鈍い臙脂色に塗装された、30センチ四方の木板が使われていた。
色違いってコレか?確かに、コンクリや鉄板をノックなんかしたくないし。
ゆっくり3回、5回、2回、7回、と間隔を置いて木板を叩いてみる。なんだか、ちょっとスパイか何かにでもなったみたいでニヤけてしまい、必死に口を結んで耐える。
さて、コレであってるのかどうか、取り敢えずキョロキョロと周囲を見回してみる。
少し間をおいて、カチャっと小さく音がした。
よくよく見れば、一般的なドアスコープが有りそうな高さのツギハギの一部が、切手一枚分ほど開き、小さく低い声が聞こえて来た。
「見ない顔だ、ここが何か分かるのか?」
「『灰燼回路』ですよね?」
「誰の紹介か、聞かせてもらえるか?」
「バカンス・デカダンスの紹介です」
「……。裏手に回ってくれ」
用心深いなぁ。魔法のガラクタと聞いたけど、かなり価値のある物だったりするのかな?
私は猫の額の様に狭い隙間に身を這わせて、裏口へと廻った……
… … …
すごく狭い路地を、小屋に沿ってL字に曲がる。真裏側に回っても、その広さは変わらなかった。
裏手に扉があっても、これじゃ開かなくない?と思ったが、そこには金属金具で補強された合板製の引き戸が付いていたので、ちょっと安心した。
取っ手となる刻みを手にしてみると、その質感は木とは違った。
この扉……いや、もしかするとツギハギ小屋も含めてマジックアイテムかアーティファクト的な何かで出来てないか?
いや、確かに貴重な品を売るというなら、小屋を破壊して持ち出す者も居るかも知れない。
私個人が、これまで扱った品々の経験からくる感としては、この建物は下手な建築物より強固な様に思えた。
そんな引き戸は、正面でやり取りをした為か簡単に開いた。
外観にそぐわない滑らかさで開き、持ち手の重さもアルミサッシ程度。合板と金属で造られた重さではなかった。
店内へと入ると、その中は殺風景なコンクリ張りであった。外のスクラップ造りはフェイクだ。
古い時代の企業の事務所にある様な、グレーのスチール棚が所狭しと配置され、無数の品物が陳列されていた。
「いらっしゃい、お嬢さん。珍しいな、ここに客が来るのも、君の様な若い人だと言うのも……」
店の奥から声が掛かるが、私の目は棚の上で淡い虹色に光る、掌サイズの金属片に釘付けになった。
◆魔導炉の欠片 レア度F 魔力ある破片
古代魔導統一王朝を滅亡させた魔導炉の破片。魔導炉自体に欠陥は無かったが、膨張する国家の発展に要するエネルギーの容量を増幅させた為に暴走した。
破片となってしまっているが、強固な防護の魔法が未だ残っており、永続的に付与されたままの状態で遺物として存在を保っている。
所有者∶【昔紡ぎ】のロテック・ヴィーンテッジ 鑑定者∶【曰く付きの骨董】コト・イワク
「魔導炉の破片?こんなすごいものがあるのに、お客が少ないなんて、吃驚です!」
「おや、どうやら君もこの店の品が分かる人の様だね?これは失礼した」
「これ、おいくらですか?」
「そうだなぁ……炉の破片を持ち込む者も、大分数が減った。78000パカシならば、お譲りしよう」
高い。いや、高いか?目利きや値踏みを発動して考えてみる。
古代の遺物の破片。普通に考えて、流通量によって値が上下する。持ち込む数が減ったというのは、新たに製造が無理な物ならば、持ち込まれた分が売れていけば当然在庫は無くなる。在庫が少なければ、当然値は上がる。
勿論、店主が大量に隠し持っている事も考えられるが、鑑定で見るにコレはオーパーツの欠片だ。バカンスさんのご褒美の紹介で来れた店なのだから、量販店では当然手に入らない物の筈である。
むしろ、数に限度がある以上、この程度で買えるのならば、安いと言えよう。
それに初来店で、「欲しい」と言った品を、数万程度をケチって断ったら、私とバカンスさんの『格』が下がる。
充分使い道はあるし、これは買いだ!
