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あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
第二部 迷宮編

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(46) The right way

「なんで無限に階層が増えていくんですか!?」

『それがダンジョンじゃからのぅ~。我やウィンデも予想できなかったのじゃ。』

 もしも唯一それが良そうできたのなら万物の性質を見抜くことができる、暴魔の魔眼を持つ今は亡き覇者ゼイダートだけだろう。彼の魔眼はダンジョンを現世から見通すことができ、その性能は連絡鳩を軽く超える。噂では後天的に得れ有れたものであり、習得方法は不明である。


「やっぱりあの老賢者分かってたな……。」

 ルオはある憶測が確信に至った。だが……。


「きゃぁああああああああああああああ!!!!!」

 ルオの目の前にのっぺらぼうが現れる。ルオは魔力を込めに込めた拳でのっぺらぼう型エネミーをホームランした。のっぺらぼうは天に飛びキラーンと星になった。


「どんだけ嫌いなんです……。」

 黒炎でアンデットを焼滅させているメリーは、ルオをあきれた目で見る。


「拷問といじめのセットか虫とお化けでどっちがマシって言われた前者を選ぶくらい!!」

「えぇ……。」

 ルオは世間的にはズレてるなとメリーでさえも思ってしまった。


『漫才してるとこ悪いのじゃが……。』

「どこが漫才だよ! こんなので売れるわけないでしょ!」

『おっほん!! 今はまだ一階層目じゃの。』

「遅くて大変悪うございました。」

『なんか、すねておるな。まぁまだ2層に行かなくてよかったのじゃ。正しいルートを通らなくてはずっと迷宮の中におってしまうからの。』


「ラジエルたちはそれを既に見つけたの?」

『我ではないが、<ダンジョン管理部>オールスターで正解ルートを見つけてくれたぞ!』

『全く、相変わらず幽霊嫌いなんだな。』

「すみません、ラジエルの隣に不審者がいるみたいです。」

『だれが不審者だ!! ジャック=ルージュ子爵だ!』

「え~っと、確かその声は学園時代に俺をいじめてた取り巻きA,B,Cのうちの一人だったような……。」

『一回病院で頭検査することを勧めるぞ!!』


 懐かしいヒステリック声を作業用BGMにしながら、ルオとメリーはラジエルたちが言う正解ルートをメモする。


「つまり、司令塔アンデットを倒してから次の階層に行くのですね。」

『その通りだね、司令塔が各層の魔力を支配しているから倒せば正しい階層に行けるはずさ。』


 廃墟の奥に巨大な魔力の塊が感じ取れる。おそらく司令塔だろう。


「問題なのは、ルオ君が大のお化け嫌いということだけど、多分大丈夫か。」

 メリーは平気なのでメリーが率先して攻撃すれば撃破は一応可能である。


『ラスダンの幹部エネミーは一般ダンジョンボスクラスだから、倒すときは2人で倒すこと!分かった!?』


「「分かってます!!」」


 


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