前世の記憶
買い物を終え、一度ギルドを目指した。
もう一軒、寄りたい場所があったのだけれど、高価なレア物を手に入れたばかりだ。
一旦、ギルドへと戦略的撤退と洒落込もう。
焦ってレア物を買いまくっても、失敗しそうだし、せっかく手に入れた遺物だ、慌てず騒がずにインスピレーションを高める為の余韻は残して行動したい。
「ただいま〜。皆〜、帰ったよ~」
自前の工房の扉を開くと、従士隊の面々がゴロゴロとしていた。
ラチュがギルド内を掃除する様になり、コルベル、プルカリに加えて、オーク達も門番をしたり、先輩達の事業の雑務(主に荷役等)もしてくれる様になった。裏庭では、シトリンが作った家庭菜園が少しずつ実り始め、アンドレアとディムナールも荷役を手伝っている。
そんな形でギルドに馴染んだおかげもあり、バカンスさんはオーク隊の家賃免除を、ゲインさん、トモさんは皆に食事を与えてくれる様になった。
ギルドの傘下として手伝いをするならば、生活費を惜しまない先輩達、本当に有難い事です。
そういえば、二頭で思い出したが、アンドレアもディムナールも、プルカリに先導されて、コルベルやシトリンの実家にはよく出掛けており、そちらで草を食む事も多いみたいだった。
コルベルは、散歩の他に古巣の見回りが習慣付いている様で、牧場の人々というより、後継のチェリオの頑張りを見に行っている。
シトリンも、頻繁に農園に帰っては、両親を安心させているみたいだ。家庭菜園の種も、そういう時に手に入れてくるらしい。
それと、意外にも二頭を連れ歩く事が多いのはバコツ氏だった。彼はインスピレーションを得る為に遠乗りをしているみたいで、最初こそ、私の馬と言う事で暇つぶしにと勝手に持ち出していた様だが、存外に相性は悪くないみたい。馬骨だからかな?
まあ、二頭の食事とストレス解消になるなら、節度ある範囲で自由にさせておこうと思う。
普段姿を見れない三匹の翼竜達も、レディ・ラケルの庇護下にあるのだから、これも心配要らないと思うし、我が隊は一先ず安泰である。
ロデオさんは、まだ目を覚まさないそうだけど、きっとまだ復帰可能の通知を見てないのかもね。
そんな隊の状態だからこそ、ちょっと今、プルカリのパワーアップイベントを用意しても……なんて、灰燼回路の品を見て思った次第である。まあ、身体をどうするかの最終判断は本人の意思が優先だよね。
「プルカリ、ちょっといいかな?」
「ししょ、どうしたの?どっか、出掛けるのか?お供するぞ」
「少し、話したいから私の部屋に来てもらっていい?」
二人で部屋を移る。他の子はチラ見しただけで無理については来ない。聞き分けの良い子ばかりで本当助かりますね。
… … …
「プルカリ、改めて聞くけど……マタリスの帰りにさ、敵に襲われたでしょ?あの時、私……アダマンタイトをプルカリの穴を塞ぐ為に融合したよね?あのさ、それ以降、身体に違和感とか痛みとかあったりは大丈夫かな?」
「うん、プルカリはぜっこうちょうだ!すごく硬い金属や魔法の金属は、プルカリにパワーを与えてくれる」
よかった。あの後普通にしてるから、合成に関して詳しく状態を聞いてなかったんで、安心した。
万一、融合や接合に不備があったりしたら困る。毎日元気だから、確認してなかった私が言うのも何だけどね。
「そっか。調子いいならそれで良いんだよ。それでさ、こんなものを手に入れたんだけど……」
魔導炉の欠片を取り出して、彼女に見せてみる。
本人にとって、嫌な物を合成は出来ないからね。
「おー、これかぁ!」
「え、コレが何か分かるの?」
「いや、分からん!」