「ぜひ、それで売って下さい!」
私は店主に支払いをして、掌サイズの破片をゲットした。
破片は、炉の外側と思える側は光沢のないミルク色、内側も角度によっては同じだが、少し傾けると、貝殻の内側みたいに虹色に煌めいていた。
「早々にお買い上げを有難う、お嬢さん!店主の、ロテックだ」
「改めまして。バカンスさんの後輩で、コトと言います」
ロテックさんは茶色い短髪、ワインレッドのベストに、たくし上げたYシャツ、ブラウンのスラックスという格好のイケオジだった。
「ロテックさん、私はバカンスさんに店舗の詳細を聞けぬままに紹介されて来ました。良ければ、このお店のコンセプトをお聞きしても良いですか?」
「ああ。ここ『灰燼回路』は、遺物を扱う店だ。ここにある展示物は、すべて遥か昔に壊れてしまった代物ばかりさ。そのガラクタに価値を見出だせる者達のためだけの会員制店舗、それがこの『灰燼回路』だよ」
「壊れた遺物だけの……価値を分かる人のためだけの店……」
バカンスさんが、私をここへ導いた理由が分かった。
元々は、珍品コレクターや、錬金術師の部品取りを目的をした客を扱う店。
でも、私なら……使用出来なくなった魔法のガラクタを活かす事が出来る!
「現品限り、高額商品が殆どだが……まあ、ゆっくり見て行ってよ」
「はい、有難うございます」
お言葉に甘え、じっくりと見よう。確かに、元来は博物館に展示すべき代物ばかりだ。
無駄遣いは出来ないが、ここでなら人造アーティファクトの素体に相応しいものが手に入る筈だ。
展示品の中で、まずは嫌でも目に入ってくるのが、デカいガラス管の立ち並ぶ装置だった。
なんだか何かの特集で見た、水出しサイフォン用のドリップタワーみたいな形をしている。
◆【蒼き錬金卿】の『マナエーテル』結晶化装置 レア度A 装置の残骸
古代王朝の有する錬金術師の最高峰、十二錬金伯の一人、【蒼】の名を持つ人物が創り上げた、『マナ・エーテル』なるエネルギー結晶を生み出す装置の残骸。
何かの戦闘に巻き込まれたのか、両断された形で発見された。
機器の使用方法、何があって壊れたのか、修理の仕方など、詳細は不明。
これは、確実に一点物だね。いや、両断されたなら二点物かもだけど、商品の表示に『時価』とある。
絶対に高いやつだ。さすがに今、これを買うのは無理そうだ。
他にも見てみよう!
… … …
翼の付いた妙な装置の断片 →
◆ドルドガロンの飛翔装置 レア度A 飛翔機械
北部大陸を制した統一王朝の有する兵器開発者の一人、ウローク・ドルドガロン博士が辺境南部の平定の為に開発した飛翔用の背嚢。初期ロットは前線で試験配備されたが、大量配備の前に水陸両用の高速自走砲の開発にあおられて予算が出ないまま、プロジェクトは停止してしまった。
この機体はコアを損傷していて、交換すれば蘇らせる事も出来たかも知れないが、生産停止した以上、交換部品も存在しない。
… … …
損傷した機工ガントレット →
◆ユミシスの鉄の腕 レア度A 戦闘用機工義手
古代リオレリア王朝の有する機工騎士団に所属した鉄腕の女将校
ユミシス・グランフィールドの右腕。魔力を流して機甲内部のギアを可動させる魔導モーターで駆動する腕で、これは故障により換装・廃棄された四番目の機体である。【破城の姫将軍】と渾名された彼女の腕は複数見付かっており、まだ埋没しているロットがあると考えられている。
… … …
動かぬ計器 →
◆マキュラン姫のための永久時計
リオレリア王の外戚にあたる病弱の美姫として知られるマキュラン嬢のためにと王朝最後の将軍であるアルカディア卿の次男より贈られた、当時の技術の粋を凝らした懐中時計。ストップウォッチの様にゴツい形状だが、当時は宝石等が散りばめられており、メンテをする限り永久に狂わないと云われる一品だった。彼女の死と共に故障してしまい、遺品としてその状態のまま現代に至る。残念ながら今、これを直せる技師は存在しない。
