087●すごいのはどっち?
持って帰ってきた石ころの欠片がほしいの?
あの時の調査艦隊の人が?いいけど。
じゃあ、磁力遮断シートでくるんでおくね。
ソレイユさん、こんな調整もしてるの?たいへんだなあ。
ソレイユから回ってきた、これが’なっちゃんの石’か。
わかった、グレッグがそういうなら、届けよう。でも、大丈夫かな?
おおっ、これがあの超磁性体の欠片か。ありがたい。
レイディ・アマンダに礼状を打電しておいてくれ。
よし、作業室で開封してみよう。
’その他’とクドー、行くぞ!
ゆっくりと開封だ。いいって、わたしが開ける。
包装シートが、ハートとサイコロの模様だ。
かわいいな。サイコロサイズだから、中身とマッチしているんだ。
良いセンスだな、アマンダは。
わっ!バッ、って飛び上がって天井にはりついた!
こんな小さいのに?
なんですかあ、艦長、計器が異常です!
操舵ができませ〜ん!何やってんですかあ!
すまん、すまん。もう1度、シートに包もう。
これほどの磁力があるとは!天井だけ、鉄が混じってたんか!
うーん、はずれへん!ペンチで掴んで、と。
だめや、わしの力では、はずれへん。
2人、ちょっと力貸してや!
代替艦はようわからん!
エンターサプライズ、はよ帰ってきてえや!
「やっとはずれたわあ。あー、しんど。これは凄い磁石ができるで。調査艦隊として、大発見や!」
「いや、艦長、確かに超磁性体はすごいんですが・・・。このシートの性能のほうが、すごくないですかあ?」