分からんのかーい!って、私の隊員はこんなんばっかりだな……
「これ、古代王朝の魔導炉の破片だって。破片だけど、強い防護魔法が掛けられた魔法の合金らしいんだよね」
「ほうほう、魔力がぎっしり詰まってますな〜。これはかなり硬そうだね!」
「プルカリはさ、魔力が見えたりとかってするの?」
「うん、プルカリは魔力見えるぞ。父上はリビング・スタチューで、母上はサンド・ゴーレムだ。お互いの体調は、魔力で見て調べるんだよ」
「そっか、そういう感じなんだ。不思議な一族?……だね」
「村のみんな、魔力で動いてるからな。魔力無くなったら、多分死ぬ」
「え?じゃあ魔力弱まったら、どうすんの?」
「魔神様の像から補充する!村の中心に、それがあった……様な気がする」
「魔神様って!?」
「昔からあったよく分かんない像だ。多分なんか、田舎のまいなーなやつだ!」
い、いいのかそれで?魔神様、なんか可哀想だぞ。何処の何者かは知らんが……。
「それで、この欠片なんだけど、プルカリ的にどうかな?鎧が強化されたら良いなって、私は思ったんだけど」
「魔神様の事、ずっと忘れてたけど、この欠片の強い魔力で思い出せたし、いいんじゃないかな。多分、なんとなく」
魔神様の像……これに似た魔力って事は、古代に作られた永続魔力の像って事かな。まあ、実物の無い所で考えても答えは出ないか。
「これはプルカリ、パワーアップして隠された力出せちゃうかもだなぁ~」
「どんな力?」
「分かんないけど、プルカリは村で一番の戦士と名乗っていたんだ。村は平和で、戦った事なんてないんだけどね」
自称かいっ!それなら私も、大陸一の合成師だぞ。いや、下手な事言うのはやめとこう。
この世界、類似スキルや別のスキルでの応用技とか、無きにしもあらずだ。
「さあ、ししょ!さっそくプルカリを改造だっ!」
マジか。このノリでやるのか。言い出しっぺだけど、子供に改造とか言われると、ちょっと大丈夫か心配になるね。
端から見たら、幼い子を拾ってきて、戦闘マシーンに改造中の奴、みたいな事にならんかね……BNGだし。
「よし、それじゃ……」
「痛くしないでね!」
「……えっ!合成って痛いの?」
「さあ?プルカリは痛覚ないし分かんないぞ」
私を困らせたくて言ってるよね?この子。
「あと、格好良くね。それと、モミアゲも剃ってね!」
「はーい、かゆいところあったら言ってねー」
「手の甲がかゆい」
「そこは自分で掻け」
おい、AIよ!うちのプルカリをあんまり変に設定すんな。
まあ、死んだ鎧を無理矢理改造蘇生させたのは私だし、翼竜とかも勝手に造り出して孵化させたから、出す予定のなかったキャラの負担分、私が要注意プレイヤーとされてるのかもだけどさ。
大丈夫なのか、こんなんで?私のインスピレーションはぐちゃぐちゃだぞ。
… … …
閑話休題。一先ず落ち着いて、合成を始めよう。
阿呆な思考は排除して、今回は掌サイズの欠片の融合だ。
大量の魔法金属を融合とかなら、板金塗装でトゲとか細工とか、ゴテゴテな強化をイメージすべきで、ガッツリとインスピレーションが必要だが、今回は欠片の融合のみだから、特殊製法による強固な硬さ(臨界点MAXまで炉の圧に耐える位の)と、その金属を強化してる永続的防護魔法の移植がメインだ。
プルカリのモデル変更は要らない、全身に古代の遺失技術二種(遺失合金と遺失防護魔法)を付与。ただそれのみ!それのみ、それのみ、それのみ……
胸の部分に欠片を当てつつ、それを強く念じてシンセサイズを発動する。
まばゆく光つつ、プルカリは甲冑に戻る。戻ったのだが、また輝き始めた。
ん?私、2回合成してないけど、どういう事??