… … …
ジェットインジェクター? →
◆ジーンの変幻針 レア度B 注射器
リオレリア王朝の化学者、ジーン・オルトール博士が、当時の諜報部の為に作成した変身薬(使用済み)。変身には、十数分掛かるのと、骨格の変容に苦痛が伴う為、使用する部隊からはすこぶる不評だった。
後年、謎の死を遂げた彼女の死因は、この時の禍根によるものではないかとの説が今も根強く残っている。
… … …
大型機械の残骸 →
◆イグニシオ・ベウルンの人体改造器 レア度A 壊れた違法機器
古代王朝と、それにまつろわぬ大陸南部の諸氏族との間で狡猾に暗躍し、【怪人】、【造魔】などと呼ばれた人型生物兵器を生み出しては騒動を起こした【狂賢者】ベウルンの人体改造マシーン。ベウルンは狂人だが、機器に対するメンテナンスや修繕には一過言持った人物で、永らく運用可能にする事をモットーとして代替品が造り易い部品構成で発明を行っていた為、現代でも一定のスキル保持者には再現・応用可能なテクノロジーの代物であり、実は修理可能な危険機器。
… … …
最後、何か怪しい文言を見たがすごい代物ばっかりである。
だが、どれも時価となっていて手が届かなそう。鉄の腕とか、ちょっと使い道ありそうだし、欲しかったかも。
「すごい品ばかりだし、仕方がない事ですが、時価ばっかりですよね。この鉄の腕とか、おいくらするんですか?」
「ん?そいつか。【破城の姫将軍】は稼ぎの大半を腕の開発費と改造に費やしたとされてるから、古代機器の中じゃ出物はそこそこあるからな。その現品は刻印を見るに初期型に近いタイプだから、48万って所だな」
うーん、やっぱりそうなるか。買えはするが、残金を考えると無駄遣いの域だ。
炉の破片と合わせて、プルカリのパワーアップに使えるかと思ったのだけれど。残念。
金策の目途がついたらまた、って感じだね。
大型のものは諦め、今度は小物を見ていく。
小さいものは殆どが破片や部品といったものが多かったが、その中で一つだけ気になる物を見付けた。
罅割れたヘアピン →
◆【念話通信兵】ラトナのヘアピン レア度B 壊れた装身具
古代王朝が南方大陸制圧のために編成した南伐鎮定軍にて、大陸規模の広範囲念話通信兵として従軍したラトナ・アヴェンチュラが身に着けていた銀メッキのヘアピン。ラトナは通信兵として抜擢されたが、兵士としては凡庸だったので、なけなしの給金で購入した為、シンプルで安っぽい作りだが、念話を安定し、広範囲に届き易くする永続術式が込められていた。大きく変形してしまっており、修復しないと装備不可だが、現代の一般的な技術での補修は、術式が変容してしまう為、直すことは出来そうにない。
… … …
これを見付けて思った。コレだ!今日、手に入れるべき目玉はコレなんだ、と。
「ロテックさん。この店の品が、軽々しく大人買い出来る様な、軽い品じゃないという事は、よく分かりました。でも、私には魅力的な物ばかりでしたので、最後に一つ教えて下さい。これ、おいくらになりますか!」
私の質問に、ロテックさんはちょっと意外そうな顔をしてから、嬉しそうに笑った。
「そうか。君は、ここの在り方が理解出来そうなタイプの様だね。正直安心したよ。この店は、値段があって無い様な、人によっては法外な値段だし、ゴミにしか見えんしな。だが、実際は営利目的でなく、分かる者だけの趣味を愛でる為の場所だ。金がほしけりゃ、一等地でギャラリーに展示して好事家に宣伝すりゃいいんだしな。好きな品を愛で、時々信頼出来る相手に譲り、発掘仲間から時々品を仕入れる。それが、この灰燼回路のコンセプトだからな。【狂猾卿】の様にゴッソリ持ってく奴は、出禁が基本だ」
