↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
第二部 迷宮編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/146

⑿ 夜はしっかりと寝る

「明日からダンジョン攻略か、怖くないのか我が愛しきルオ君よ?」

 ベットの上で寝転び大衆小説を読んでいるラジエルは、床で敷布団を敷いているルオに話しかける。


「愛しきって、まぁ、怖いよ。ダンジョンに入るのは<タルタロス>以来だし、<タルタロス>での出来事は地獄だったし。でも魔術師剥奪で実家に顔向けできなくなるのは避けたいから、行くしかないよ。」

「ふ~ん。我は遠隔でダンジョン攻略のサポートをするだけだからの。これもかなり大変らしいが、命の危険になることは滅多にオブ滅多にないからな。ルオ君の方が心配になるのじゃ。何せ一人で行くのじゃろ?寂しくないのか?」

 ラジエルは思っていたよりもルオのことを心配してくれているようだ。最初はウザいと思っていたけど、ちゃんといい奴である。


「一人で暗い所いるのは500年前から慣れているから大丈夫。それにあの時とは違ってこの攻略が後の人たちの安全にも繋がるんだ。怖くて寂しいけどやりがいの方が強いよ。」

 ルオは指をパチンと鳴らし、部屋の電気を消した。枕元のランプはついているので常闇ではない。


「さ! 早く寝よ! 明日から大変になるんだから。ラジエルは頭をしっかり休めておいてね!」

「全く、我がお主の中にいたときよりも成長し寄って、我の方がちょっぴり寂しくなったではないか。」

 ランプを消し、二人は明日のため眠りについた。


 ——未明、場所不明——


 一人の少女が草原を駆けている。少女の後ろには魔物たちの群れが彼女を追っている。

「しくじってしまったのです。今回は成功できると確信していたのに、あの占い師は詐欺師ですの! 帰ったら教会騎士に突き出してやるのです!」

 少女は後ろを振り返り、魔術による業火を魔物の群れに放った。しかし、数体が焼け消えるだけで効果は無かった。

「やばいのです! 体力も魔力もそろそろ底をつきそうです! ええい!私は偉大なる<傲慢の君>の眷属の一人! 魔の恩恵を少し受けただけのあなた方魔物は私をみて跪くべきなのです!」

 少女は止まり、ビシッとこちらに向かってくる魔物たちに指をさして堂々と言うが、何も効果が無く段々と迫ってくる。


「あ、やば、とっとりあえずありったけの力で逃げ切るのです! 逃げ足だけは誰にも負けないのです!」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。