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8章 錬金国家の貴族143 -商人が必要な依頼-
「ギルドマスター、誰もやらなさそうな依頼あります?」
「ああ、セッテか。ちょうど良いところに来た」
「何かあるんですね?」
「本来なら商人ギルドを通さないとまずい案件なんだが、君なら問題ないな」
「とりあえず、話は聞きますけど、厄介ごとは勘弁してください」
ということで、話を聞いた。
「…成る程。王家が出してきた依頼で、Aランク冒険者のパーティーが斥候を探してると」
「パーティーって言っても2人だからね。敵戦力も何も情報は無いし…」
俺1人でやろうと思えばこの場からでもこの依頼は達成可能だが、他者が受けようとする依頼を奪うのはどうかと思う。
「ところで騎士団を数人同行させてもらったりする事はできないのか?」
「今のところは情報が無いから動けないそうだ」