激しい光が明滅し、少しずつ輝きが薄れていく。
ゲーム内だけど、目眩ましとかも戦術の一つなので、当然私も眩しい。しっかし、これは普段のシンセサイズとは比が違うぞ。遺物の効果なのかな。
… … …
光が完全に消え、私の視界も通常に戻る。
目の前を凝視すると、そこには誰か、見慣れない女性が立っていた。
艷やかな長いプラチナの髪はサラサラと背中まで流れ、目鼻立ちが綺麗に整った美人だが、眉はキリリとしていて、ちょっと気は強そう。
全身は甲冑に包まれているが、最初に空き地で見付けた甲冑とよく似たデザインと大きさをしていた。
なんと声を掛けようか、一瞬躊躇した私を前にして彼女はガシャリと音を立てて跪いた。
「お初に御目文字致します。我が主……」
「えっと……あの、貴女は…」
「ずっと御礼申し上げたく、機会を待ち望んでおりました。プルメリア・カリエス、お召しにより、顕現・参上致しました!」
… … …
NAME:【曰く付きの骨董】コト・イワク 種族:タト族・マニスリング(獣化箇所:センザンコウの鱗の手甲)
LV58 キャラクタークラス:アイテム合成師 RANK:C
STR216 VIT212(+1) DEX214 MEN208 SPD211
《所持金》
912178P
《師事》
『弧を描く餓狼』ガラム・マサラ
《習得技能》
【工芸】(LV20) ※工芸品知識及び製造におけるプラス補正。補正値はレベルに準ずる。
【目利き】(LV31) ※一定の商業系スキルにプラス補正。NPC商店訪問時にレアアイテム出現率が微細にUP。
【値踏み】(LV−) ※品物の相場を読み取る様になる。目利きに統合され、レベルは目利き準拠。
【体術】(LV62) ※格闘系スキル。強力な武術ではないが、あらゆる格闘技の基本となっているスキル。
【シンセサイズ】(LV45) ※二種のアイテムを合成して別の何かを造り出す事が出来る固有スキル。
【八十五式和合婚刻拳】(LV12) ※相手の回避にマイナスの補正が掛かる固有武術。レベルに応じ覚える三連打突技毎に威力が上がって行く。
【活眼】(LV25) ※周囲の者の力量を推し測ったりオーラを見たりするスキル。成功率はレベルに準拠。
【調理】(LV3) ※簡単な料理を作り出すスキル。レベルに応じて成功度が上昇する。
【暗闇の歩法】(LV8) ※暗殺者などが用いる歩行術。盗賊の忍び歩きの上級版で、足音・気配を消して達人ともなれば存在まで希薄にし、ステルス化する。戦闘にも組合わせて使用が可能。
【狼煙】(LV2) ※指先から煙を出す簡易魔法。レベルに応じて少ない魔力でより多く発煙させる事も可能。
【四換】(LV8) ※掌中で魔力を属性に関する物質に変換する。✡変換可能物質:小石(地属性)、煤塵(闇の加護)
【魔銃】(LV9) ※指先から魔力を弾丸にして発射する簡易魔法。指先への魔力の集中次第で威力変化。
【魔力撃】(LV3) ※魔力を込めた拳撃を放つ技。鍛える事で威力上昇や属性付与等の応用技が使用可能。
【睡夢撃】(LV3) ※夜魔族の用いる催眠性の魔法拳撃。レベルを上げる事で高位の相手にも催眠効果が見込める。✡加護により成功率上昇。
【魔睡銃】(LV2) ※催眠効果のある魔弾を撃つ技。攻撃威力は極少で、催眠成功率はレベル依存。連射不可。✡加護により成功率上昇、弾速上昇。
【乗馬】(LV0) ※馬に乗る為の技能。このレベルが高いと早駆けや遠乗り、スタミナの調整や馬との意志疎通も可能となる。