アカシさん……何やってんのよ。
今朝の一幕が浮かんできた。まあ、その流れでここまで来たんだけどさ。
「敢えて聞くが、君は技師か何かかね?そのヘアピンは、普通に直して使おうとすると掛かった術式が消えて、『遺物』としては価値が下がるんだよ」
「はい、把握してます!ですが、私は直したりはしません。私の創作には、術式のエッセンスや古い品に込められた歴史、それ等を中心にして紡がれるインスピレーションこそが、必要なモノなんです!」
合成の事は話せないが、嘘は言っていない。私がここの品を求める内容はそれが全てである。
「なるほど。確かに、ただの平凡な技師をバカンスが連れて来る訳ない、か。アカシの悶着でケツモチしたアイツはウチのコンセプトはよく知ってるしなぁ」
つまり、今朝の一幕をパワーアップさせた様な、問題が起きたっていう事なのかね?何かしんどそうだ。
「ああ、そのヘアピンだったな。その手のアクセサリは複数仕入れたんだ。他は色々と意匠が複雑で、すぐに売れてしまったんだが、それだけ残ってたんだよ。作りは安物だが、れっきとした歴史の遺物だから、安くはないぞ」
「でしょうね。でも、どうしても気になるんです!」
「そうか。じゃあ特別に…………500パカシでお譲りしよう」
「は?……ごひゃく!?」
「そう、びた一文まからないよ」
「いや、安すぎでしょッ!!」
やべっ、思わず逆に突っ込んでしまった。
「ハハッ、面白いな君は。言ったろう?この店はこういう店だって。時価ってのは、私の気分ってこった」
「あ、有難うございます。買わせてもらいます!」
やった。一番欲しいと思った物が、ご厚意で手に入った!
「まいどあり。当分の長い間を置いてから、またのご来店を!」
独特の言い回しで、ロテックさんは感謝を告げた。
すぐには来るな、と再来店を求める。これがこの灰燼回路の流儀か!
もしもすぐに来たら次はボッタクられそうだし、時期をみてまた絶対来ようと誓う、私なのであった……
… … …
NAME:【曰く付きの骨董】コト・イワク 種族:タト族・マニスリング(獣化箇所:センザンコウの鱗の手甲)
LV58 キャラクタークラス:アイテム合成師 RANK:C
STR216 VIT212(+1) DEX214 MEN208 SPD211
《所持金》
912178P
《師事》
『弧を描く餓狼』ガラム・マサラ
《習得技能》
【工芸】(LV20) ※工芸品知識及び製造におけるプラス補正。補正値はレベルに準ずる。
【目利き】(LV31) ※一定の商業系スキルにプラス補正。NPC商店訪問時にレアアイテム出現率が微細にUP。
【値踏み】(LV−) ※品物の相場を読み取る様になる。目利きに統合され、レベルは目利き準拠。
【体術】(LV62) ※格闘系スキル。強力な武術ではないが、あらゆる格闘技の基本となっているスキル。
【シンセサイズ】(LV45) ※二種のアイテムを合成して別の何かを造り出す事が出来る固有スキル。
【八十五式和合婚刻拳】(LV12) ※相手の回避にマイナスの補正が掛かる固有武術。レベルに応じ覚える三連打突技毎に威力が上がって行く。
【活眼】(LV25) ※周囲の者の力量を推し測ったりオーラを見たりするスキル。成功率はレベルに準拠。
【調理】(LV3) ※簡単な料理を作り出すスキル。レベルに応じて成功度が上昇する。
【暗闇の歩法】(LV8) ※暗殺者などが用いる歩行術。盗賊の忍び歩きの上級版で、足音・気配を消して達人ともなれば存在まで希薄にし、ステルス化する。戦闘にも組合わせて使用が可能。
【狼煙】(LV2) ※指先から煙を出す簡易魔法。レベルに応じて少ない魔力でより多く発煙させる事も可能。
