第135話、【これぞ最強のチートスキルだ!】㉟実は『レプリカ』はラブコメにおいて『最強』なのだ☆(その1)
その日の早朝、いつものようにキーフ○ー先生を起こしに行くと、
──何と彼はベッドの上で、オル○ギオ先生と、裸で抱き合っていたのであるッ!
「……失礼、お邪魔しました、どうぞ続けてください」
「「──いや、コ○、ちょっと待ってくれ⁉」」
「……何ですか? 心配しなくても、誰にも言いませんよ。それとも実は、みんな前から知っているとか? てっきり『ロリコンハウス』かと思っていたら、『ハッテンバ』だったとは」
「「──違う! 君は勘違いをしている!」」
「おいおい、『勘違い』のしようなんて無いでしょうが? 『現場』を押さえられているのに、白々しい」
「「──こ、これは、そう、『魔法』だ! 『魔法』なんだよ⁉」」
「………」
「「………」」
「………」
「「………」」
「………」
「「………」」
「……人が子供だからって、馬鹿にしてます?」
「「──本当なんだ、信じてくれ!」」
「じゃあ、一体何の魔法なんですか?」
「「……が、『合体の魔法』ですッ!」」
「──見たまんまじゃねえか⁉」
「「違う! そう言う意味では無くて、我々は元々、『一つの存在』だったのであり、今この時、『元の姿』に戻ろうとしているだけなんだ!」」
「……それって、アレですか? 前世では『夫婦』とか『恋人同士』とかで、ちゃんと『男と女』の関係だったけど、現世に転生したら何と『男同士』になってしまったものの、お互いに前世の『運命』に導かれるようにして、再び愛し合う間柄になったとか言った、大昔の少女漫画や少女小説に良く有るやつですか?」
「「──違うよ! 最先端の青少年向けラノベであり、そのアニメ版である、『レプ○カだって、恋をする。』だよ!」」
「……はあ? 何言っているんですか? あの作品は同一人物が二人になるのであって、間違っても、『オッサン二人が裸で絡み合う』話じゃ無いですよ?」
「「──それなら、『百聞は一見に如かず』と言うことで、実際に見てもらいましょう!」」
「きゃっ⁉ 眩しッ!」
突然オッサンたちがまばゆい光に包み込まれてしまい、思わず目を閉じるコ○ちゃん。
「……あ、あれ?」
再び瞳を開けると、何とそこには、キーフ○ー先生しかいなかったのである。
「オル○ギオ先生は、一体どこに行ったのですか?」
「『僕なら、ここに、いるじゃ無いか?』」
「……あれ、その『声』って、オル○ギオ先生の声では無いですか?」
「『元々これが、僕の声だったのさ』」
「……つまり、本当のキーフ○ー先生って、オル○ギオ先生の声をしていて、それが二人に分裂した時に、『声』だけが独立して人格化したってことですか?」
「『何を言っている、完全体である「僕」は、もはやキーフ○ーですら無いのだ』!」
「……だったら、一体誰なんですか、あんた」
「『このルックスで、この声──つまり、「中の人」が中○悠一さんなら、「呪術○戦」の五○悟に決まっているだろうが!』」
「──結局、そのネタかよ⁉ でも確かに、その声優さんのチョイスからして、原作者様やアニメ制作スタッフ様の、『故意』も感じられるけどなッ!」
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転生法ちゃん「……何よ、これって?」
ちょい悪令嬢「前回の『わたくし、悪役令嬢ですの!』第2430話における、『レプ○カだって、恋をする。』を題材にした【突発短編】の、【解説編】を作成しようとしたところ、同じ『一人の人物が二人に分裂する』ネタとして、不意に今回の冒頭の【突発短編】のアイディアが浮かんだので、急遽作成し公開したわけです☆」
転生法ちゃん「──だからって、『呪術○戦』の五○悟先生を絡めるのは、ヤバいだろ⁉ 各方面からお叱りを受けるぞ⁉」
ちょい悪令嬢「……いやこれってむしろ、『とんがり帽子のアト○エ』の、原作者様やアニメ制作スタッフ様サイドとしても、『確信犯』でしょう」
転生法ちゃん「………………………………は?」
