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8章 錬金国家の貴族138 -最終手段-
ラットーの店へとやってきた。
今は店を少し大きくする工事をする為、休業している。
「増改築をする数日間の働き口を紹介しにきた」
ラットーの料理は女王陛下がお忍びで通うぐらい確かだし、マルセロは辺境伯家の出身だが、ラットーと同じぐらい料理がうまい。ラディーチェは元王宮侍女でこの店で調理している。貴族相手に調理を教えるのに、この3人以外思いつかなかった。
「私とラットーは店の増改築の件で業者の方とお話がありますので、お断りいたします。ラディーチェはどうしますか?」
「私は受けようと思います。もう1人の講師はどうするつもりですか?」
「他に誰かいませんか?」
3人は考えたが、誰も思いつかないようだ。
「…仕方がない、最終手段をとるしかないか」
その後城へ戻り、女王陛下にラディーチェが講師として参加する報告と、俺自身が調理が出来る事を伝え講師になることを伝えた。
ラディーチェが休業中の店にいた理由は、増改築にあたり、ラットーとマルセロが店についての意見を聞きたいから呼び出していた。(他の従業員も呼ばれていたが『店長やオーナーに任せる』という事で店には来なかった)