【四換】(LV8) ※掌中で魔力を属性に関する物質に変換する。✡変換可能物質:小石(地属性)、煤塵(闇の加護)
【魔銃】(LV9) ※指先から魔力を弾丸にして発射する簡易魔法。指先への魔力の集中次第で威力変化。
【魔力撃】(LV3) ※魔力を込めた拳撃を放つ技。鍛える事で威力上昇や属性付与等の応用技が使用可能。
【睡夢撃】(LV3) ※夜魔族の用いる催眠性の魔法拳撃。レベルを上げる事で高位の相手にも催眠効果が見込める。✡加護により成功率上昇。
【魔睡銃】(LV2) ※催眠効果のある魔弾を撃つ技。攻撃威力は極少で、催眠成功率はレベル依存。連射不可。✡加護により成功率上昇、弾速上昇。
【乗馬】(LV0) ※馬に乗る為の技能。このレベルが高いと早駆けや遠乗り、スタミナの調整や馬との意志疎通も可能となる。
【反作用受け】(LV11) ※シンセサイズを応用して産み出された固有技。失敗時の反動で相手の力を相殺する。
【気功】(LV5) ※体内エネルギーを操り、攻撃力・防御力を補強するオーラへと転換する。
【縮地】(LV1) ※戦闘時、周囲30m四方に対して高速移動を可能とする。その速さはスキルレベル、オーラ、SPD依存。
【部分獣化】(LV7) ※タト族及びチト族の獣人病患者専用のスキル。全身獣化に至る前の基本スキルで、レベルが上がる程に自在に素早く任意部位を獣化する。獣化時の能力はタトの種に依存。
【闇刃】(LV1) ※暗闇となった場所に指を入れて発動する闇の刃を指に宿す生活魔術。殺傷力は低い。
【闇刃・改】(LV1) ※高位の夜魔の力で改良が施された闇の刃。斬れ味が高品位の剣程度に底上され、殺傷力が上昇。✡追加能力:魔力消費で短剣→小剣に変化。霊体・魔法生物に攻撃可能な戦闘用の闇刃。
【星の飛槍】(LV1) ※星空の下で極星を指差して発動。指先が煌めいた状態で光の槍が射出可能。象獏族の固有術で星空の夜限定。邪悪な存在、霊体、不死者に特攻。
【月光刃】(LV1) ※月の魔力を具現化した光の小型鎌。月に両掌ないし片掌を翳して発動。手持ち武器、投擲に使用可。月の霊力を宿し、幻夢境の生物や闇属性の者に特攻。技の開祖たる闇の道化師との制約により、良き闇の眷属に使用すると無散して精神力がゼロになり昏倒する仕様。
【暗雲の瞳】(LV1) ※視線の先に50cm程の闇の霧を発現させる。複数発現が可。有効射程は視界内だが、距離に応じて消耗が多いので注意。
【崩閃禍】(LV1) ※護身魔法。任意の手に爪紅をさす。爪紅は術式装填数を示し、手による攻撃で対象の神経系を1秒麻痺させる。殺傷力はない。肉体を持つ生命にのみ有効。
【精神感応】(LV2) ※精神感応スキル持ち同士で、思念通話する能力。遠距離ほど、レベル上げが必要。
【召喚術】(LV3) ※調伏、転移、下僕覚醒、送還、召喚を身に着けた者の扱える召喚術が使用出来るスキル。
《タト族の力》
◇尖山甲 ※生命エネルギーを込めた拳撃。打撃系『突き』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
◇暗帰路 ※生命エネルギーを込めた裏拳。打撃系『払い』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
◇破斬 ※生命エネルギーを込めた手刀。打撃系『斬り』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
《フィート》
*【闇の加護】∶夜を紡ぐものの加護。属性に闇を加え、闇の力を帯びた攻撃時と被弾時にプラス補正が入る。
*【夢渡り】∶念じる事で、辺獄(リンボ界)へと渡る事が可能。
【綺羅星の加護】∶NPCに好印象を与え、助力を得やすくなる。
