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8章 錬金国家の貴族144 -依頼を断る気はない-
「冒険者にはその手の情報を読み取る能力はないから、本来なら商人ギルドに依頼しないといけないと」
「そういう事。ただ商人ギルドに依頼したところで断られる」
「自分の命が1番ですからね」
「仮に依頼を受けてくれたとして、生還する可能性が1番高い君が送り込まれるだろう。もし君が断ったら…」
「断りませんよ」
俺が断ったらセンティーレに話が行くと思う。彼女は断らない。そうなった場合、モーブは職務を放棄して彼女を守りに行くだろうし、ルーシェは彼女の後をつけるだろう。
(それともう一つ。俺に直接依頼をした方が安くつく。冒険者ギルドとしては商人ギルドに支払う依頼料という名の経費も抑えたいのだろう)
「ありがとう。手を抜いても良いけど、全員で生還してくれ」