【反作用受け】(LV11) ※シンセサイズを応用して産み出された固有技。失敗時の反動で相手の力を相殺する。
【気功】(LV5) ※体内エネルギーを操り、攻撃力・防御力を補強するオーラへと転換する。
【縮地】(LV1) ※戦闘時、周囲30m四方に対して高速移動を可能とする。その速さはスキルレベル、オーラ、SPD依存。
【部分獣化】(LV7) ※タト族及びチト族の獣人病患者専用のスキル。全身獣化に至る前の基本スキルで、レベルが上がる程に自在に素早く任意部位を獣化する。獣化時の能力はタトの種に依存。
【闇刃】(LV1) ※暗闇となった場所に指を入れて発動する闇の刃を指に宿す生活魔術。殺傷力は低い。
【闇刃・改】(LV1) ※高位の夜魔の力で改良が施された闇の刃。斬れ味が高品位の剣程度に底上され、殺傷力が上昇。✡追加能力:魔力消費で短剣→小剣に変化。霊体・魔法生物に攻撃可能な戦闘用の闇刃。
【星の飛槍】(LV1) ※星空の下で極星を指差して発動。指先が煌めいた状態で光の槍が射出可能。象獏族の固有術で星空の夜限定。邪悪な存在、霊体、不死者に特攻。
【月光刃】(LV1) ※月の魔力を具現化した光の小型鎌。月に両掌ないし片掌を翳して発動。手持ち武器、投擲に使用可。月の霊力を宿し、幻夢境の生物や闇属性の者に特攻。技の開祖たる闇の道化師との制約により、良き闇の眷属に使用すると無散して精神力がゼロになり昏倒する仕様。
【暗雲の瞳】(LV1) ※視線の先に50cm程の闇の霧を発現させる。複数発現が可。有効射程は視界内だが、距離に応じて消耗が多いので注意。
【崩閃禍】(LV1) ※護身魔法。任意の手に爪紅をさす。爪紅は術式装填数を示し、手による攻撃で対象の神経系を1秒麻痺させる。殺傷力はない。肉体を持つ生命にのみ有効。
【精神感応】(LV2) ※精神感応スキル持ち同士で、思念通話する能力。遠距離ほど、レベル上げが必要。
【召喚術】(LV3) ※調伏、転移、下僕覚醒、送還、召喚を身に着けた者の扱える召喚術が使用出来るスキル。
《タト族の力》
◇尖山甲 ※生命エネルギーを込めた拳撃。打撃系『突き』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
◇暗帰路 ※生命エネルギーを込めた裏拳。打撃系『払い』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
◇破斬 ※生命エネルギーを込めた手刀。打撃系『斬り』属性。タト族の能力は一日にLV÷10回使用可能。
《フィート》
*【闇の加護】∶夜を紡ぐものの加護。属性に闇を加え、闇の力を帯びた攻撃時と被弾時にプラス補正が入る。
*【夢渡り】∶念じる事で、辺獄(リンボ界)へと渡る事が可能。
【綺羅星の加護】∶NPCに好印象を与え、助力を得やすくなる。
【寄り道の王者】∶秘匿エリア、秘密の店等の看破率アップ。
【応用技術万能】∶組合せスキル、新スキル開発にプラス補正。
【野生の超反応】∶不意打ちや狙撃等をパッシブにオート反応。
【進化創造の手】∶生産品や発明品が大きく化ける可能性有り。
《装備品》
木綿のセーラー、布のナックルガード、腕輪『乾坤一擲』、星虹の腕輪『三色』、鼬鼠のベレー(1)、セブンリーグ・シューズ『昼夜を駆け廻るもの』、毒喰の山刀、転ばす先の杖、クローバー・ピンズ、黄色いマグネット、マタリス入場バッジ、肩掛けカバン(12)×2、鼬鼠のウエストポーチ(3)、鼬鼠のプラントホルダー、魔笛『アムネシアの呼び声』、子鹿の根付
