066●3つの条件
「つまり、儂に陸海軍合同部隊の相手になれ、というのだな?」
「そうなんです、将軍、いえ、特別顧問!」ミトが顎髭に手をやりながら言う。
「閣下、最近の新式武器の性能は確かに優れていますが、どうも“静雷”と“雷牙”に頼りすぎているように思います。」ツキカゼも腕を組む。
「それで、儂がこの演習でお前らの兵を叩きのめす、と。いいのか?手加減はせんぞ。」
「死なない程度でお願いします。多少の怪我は覚悟しています。防具も進歩していますので、なんとかなるかと。」
「貴様、防具の性能も儂に試させようという魂胆だな。ハッハッハ!よかろう。ただし、条件が3つある。それは・・・」
ヴァルターが提示した条件は以下の通りだった:
1.対戦する兵数は100人以上とすること。
2.兵たちの武器は’雷牙’とすること。
3.この対戦に、ジン・ラベンダーを助っ人として参加させること。
「うぇえ?!将軍、さすがに100人の’雷牙’相手では・・・。」ミトが狼狽する。
「ぐわっ!ジン・ラベンダーですか?まだ子どもですよ!何かあったら、ブルー、いや、ウィルフレッド子爵が何と言うか・・・。」ツキカゼが慌てる。
ヴァルターは不敵に笑い、言った。
「構わん。この条件で、儂もウィルフレッダもやりたいと思っておった。ジン・ラベンダーも共に来ている。始めようではないか。見せてもらおうか、日頃の鍛錬の成果、そして’雷牙’の威力を。」




