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アイランド・デッド  作者: 会原 夏武
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34/45

ー34ー

シノの悲鳴でユウタ逹は飛び起きた。

「何だ!?」

サキトが言った。

イオリがライフルを手に取る。

「行ってみよう」

サキトはそう言って部屋から出た。

廊下には、レナとアヤも出ていた。

「今の何?」

アヤが訊いた。

「分からない」

サキトが首を振る。

「とりあえず、行こう」

ユウタがそう言って階段をかけ降りた。

皆、それに続いた。

「シノさん!大丈夫ですか?」

ユウタがへたりこんでいるシノに言った。

シノは頭上の窓を指差し口をパクパクと動かした。

サキトが窓からライトで外を照らす。

「何も居ないぞ」

その時、出入り口のドアがバンッと鳴った。

「キャッ」

レナが悲鳴を上げた。

ライフルを構えたイオリがゆっくりとドアに近づく。

「行っちゃ駄目、危ないよ」

レナが言った。

イオリがドアノブに手をかけて勢いよく開けた。

すると、何かが中に勢いよく倒れこんできた。

イオリはそれに銃口を向けた。

「ヨウスケ……?」

不意にシノが呟いた。

「えっ?」

イオリがライトでそれを照した。

ヨウスケだ。

「ドアを閉めろ」

サキトがそう言ってドアを閉める。

そして、ヨウスケの隣にかがんだ。

全身切り傷や歯形だらけだ。

まだ、生きている。

「ひどい怪我だ……救急箱……物置に有ったろ?持ってきてくれ」

サキトが言った。

アヤが頷いて、階段をかけ上がった。

「ヨウスケ、絶対大丈夫だから!絶対助かるから!」

シノがそう言った。

しかし、ヨウスケは気を失っていた。

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