595/604
8章 錬金国家の貴族161-辺境伯と辺境伯令嬢に届いた手紙-
セッテがハロルドと接触してから数日後の錬金国家
「辺境伯よ。自ら来るとは珍しいの。何かあったのか?」
「…私の子、ハロルドが『国には戻らない』と手紙をよこしまして」
「男爵からの手紙で事情は把握しておる。ハロルドの好きにさせれば良い」
「では辺境伯家の後継者はどうすれば…」
「それは自分で考えるのじゃ」
辺境伯は城を後にし、とある場所へと向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
辺境伯が城から出たぐらいのレストラン
「…ラットー、私についてきてくれますか?」
「急にどうしたんだい?」
「実は…」
マルセロは事情を話した。
「店の事を考えるとどうしたら良いか…」
「そういえば男爵様からも手紙が来てました」
「オーナーから?」
手紙を読んだラットーは驚き呟いた。
「男爵様とんでもない事を…」