【寄り道の王者】∶秘匿エリア、秘密の店等の看破率アップ。
【応用技術万能】∶組合せスキル、新スキル開発にプラス補正。
【野生の超反応】∶不意打ちや狙撃等をパッシブにオート反応。
【進化創造の手】∶生産品や発明品が大きく化ける可能性有り。
《装備品》
木綿のセーラー、布のナックルガード、腕輪『乾坤一擲』、星虹の腕輪『三色』、鼬鼠のベレー(1)、セブンリーグ・シューズ『昼夜を駆け廻るもの』、毒喰の山刀、転ばす先の杖、クローバー・ピンズ、黄色いマグネット、マタリス入場バッジ、肩掛けカバン(12)×2、鼬鼠のウエストポーチ(3)、鼬鼠のプラントホルダー、魔笛『アムネシアの呼び声』、子鹿の根付
(予備装備:肩掛けカバンにクラウン・ピンズ、タンブラー・ピンズ、ドロップ・ピンズ、ハートフル・ピンズ、赤マグネット、青マグネット、緑マグネット、白マグネット)
《所持品》
水筒(小)、ペン付き手帳、遠眼鏡、小型ナイフ、初期財布(100)、お菓子の巾着、指ぬき軍手(白、赤、橙、緑、黒)、クルリエっぽい銀のカトラリー、クルリエっぽい銀の包丁、コルキントンの香炉、バンジーの急須、水琴窟の小壷、30%ポーション×17、80%ポーション×4、中級薬草×40、月光草(薬用素材)×5、夜光草(強化素材)✕5、夜陰草(毒物素材)✕5、石のサイコロ、茶碗『湧水郷』、ナットリング×62、小さなメダリオン×66、リサイクル・ピンズ×68(内訳:クローバー13ヶ、王冠9ヶ、酒杯11ヶ、雫石5ヶ、ハート11ヶ、剣9ヶ、渦巻9ヶ)、ワッシャー・タグ×36、付与マグネット×21(内訳:赤4、黄6、青4、緑2、白5)、石器ナイフ×6、火口箱×2、ティンダースティック、砥石×3、石筆×5、茶壺『密林の欠片』、翼竜の卵×3、念話の結晶石、ダークマテリアル×35、高原の花、宝石(10万P)×2、宝石(5万P)、ふしぎなルアー、彷徨うボトル、薬の小瓶、虫の化石、きれいな石ころ、オリハルコンインゴット×1、エリクシール×28、山伏茄子×3、蛇玉×1、リオール鉄貨×1、頭陀袋(陶器の破片入り)、頭陀袋(端切れ・糸屑入り)、歪んだ蹄鉄、魔導炉の欠片、ラトナのヘアピン
《アーティファクト》
鑑定魔のモノクル(C) ※レア度C以下のアイテムの鑑定。
蒼き水源の水差し(B) ※清水が無限に湧く(ON/OFF可)。
夢幻のカレイドスコープ(C) ※夢幻郷の一部を覗き見る事が出来る。
《所属ギルド》
【B・N・G】
◆【混沌】バカンス・デカダンス
◆【禍つ女】点
◆【檮杌】ブキョウ・キナガシ
◆【饕餮】ゲイン・バショク
◆【窮奇】明石・暮紅人
◆【獣王】ふらりぃ
◆【インビジブル】NON・EMPTY
◆【大蟒蛇】魅酒螺
◆コト・イワク
◆ミミナガ・メデカ
《フレンドリスト》
●『第三使徒』【治の司祭】ぷみら・みにま
●ぐすたふ
●アイアン
●ライ・クライ
●エスプレッソ・デミタス
●『メルティ・ローズ』【奈落に咲くもの】ヘルベティア・ローゼンリース
●【採集者】ロータス・ピットフォール
●『黒閃』【十輪の剣匠】TOWA
●『第四軍司令』【百錬将】方天画戟
●【埃の錬金術師】ノックス・N・トリノ
●『戦闘代行業者』【喧嘩屋】殴路羅
●『梟熊』【ねじくれ】ちろる
●『梟熊』【闇食い】ハクア
●【試し屋】リュウザ・ラッシュ
●【棘山猫】ローゼン・リンクス
●【オーバーキル】レッド・ナイヴス
●【古城の貴婦人】ラディアン・ブリリアンツェ・バームクーヘン
●【白き玄武】グレゴル
●【流騎士】フランベル
●【五色の雲舞う】韮井カナエ
●【飛刀使い】エンジ
●【楽匠】久遠
●『第十一使徒』【黄の司祭】シャンメリー・スパークル
●【鉄節】アイゼンヘルツ・ハイマン
