表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/95

088●お茶と夕食

ジンがラベリア郊外を歩いている。もう日暮れが近い。

彼の服装は公国の簡易礼装である。胸にはエンブレム。

それには、ラベンダー公国の紋章。

薄紫地に天使の姿が円や楕円、三角形で描かれている。

手には何も持っていない。

だが、左脇下には拳銃型静雷が、ホルスターに収まっている。

既にグナの国境近くまで来ている。


国境には、近い将来の武力行使に備えた訓練兵の駐屯所がある。

グナの旗がたなびいている。

見張りが気づく。

接近する少年あり!なんか、妙な少年です!


グナの駐屯署の一室にジンはいる。

ソファにゆったりと座っている。男が入ってくる。


「おまえ、本当に、あのジン・ラベンダー・エンジェラムか?マイスターとか、レジスターとかじゃないんだよな?」

「ああっ、本人確認って、案外難しいですよね。詐欺行為をはたらくときに、誰かに成りすます、ってことがありえますからね。」

「そうだ、そうだろ!だあが!この駐屯隊長のミドル・ピッグの目はごまかせんぞ!俺はジン・ラベンダーについて、情報を集めたんだ、1週間もかかってな!」

「それはすばらしい。では、その知識で確かめてください。」

「じゃあ、第1問だ!お前の両親の名前は?」


「で、もう、ネタ切れですか?今までの質問は、公国では誰もがしっている内容ばかりですが。」

「くそぅ!じゃあ、おまえ、本物しか知っていない内容を言ってみろよ!」

「そうですねえ。じゃあ、空の話をしましょうか。これって、両親しか知らないんじゃないかな?あっ、あと、この世界線ではローレンスだったなあ。」


うーん、感動的な話だった!

そうか、大海を知らなくても、空の青さを知る、ってなんか胸に響くよな!

これは、子々孫々に伝えよう!


「よし!おまえはホンモノだ!よくわかった!族長のところに護送することになるぞ!」

「よろしくお願いします。あっ、馬車なんていいですよ。歩いて行きますから。」

「えっ、いいの?そりゃあ、手配しなくてよければ楽だし、他のことに馬車、使えるし助かるけど。ちょっと距離あるよ。」

「大丈夫ですよ。何なら今から行きますか?」

「いや、夜はイカン!危ない連中がでてくるかもしれん・・・。」

「それでは、僕がみなさんを守りますから。」

「えっ、そんなことまで頼んでいいの?いや、確かに族長は急げって言ってたけど。」

「あなたと、あなたと同行する人たちの都合に任せます。すいません、お茶をもう1杯いただけますか?」

「はい!すぐに用意します。おい、聞いただろ!お茶をお持ちしろ!あと、夕食もだ!急げよ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