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あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
第二部 迷宮編

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(26) ダンジョンの謎

 二人はボス部屋の先にあるフロアポイントで就寝し(※テントはちゃんと別々です。)、いよいよ第三迷宮に行くことになった。

『我は天使じゃから、精神干渉は効かぬと思うのじゃが、万が一のために連絡鳩をこの階層のみオフにしておく。何かあったらすぐに起動するように!』

「分かった!」「了解です!」

『二人とも気を付けるのじゃぞ!』


 ルオは転移前に連絡鳩の電源を切り、二人は第三迷宮へと転移した。


——攻略3日目、第三迷宮、入り口——


「あぁ~、そういうこと。」

「ダンジョンってエンタメ性があるのです?」

「それも未だ不明。けど、なんとなくこの迷宮には意思があるんじゃないかって思いたい。だって……。」


 第三迷宮は超巨大迷路だった。階層は一層のみでこの迷路のゴールに到達すればクリアであり、ダンジョンボスはこの迷路そのものである。そのため迷路クリアがダンジョンボス撃破条件であり攻略クリア条件である。


「サポーターだと連絡鳩で迷路を上から見ることができて、トランシーバーでリアルタイムに道を教えられるから、迷路の意味がなくなってしまう。だからサポーター禁止なんだ、このエリアだけ。」


 今まで踏破してきたダンジョンは意思いうものは一切感じられなかったが、<ニヴルヘイム>ではダンジョンが挑戦者に何かメッセージがあるのかもしれない。第二層の大量のトラップ、そして第三層の巨大迷路。今に思えば、フロアポイントのシステムも何かの目的のためにつくられたのでは?


「セバスチャンさんは私たちの安全が優先で、ご遺体の回収はその次だそうです。どうします?」

「そうだね、とりあえず迷路を突破しようか。」

 

 君(・)た(・)ち(・)読(・)者(・)は(・)も(・)し(・)か(・)し(・)た(・)ら(・)忘(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)か(・)も(・)し(・)れ(・)な(・)い(・)が(・)、ルオとメリーは<魔法生物>である。もちろんラジエルやウィンデも。


「エネミーはフェアリー型やミニチュアゴーレム型で、迷路を邪魔しないような設計のようです。こだわりが強いです!」

「エネミーだけじゃない。時間経過で道が変わったり、行き止まり、さらには隠し扉もある。ダンジョン学(最近できた学問)ではダンジョンは魔力が濃く魔力狂度が瞬間的に50%になったとき、確率で発生されるものだと知ったけど、誰かが意図してつくられた迷宮もあるんじゃないかな?」

 <ニヴルヘイム>は先月発見されたのであって、発生した時期は定かではない。一説によれば魔法戦争後にできたとか。


「師匠に聞いた話ですが、最も迷宮攻略数が多い冒険者たちがいて、彼らパーティのリーダーはプラチナクラス。名は<覇者>のゼイダート、だそうですの!」

「<覇者>ゼイダート……。ドワーフの誇りと呼ばれる武人か、どんな人なのだろうか……。」


 

 


 

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