(予備装備:肩掛けカバンにクラウン・ピンズ、タンブラー・ピンズ、ドロップ・ピンズ、ハートフル・ピンズ、赤マグネット、青マグネット、緑マグネット、白マグネット)
《所持品》
水筒(小)、ペン付き手帳、遠眼鏡、小型ナイフ、初期財布(100)、お菓子の巾着、指ぬき軍手(白、赤、橙、緑、黒)、クルリエっぽい銀のカトラリー、クルリエっぽい銀の包丁、コルキントンの香炉、バンジーの急須、水琴窟の小壷、30%ポーション×17、80%ポーション×4、中級薬草×40、月光草(薬用素材)×5、夜光草(強化素材)✕5、夜陰草(毒物素材)✕5、石のサイコロ、茶碗『湧水郷』、ナットリング×62、小さなメダリオン×66、リサイクル・ピンズ×68(内訳:クローバー13ヶ、王冠9ヶ、酒杯11ヶ、雫石5ヶ、ハート11ヶ、剣9ヶ、渦巻9ヶ)、ワッシャー・タグ×36、付与マグネット×21(内訳:赤4、黄6、青4、緑2、白5)、石器ナイフ×6、火口箱×2、ティンダースティック、砥石×3、石筆×5、茶壺『密林の欠片』、翼竜の卵×3、念話の結晶石、ダークマテリアル×35、高原の花、宝石(10万P)×2、宝石(5万P)、ふしぎなルアー、彷徨うボトル、薬の小瓶、虫の化石、きれいな石ころ、オリハルコンインゴット×1、エリクシール×28、山伏茄子×3、蛇玉×1、リオール鉄貨×1、頭陀袋(陶器の破片入り)、頭陀袋(端切れ・糸屑入り)、歪んだ蹄鉄、ラトナのヘアピン
《アーティファクト》
鑑定魔のモノクル(C) ※レア度C以下のアイテムの鑑定。
蒼き水源の水差し(B) ※清水が無限に湧く(ON/OFF可)。
夢幻のカレイドスコープ(C) ※夢幻郷の一部を覗き見る事が出来る。
《所属ギルド》
【B・N・G】
◆【混沌】バカンス・デカダンス
◆【禍つ女】点
◆【檮杌】ブキョウ・キナガシ
◆【饕餮】ゲイン・バショク
◆【窮奇】明石・暮紅人
◆【獣王】ふらりぃ
◆【インビジブル】NON・EMPTY
◆【大蟒蛇】魅酒螺
◆コト・イワク
◆ミミナガ・メデカ
《フレンドリスト》
●『第三使徒』【治の司祭】ぷみら・みにま
●ぐすたふ
●アイアン
●ライ・クライ
●エスプレッソ・デミタス
●『メルティ・ローズ』【奈落に咲くもの】ヘルベティア・ローゼンリース
●【採集者】ロータス・ピットフォール
●『黒閃』【十輪の剣匠】TOWA
●『第四軍司令』【百錬将】方天画戟
●【埃の錬金術師】ノックス・N・トリノ
●『戦闘代行業者』【喧嘩屋】殴路羅
●『梟熊』【ねじくれ】ちろる
●『梟熊』【闇食い】ハクア
●【試し屋】リュウザ・ラッシュ
●【棘山猫】ローゼン・リンクス
●【オーバーキル】レッド・ナイヴス
●【古城の貴婦人】ラディアン・ブリリアンツェ・バームクーヘン
●【白き玄武】グレゴル
●【流騎士】フランベル
●【五色の雲舞う】韮井カナエ
●【飛刀使い】エンジ
●【楽匠】久遠
●『第十一使徒』【黄の司祭】シャンメリー・スパークル
●【鉄節】アイゼンヘルツ・ハイマン
●【木陰の瞳】エルツェ
●『剣の獣王』【片角】サクラン
●『死霊術パティシエール』【煉獄の蔓薔薇】ふろらんタン
●『黒き魔弓』【蒼丘の主】ラン・C・ストラトス
●『黒き輝き』【瞬速の貴公子】ステイン・グレイ
●【理の助祭】ライラック・L・シチョーカ
●椎野くぬぎ
●キーラ・キラルル
●茴香
《従士隊》
◆プルカリ【リビングメイル】♀(ガーディアン)
