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転生法  作者: 881374
121/123

第121話、【これぞ最強のチートスキルだ!】㉑ただ『異世界転生者』であるだけで、最強の『神降ろしの巫女』であるも同然なのだ☆【補足編】

「──サキ、どう言うことなんだ、一体⁉」


「たった今、魔王を(自分の妹分《プテ○・スール》にして)倒したおまえが、今度は自分が『魔王になる』などと言い出すなんて⁉」


「おまえはむしろ、『神降ろしの巫女』じゃ無かったのか⁉」




 大混乱に陥る、勇者パーティ。


 それも当然であった。




(本作『わたくし、悪役令嬢ですの!』第2407話において)自分達の仲間であるヒーラーのサキが、隠し持っていた『神降ろしの巫女』としての力を使って、最終決戦の場で魔王をいきなり『洗脳』して、自分の言うことを聞かせることによって勝負を決めたかと思ったら、今度は彼女自身が『魔王』となり、人類すべてに『宣戦布告』をして、手始めとしてこれまで仲間だった『勇者パーティ』を、徹底的に無力化するなどと言い出したのだから。




 ──あたかも、自ら『神様宣言』をしておきながら、『アークナ○ツ』とコラボした豊○祥子嬢のように、頭に『悪魔』であるかのような、大きな山羊の角を生やしながら。




「……くくく、さすがはサキお姉様、たかが勇者パーティのヒーラー職なぞで、満足なさるはずがありません。ここはお姉様の妹分《プテ○・スール》である、この私にお任せください。お姉様の抜けた勇者パーティなぞ、物の数ではございませんよ」


 そのように、いまだ万全の状態の魔王が、満身創痍の勇者パーティに向かって、舌なめずりをしながら言い放った………ものの、


「控えなさい、ゆみ。もうあなたは魔王では無いのだから、戦う必要は無いと言ったでしょ? ──それに、」


「『それに』?」




「私が抜けた今となっては、彼らは『勇者パーティ』でも何でも無いのだから、もはや相手にする必要自体が無いのですよ♫」




「「「「なッ⁉」」」」




 その言葉はいくら何でも聞き捨てならず、特に血気盛んな勇者様御本人が激怒して、手にした聖剣を元同僚のほうへと向けた。


「──聖なるいかづちよ! 悪に堕ちた、人類の裏切り者を滅せよ!」


 聖剣最大の、攻撃魔法を発動せんとする、勇者。


 ……しかし、いつまで経っても、何も起こらなかったのである。


「──どうした⁉ 聖剣に宿りし精霊よ! なぜ俺の言葉に応じないんだ⁉」


「聖剣どころか、大魔導士である私の魔法ですら、一つも発動しないなんて。──妖精さん、一体どうしたの⁉ ずっと私たち勇者パーティと共にあって、いつも助けてくれたのに!」


「俺の盾の精霊も、さっきからうんともすんとも言わんぞ⁉」


「おいッ、何をニヤニヤ笑っていやがるんだ、妖精ども⁉ 早く俺の武具のダメージを回復してくれよ⁉」




「──無駄よ、あなたたちの妖精や精霊は、私の言うことしか聞かないんだから」




「「「「………………………………は?」」」」




「『ずっと一緒にいて助けてくれた』? 当然でしょ、私がそうするように、妖精や精霊たちに、『命令した』のだから」




「……サキ、おまえはさっきから、一体何を言っているんだ?」


「まだわからないの? あなたたちは、勇者でも無いし、人類最強のパーティメンバーでも無いって、言っているのよ」


「「「「はあ?」」」」




「察しが悪いわね、この世の妖精や精霊たちは、すべてこの私の支配下にあり、私の言うことしか聞かないのよ。つまりあなたたち自身には何の力も無く、私に『勇者としての前世』と言う『偽物の記憶』を植えつけられて、しかもあくまでも妖精や精霊によって、『勇者としてのスキル』を発揮していただけの、ただのザコ人間でしか無いのよ」