●【木陰の瞳】エルツェ
●『剣の獣王』【片角】サクラン
●『死霊術パティシエール』【煉獄の蔓薔薇】ふろらんタン
●『黒き魔弓』【蒼丘の主】ラン・C・ストラトス
●『黒き輝き』【瞬速の貴公子】ステイン・グレイ
●【理の助祭】ライラック・L・シチョーカ
●椎野くぬぎ
●キーラ・キラルル
●茴香
《従士隊》
◆プルカリ【リビングメイル】♀(ガーディアン)
◆コルベル号【ロットワイラー】♂(番犬)
◆シュロ【白猫】♂(ストレイキャット)
◆フレデリック【うりぼう】♂(ゴミ漁り)
◆がじゅまる【アギル・カクタス】?(観葉植物)
◆シトリン【マーモットリング】♀(バトル・ファーマー)
●バコツ・ドコゾノ【エクウスリング】♂(無頼漢)
◆オーク隊
・【出っ歯】バジー ♂(斥候兵)
・【大剣】セバロ ♂(剛剣士)
・【早食い】ミダ ♀(斧兵)
・【ずんぐり】ゾーデ ♀(闘士)
・【うすのろや】ンゴラゴ ♂(重戦士)
・【早駆け】チルリ ♀(剣盾兵)
・【舞刃】ヨラド ♂(舞剣士)
・【戦紋】ポルタス ♂(短槍兵)
《積載獣》
◆アンドレイア号【荷馬兼乗用馬】♀
◆ディムナール号【荷馬兼乗用馬】♀
《召喚獣》
◆ランフォリンクス【飛翔型騎獣】※性別不詳
・ガヴッチョ
・ムジカ
・フリューゲ
《ギルド部屋の金庫(99)》
ロセオの花瓶、クロウトの皿、耳長新報(創刊号)、厚手の手袋(左)、紺のベレー
《工房の所持物品》
古びた荷車、空の頭陀袋×40、石のフィギュア×11、宝石の卵×2、バルグナン・パフェグラス、もっと黒い塵芥×1、すごく黒い塵芥×1、黒い結晶×1、すごく黒い結晶×1
… … …
〜リオレ探訪メモ〜
◆完全会員制遺物専門古物商『灰燼回路』
北街区と西街区の境にある隠し店舗。入店には特別な合図が必要で、それを知らない人にとってはただのボロ小屋である。また、紹介者も確認されるので、適当に誰かの入店時の仕草を見て真似しても排除されるので注意。
店主は、ロテック・ヴィーンデッジ氏。その道では有名な遺物蒐集家であり、考古学者でもある。
自身で発掘調査を行う事もあるが、普段は隠れた店舗で遺物を愛でている事が多い。
店舗に置かれている品々は、彼自身の発掘や、その他考古学仲間、トレジャーハンター、冒険者等の友人達の協力で集められたものを購入する形で仕入れ、陳列している。
バカンスは、新規の特殊な宿の一部に遺物を配置したりしている関係で、会員となっており、正しく節度をもって店のルールを守っているおかげで推薦者を紹介しても良いと言われるまでに信頼を得る事が出来た。
逆に、明石暮紅人は全てを買い占めようとした事で出禁となり、ブラックリスト入りしている。
取り扱い商品は、大半が古代の北方大陸を統一したリオレリア王朝の品を中心に、北方大陸南部にある大森林にて王朝と同盟関係にあった大森林を支配するエルフや、細々と点在した森林部族民の品が多い。
王朝の滅亡は、王都リオリエンヌ(現リオレ市地域)を中心にして、魔導炉の暴走、融解が元であるが、滅亡といっても物理的な爆発ではなく、アストラルに作用する魔力波の爆発だったので、炉が存在し、爆心地となった都自体は粉々になったが、リオレ地方がクレーターになったり、近隣の山々が消し飛んだりといった事象は無く、あくまで生物の精神に影響する暴走した魔力の広範囲インパクト(精神的破壊)であったので、遺物は見付かるとの事。
もし、大陸を巻き込む程の物理的爆発であったら、謎の文明として一切の遺物すら存在してなかったというのが通説である。
今回、鑑定多めです。
また、久々に探訪メモを書いてみました。今回、Cパートにつづきを書くには少しボリュームが合わない感じでしたので、つづきは次回に書かせて頂ききたいと思います。




