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モフッてモフモフ 俺たち チームニャンダバー!悪の秘密結社だニャン  作者: 枝豆子
4章 藍色のお空に お座布団は絆の証ダニ!

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33 褒めてほしいダニ!桜の木登りと、ばあちゃんの祈るような時間

「ダイフク~。遊びに来たニャン」


「クロッチ!おはようダニ」


白と黒の小さなお猫様は、おでこをごっちんと合わせて、挨拶を交わした。


初めて出会ったあの日から、クロッチはお天気の良い日は必ず遊びにやってきた。


お猫様同士のコミュニティが無いダイフクは、クロッチが遊びに来る日を楽しみにしていた。


「クロッチは、お外を1匹でお散歩出来るんダニ~」


「俺、兄弟多かったから、母ちゃんから早くに親離れしたニャン」


「凄いダニ。俺、母ちゃんの事覚えてないダニ。人間から必死に逃げて、逃げて、ボロボロになって、リーダーに助けて貰ったダニ」


「リーダーも言ってたニャン。ここのばあちゃんは、身寄りのないお猫様を、一時的に面倒を見てくれるお家らしいニャン」


「......リーダーも初めにしばらくって言ってたダニ。俺、ずっとずっとばあちゃんと暮らしたいダ二」


しょぼんと肩を落とすダイフクをクロッチは優しく舐めて来た。


「俺もばあちゃん大好きだから、いつまでもここに遊びに来たいニャン」


「クロッチ~」


2匹が仲良く遊んでいる様子を、ばあちゃんはほっこりした気持ちで、縁側のお座布団に座り眺めていた。


『【サビたん】は、私が体力が無いことを判ったから、黒猫ちゃんを連れて来てくれたんだろうね』


庭先で走り回る小さなお猫様たちは、日増しに体力が溢れてくるのがわかった。最初は、ダイフクも弱っていたが、今では黒猫にも負けない体力が付いていた。


不意に痛む胸を抑えた。


『もう少し、もう少しだけ私に時間をください』


先日、息子と定期健診として病院へ行った。医者の話では、いつ発作が起きてもおかしくない状況であると言われている。息子は、頑なに一人暮らしを続けたがる母親を心配していることはわかっている。


『ツトムさんが愛したこの家で逝きたい』


迷惑かけてしまうことは、承知していた。主人を愛し、主人が大切にしていた家を愛しているだけだった。


優しい息子で、頼りになることもわかっている。本気で母親を大切にしたいと思える大人に育ったことは誇りだ。


「ばあちゃん、俺、木登りして飛び降りることが、出来るようになった」


庭に植えたの桜の幹をよじ登り、飛び降りて来たダイフクは、ばあちゃんに褒めて欲しくてやってくる。


何度も繰り返し登る、小さなお猫様の行く末を案じた。




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