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名もなき異世界奇譚  作者: Section chief
8章 錬金国家の貴族
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8章 錬金国家の貴族156-お湯を沸かす魔道具-

温泉に浸かり部屋に戻った所で、獣人の少年が食事を運んできた。



「とても良い湯加減だった。前に来た時よりも良かったぞ。湯の沸かし方を変えたのか?」



ルーシェとリリス、俺もクジャク姉が言っている事を理解できなかった。

(この言葉を聞いて、状態確認(ステータス)を使用して、以前来た時にはなかった魔道具の存在を確認した)



「よく分かりましたね。以前は薪を使って沸かしてたんですけど、最近は新しく発売された魔道具で沸かしてるんです」

「どこが販売してるものだ?」

「クジャクが魔道具に興味を持つのは珍しいわね」

屋敷(うち)にも欲しいなーって思ったからな」

「確か錬金国家(アルケミー)商人ギルド所属の【マイコニス商会】っていうところが販売元で、アズモディア支部の方が営業に来たので思い切って購入したんです」

「マイコニスって確か初代ムルチコーレ王の家の名前だったよな?」

「そうよ。婿養子だったのよ。ごく一部の人しかしらないはず…なるほど」

「ルーシェは何に納得したの?」

「センティーレが商会を作ってその名前をご先祖様の家の名前にしたって事でしょ?」

「そうよ。それならアンタが職人と直接取引できるわね?」

「本当か⁉︎金ならいくらでも出す!」

「…一応お願いしてみるよ」



作ったのフ・リーダム()なんだよなこれ。

しっかりと商会の方から買おうと思う。センティーレの商会の利益に貢献したいし。

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