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シノの悲鳴でユウタ逹は飛び起きた。
「何だ!?」
サキトが言った。
イオリがライフルを手に取る。
「行ってみよう」
サキトはそう言って部屋から出た。
廊下には、レナとアヤも出ていた。
「今の何?」
アヤが訊いた。
「分からない」
サキトが首を振る。
「とりあえず、行こう」
ユウタがそう言って階段をかけ降りた。
皆、それに続いた。
「シノさん!大丈夫ですか?」
ユウタがへたりこんでいるシノに言った。
シノは頭上の窓を指差し口をパクパクと動かした。
サキトが窓からライトで外を照らす。
「何も居ないぞ」
その時、出入り口のドアがバンッと鳴った。
「キャッ」
レナが悲鳴を上げた。
ライフルを構えたイオリがゆっくりとドアに近づく。
「行っちゃ駄目、危ないよ」
レナが言った。
イオリがドアノブに手をかけて勢いよく開けた。
すると、何かが中に勢いよく倒れこんできた。
イオリはそれに銃口を向けた。
「ヨウスケ……?」
不意にシノが呟いた。
「えっ?」
イオリがライトでそれを照した。
ヨウスケだ。
「ドアを閉めろ」
サキトがそう言ってドアを閉める。
そして、ヨウスケの隣にかがんだ。
全身切り傷や歯形だらけだ。
まだ、生きている。
「ひどい怪我だ……救急箱……物置に有ったろ?持ってきてくれ」
サキトが言った。
アヤが頷いて、階段をかけ上がった。
「ヨウスケ、絶対大丈夫だから!絶対助かるから!」
シノがそう言った。
しかし、ヨウスケは気を失っていた。