ちょい悪令嬢「そもそも外見が五○悟にあからさまにそっくりなのに、その大親友で一部では『ホモダチ』とすら呼ばれているキャラの『声』が、五○先生の『中の人』だなんて、偶然と言うには出来過ぎでしょう?」
転生法ちゃん「た、確かに……」
ちょい悪令嬢「まあ、『キーフ○ー先生+中○悠一氏=五○悟先生』説はこの辺にして、そろそろ本題に入ることにいたしましょう!」
転生法ちゃん「……『本題』と言うのは当然、前回の【突発短編】の解説ね? そもそも『レプ○カだって、恋をする。』のスナ○ちゃんとナ○ちゃんの関係が、『本体とレプリカ』では無く、二人共『本物の愛川素○』なのでは?──と言った見解は、どうして思いついたわけ?」
ちょい悪令嬢「最初は単なる、『ツッコミどころ』でしか無かったんですけどね」
転生法ちゃん「『ツッコミどころ』、って?」
ちょい悪令嬢「レプリカのほうのナ○ちゃんてば、『レプリカ』のくせに、すげえ『ポジティブ』なんですよ。特に『恋愛関係』なんかはグイグイ行って、自分が『本物の学生では無い』なんて全然考慮しないで、好意の有る男の子と学校をサボって観光地デートに行ったりしてやがるのです」
転生法ちゃん「……え、あの作品て、『レプリカの悲哀』とか、『本体とレプリカの軋轢』とかを、主題にしているんじゃ無いの? 普通だったら、好きな人ができても、『……私レプリカだから、恋する資格なんて無いよね』とかにならないの?」
ちょい悪令嬢「実は本体は、『ソウルジ○ム』のほうで、まるでゾンビにされたようなものですからねw」
転生法ちゃん「──さ○かちゃんかよ⁉ 確かについ最近『ワルプルギスの夜』を記念して、『ま○マギ』シリーズの、全話一挙無料配信が開催されていたけどッ!」
ちょい悪令嬢「まあ冗談はさておき、私が問題にしているのは、思春期の少女にとっての最重要事項である『恋愛関係』を、本体に黙って『レプリカ』のほうが、勝手に進めていいかってことなんですよ。久し振りに本体のほうが登校してみれば、いつの間にか全然接点の無かった男子生徒が、恋人気取りで馴れ馴れしく迫ってきたり、既に七、八人ほど付き合った男を入れ換えていて、こっぴどく振った陰キャ野郎からいきなり刺されたり、下級生の超絶美少女から『……お姉様♡』とか言われながら、体育館の用具室に連れ込まれて、百合乱暴されそうになったりしたら、どうするつもりなんだ⁉」
転生法ちゃん「──レプリカのくせに、恋にむちゃくちゃアグレッシブだな⁉」
ちょい悪令嬢「まあこれは極端な例ですけど、少なくとも『男女関係』とかで、クラス内における立ち位置に重大な変動が有った場合は、本体に報告すべきかと思うのですけど?」
転生法ちゃん「うん、別に『恋愛関係』で無くても、ちゃんと『報連相』をやってくれないと、本体のほうも堪ったもんじゃないよね⁉」
ちょい悪令嬢「もちろん原作者様としては、『レプ○カだって、恋をする。』とタイトルをつけたように、『レプリカ』が自分の立場なんて度外視して、恋愛を謳歌することで、一個の人間として『自立』する有り様を描きたいんでしょうけど、だったら最初から『レプリカ』では無く、『普通の人間』にしとけばいいんじゃないかと思って作成したのが、今回の【突発短編】なのですよ」
転生法ちゃん「──原作、『全否定』じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、そう言う意味では無くてですね」
転生法ちゃん「そう言う意味じゃ無かったら、どういう意味だよ⁉」
ちょい悪令嬢「『レプ○カだって、恋をする。』の原作者様のほうは、紆余曲折の末に、レプリカが一個の人間として認められると言う展開になさりたいと思うのですけど、本作の作者のほうは、こんなに人並みに『恋愛欲求』に正直なレプリカなんているか⁉ むしろただの『恋に貪欲な女子高生』じゃん? だったら最初から、『本当はレプリカなんかでは無く、実は二人共、本物の人間だった』と言うことにしたほうが良くね?──と、思いついたのですよ」
(※次回に続きます)