◆コルベル号【ロットワイラー】♂(番犬)
◆シュロ【白猫】♂(ストレイキャット)
◆フレデリック【うりぼう】♂(ゴミ漁り)
◆がじゅまる【アギル・カクタス】?(観葉植物)
◆シトリン【マーモットリング】♀(バトル・ファーマー)
●バコツ・ドコゾノ【エクウスリング】♂(無頼漢)
◆オーク隊
・【出っ歯】バジー ♂(斥候兵)
・【大剣】セバロ ♂(剛剣士)
・【早食い】ミダ ♀(斧兵)
・【ずんぐり】ゾーデ ♀(闘士)
・【うすのろや】ンゴラゴ ♂(重戦士)
・【早駆け】チルリ ♀(剣盾兵)
・【舞刃】ヨラド ♂(舞剣士)
・【戦紋】ポルタス ♂(短槍兵)
《積載獣》
◆アンドレイア号【荷馬兼乗用馬】♀
◆ディムナール号【荷馬兼乗用馬】♀
《召喚獣》
◆ランフォリンクス【飛翔型騎獣】※性別不詳
・ガヴッチョ
・ムジカ
・フリューゲ
《ギルド部屋の金庫(99)》
ロセオの花瓶、クロウトの皿、耳長新報(創刊号)、厚手の手袋(左)、紺のベレー
《工房の所持物品》
古びた荷車、空の頭陀袋×40、石のフィギュア×11、宝石の卵×2、バルグナン・パフェグラス、もっと黒い塵芥×1、すごく黒い塵芥×1、黒い結晶×1、すごく黒い結晶×1
… … …
プルカリが成長した姿、と言うべき存在と思われる【彷徨える甲冑】プルメリアは、私の前で、嬉しそうに微笑んでいる。
私の合成でちっちゃくしちゃった件、果たして気にしていないのだろうか?
「あ、あのさ……私、無理に蘇生してしまって、貴女を子供鎧にしてしまった訳だけれど……」
「何も問題ありません。私は既に死んでいた身で、あのまま朽ちる存在でした。それに蘇生というよりもあれは、産まれ直したという方が近いでしょう。子供からやり直すというのは自然な事ですし、生き直す機会を頂けました!感謝と言うほかありません」
「そっか、そう言ってもらえて、ほっとしたよ。それに、私の仲間になってくれた事には、私も感謝してるよ!」
「産まれ直したのは事実ですが、貴方の能力の力により、死した私の意識もまた、鎧に定着する事が出来た様でして、まだここに居るという状況です。プルカリは、新たに産まれ直した事で作られた新しい人格。そしてこの私は、死なずに残っていた隠れた別人格として、この甲冑の奥に宿っておりました」
「つまり、プルカリには元々の人格と、新しく産まれた人格の二つが存在してるって事?」
「まあ、そういう感じです」
「えっと、不便じゃない……かな?」
「大丈夫です。少し前、一度身体が破壊され、その後の修復が行われた頃より、プルカリとは少しずつ会話が出来る様になりました。私達は二人で一つ、今はそれで安定する関係となりました」
これは、大丈夫と見ていいのかな。私としては、彼女を子供化してしまった事に少しだけ負い目があったから、大人な彼女とも話せたのは僥倖だった。
このまま双方と上手く付き合えるならば、良い結果なのかも知れないね。
「さあ、我が主よ!本日はこのプルメリアがお供を致しましょうぞ!」
彼女は、顔をフルフェイスヘルムに変形させて言った。
プルメリア……少しだけ「くっころ」とか言いそうな雰囲気あるけれど、午後からは彼女を連れて買い物と洒落込みますか!
次回、買い物編につづく!
プルカリ登場時から2、3度の合成でやりたかった成長イベント。
どこでやろうか迷ってましたが、このタイミングとしました。やっとという気持ちと、この先いつか故郷編を書きたい気がありますが、いつになるのでしょうかね。




