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24/26

第24翼~~



独白



響く声

 辺りは闇に包まれている

 レイの中に響く声

 レイの体さえも闇へとなる

エビル「終わらない闇――――」

 エビルの声がレイの頭に響く

 レイを呼び覚ます声

レイ「なんだ・・・・これは・・・」

 レイの周りに現れる

 呪縛

 真言のように

 飛び交う

エビル「狂おしき焔鎖、運命られた咎。」

 エビルの言葉に反応するように

 レイの体が異変をきしていく

レイ「・・・力があふれる・・」

 レイの姿が変わっていく

 背中に真紅の剣舞が現れる

 其れと共にレイの意識は途切れる

エビル「これでいいんだろう。残留思念。」

 エビルが自分の顔の半分を隠している

機会に完備された街

 レイとアキが運ばれている

 二人とも意識はない様子

 だが

レイ「くっ・・・」

 レイが意識を取り戻す

アウル「おや、意識を取り戻したのですか?」

 アウルが反応する

 其れと共に再び電撃を放とうとする

レイ「そう何度も喰らいませんよ、僕はね。」

 レイとアキを真紅の膜が包み込む

 膜が電撃を通さない

 二人はダメージなし

アウル「おや?まだ、抵抗する力があったのですか?」

 真紅の膜が飛散して

 ネットを破壊する

レイ「忘れていたんだ。“あいつ”はいつでも側にいるって!」

 螺旋を描き

 レイの元へと戻ってくる

 そして、マント?(コート?)へと変わる

アウル「なるほど、その出で立ち、その武器・・・」

 何かに気づいたようだ

 レイは、真紅の石を口にふくむ

レイ「(M)もってくれよ、僕の意識。」

 石を口に含むと同時に

 レイの体から異様なまでの力があふれる

アウル「なるほど、君が“真紅の剣舞(ブラッティ・ダンサー)”」

 真紅の剣舞―――レイの武具にして

 レイの戦闘スタイルに名付けられた

 畏怖の念。

レイ「・・・一気にいくぞ。」

 レイの瞳が紫電に染められていく

アウル「ふふふ、どうやら、楽しめそうですね。」

 アウルが再び異形化する

 黒き燐翅

 黒き爪

 赤き瞳

 怪物の姿へと。

レイ「“真紅の剣舞”よ!」

 レイのかけ声と共に

 真紅の剣舞が螺旋状に舞い上がり

 辺りに真紅の舞華を散らす

アウル「ふん、この程度!」

 レイの攻撃を無視して

 突っ込んでくる

レイ「触れない方がいい。消えたくなければ。」

 舞い散る立華が

 アウルの体へと触れる度

 その場所を消し去っていく

アウル「くっ・・・」

 アウルの翼が疾風を起こし

 真紅の立華を払う

レイ「無駄だよ。」

 レイがアウルの方へと腕を動かす

 其れと共に疾風を切り裂くように

 美しき真紅の立華が

 アウルの元へと飛びだって逝く

アウル「くそっ・・・・なぜだ、なぜ・・・・」

 何かを思い出す

アウル「そうか・・・貴様は・・・・」

 アウルが異形化をとく

 其れと共に距離をとる

アウル「残念だよ、“ツバサ計画”の遺産を見つけたのに。」

 アウルが一枚の紙を取り出す

レイ「まっ・・・」

 真紅の剣舞がアウルに向かうが

 それよりも先にアウルが紙に吸い込まれる

アウル「それでは、またあいましょう。」

 アウルが消えると

 その紙が燃えて消え去る

レイ「・・・転移魔法・・・それも高度な。」

 レイが視線をきり

 アキの方へと向ける

ネロ「ふふっ、まさか君たちがそうだったとわね。」

 あからさまに怪しい男が姿を現す

 レイが再び真紅の剣舞を

 舞い散らせる

レイ「きさま!」

 それを完全に無力化して

ネロ「やめためえよ、私は痛いのは嫌いなんだよ。」

 真紅の剣舞が散っていく

白銀の街

 白銀に包まれている

 辺りには冷気と共に雪が舞っている

 いや、吹雪いている

シリエル「ねぇ?あんたかい、さっきからうざい殺気を飛ばしているのは。」

 吹雪をまといし竜

竜「貴様か、我が眷属を殺したのは。」

 残された波長から

 すべてを察しているようだ

シリエル「波長を読み取ったのですね、さすがは、風の竜王種。」

 体の一部に緑の宝玉がついている

 さきほどの竜とはランクが違う

竜「我を知ってなお・・・」

 傲慢たる竜

 辺りの疾風が強さを増す

シリエル「おごるなよ、いくら竜王種といえど・・・」

 シリエルが一本の剣を出す

 其れと共に吹雪がやむ

竜「ふははは、少しは楽しめそうだ!」

 再び疾風が増す

シリエル「無力だ!」

 シリエルの刃が竜を貫く

 舞い散る真紅の華

竜「この程度なのか?」

 竜は答えていない様子

シリエル「終わりだよ。“死鐶珠”!」

 輪廻を紡ぐ鐶がすべてを断ち切る

 竜の体が滅びていく

竜「ぐふぁ、ばかな・・・」

 光の粒子になって

 消え去っていく。

シリエル「もう、私たちの前には姿を現すな。」

 残ったのは宝玉のみ

 宝玉が吹雪により埋まっていく

蒼海

 蒼き海だけが永遠と続く

 静かとは無縁の海

 ほとばしる魔力

蒼真「だーかーらーやめろーーーーーー1」

 リリスが後ろから魔力の弾丸を放っている

リリス「いやだね、最近、君にいじわるしていないからね。」

 放った魔力は蒼真めがけて移動し

 一撃一撃が小さな島なら滅ぼすほどの威力だ。

蒼真「マジでしゃれにならねーだろ!」

リリス「大丈夫♪君以外には無力だから。」

蒼真「よけー質悪いわ-!!」

 右足が沈む前に左足に重心をうつし

 海の上を奔っている

 リリスは空を飛んでいる

リリス「それに君ならあたっても、死にはしないから。」

 次々に弾丸を撃ち込んでいく

蒼真「だーかーら、そういう問題じゃねーーーーー!」

白銀の街2

 紅羽がぐっすりと眠っている

 そこにシリエルが帰ってくる

シリエル「・・・もうこんな時間か・・・」

 どうやら、眠気が襲っているようだ

シリエル「仕方がない。私も休むか。」

 シリエルが無造作にベッドへと潜り込んでいく

シリエル「う~ん・・・この抱き枕心地いい・・・・」

 何かを抱きしめて

 睡魔へと誘われていく

研究所

 アキ、セスタはベッドで配線につながれている

 どうやら、治療器具のようだ

 管の中を大量の源素が流れている様子

ネロ「ふむ、どうやら、思ったよりは損傷はないようだな。」

 ネロが二人の様子を見る

 セスタは見た目ほど致命的なダメージはうけていない様子

レイ「(M)自己治癒能力が働いている――――アキも大丈夫そうだな。」

 アキ自身の生命力が

 その身を直している用だ

ネロ「きみも思ったより兵器みたいだね。」

 眼鏡の手のひら直しながら

 レイを見る

レイ「・・・・礼は言っておきます。ですが・・・・?」

 レイの言葉を先読みするように

 淡々と

ネロ「そうですね・・・・強いて言えば“放っておけなかった”ってところですかね?」

 意味深な笑みを浮かべる

 レイの警戒心は高まるが

ネロ「私は地下にこもっている。“アークジェレイド”が、治るまで休んでいくといい。“XIX-Raysis”」

 レイのかつての型番を言われ

 更に警戒心を持つが

 ネロは無関心に地下へと降りていく

レイ「(M)どうして、僕らの真名を・・・・」

 レイの警戒心だけが残る

闇に包まれた空間





















慟哭

与えられた力がなんであろうが

僕も彼と同じ道を歩んだだろう。


僕にとってのアキと同じ…いや、それ以上なんだろうな。



彼…ネロといったあの男にとっての彼女は。


それを奴らは利用した。


悪意

戦慄

をもって。





本当に僕らは…


















いや、これ以上考えても意味はない。



僕は僕の出来ることをやるだけだ。













それが、悪魔と罵られようと蔑まれようと。


















それが、僕とアキが生きて鋳られる唯一の道だとするのならば。




















僕はココロを削る。



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