「「「「──‼」」」」




「……何と、本当は俺は、勇者でも何でも無かっただと?」


「そんなこと、信じられるものですか!」


「……だが事実、妖精たちは俺たちの言うことを聞かなくなって、何の力も使えなくなっているしな」


「それに『前世』自体についても、今考えたら、ただの『妄想』みたいなものだし」




「ふふふふふ、どうやらわかったようね。まあ、命までは取らないから、とっととここから立ち去りなさい。──何なら、魔王城の下働きとして、雇ってあげてもいいけど? どうせこれからすべての人間は、魔族の奴隷になるんだからw」




 盛大に煽ってくる新魔王のサキであったが、それに対して言い返そうとする者なぞ、ここには一人もいなかった。




 ──なぜなら、彼らはもう、自分たちが勇者なんかでは無く、むしろ『悪魔』が気まぐれにでっち上げた、『操り人形』でしか無いことを、心の底から思い知らされてしまったのだから。




   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑




 ──現代日本の推定三千万人の、異世界転生希望の、ヒキオタニートのお兄ちゃん&お姉ちゃん、こんにちは☆


 実は『ツンデレ気味の妹(しかも幼女)』と言う、あざといキャラ付けでお馴染みの、『転生法』ちゃんだよ!




 さて、もうすっかり恒例となった【これぞ最強のチートスキルだ!】シリーズですが、第21回目の今回は前回と同様に、『わたくし、悪役令嬢ですの!』との、【合同座談会】の形式で行いたいかと思います☆




 前回は、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の第2406話と第2407話の【オリジナル短編】前後編を受けての、【解説回】として、『神降ろし』のスキルが使えると、なぜ『最強』になれるのかについて、詳細にご説明したわけですけど、今回はそれを実際の作品の中でどう具体的に描写するのかについて、『試作プロトタイプ』として冒頭の【オリジナル短編】を作成して、これが一体どういう意味を持っているかを、前回までの『補足の補足』──すなわち【追補編】として、詳しく解説していこうと言う主旨でございます。




 もちろん、『補足の補足』まで二作品別々にやるのも、読者様に不親切かと思い、今回も両作品において『同じ内容』とする、【合同座談会】の形式を採ることにしました。




 ──と言うことで、早速今回も私と『共同司会』をしてくださる、『わたくし、悪役令嬢ですの!』の主人公であられる、HN(ハンドルネーム)『ちょい悪令嬢』さんをお呼びいたしましょう!




ちょい悪令嬢「──どうも、前回に引き続いての登場の、『ちょい悪令嬢』こと、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナでございます☆」




転生法ちゃん「……ええと、そもそもの話、読者の皆様におかれましても、面食らっていると言うか、『──またこのネタかよ?』と呆れられているかって、感じなんですけど、何で【追補編】なんかやることになったのよ?」


ちょい悪令嬢「あ、そうか、『転生法』ちゃんのほうでは、【これぞ最強のチートスキルだ!】なんてものをやっていながら、まだ本格的には『妖精さん』について、詳しく検証していないんだっけ?」


転生法ちゃん「『妖精さん』?…………もしかしたら、何かのついでに少しだけ触れたような気もするけど、またいかにも『最強』にはそぐわない、『メルヘン』なワードが出てきたものねえ?」


ちょい悪令嬢「それがそうとも、言えないのですよ」


転生法ちゃん「ほう?」




ちょい悪令嬢「本作の作者って、わたくしの作品の『わたくし、悪役令嬢ですの!』にしろ、あなたの作品の『転生法』にしろ、馬鹿の一つ覚えみたいに、『集合的無意識とアクセス!』って連呼するばかりだけど、そもそも『集合的無意識とアクセス』って、具体的にどう実現すればいいのかって話ですよ☆」




転生法ちゃん「──今更⁉」




ちょい悪令嬢「そうは申されても、そもそも『集合的無意識』って、一体『何』だと言うのですか? 本当にそんなもの存在しているのか、存在しているとしたら、形や居場所はどうなっているのか。それがわからないことには、『アクセス』しようにも、どうしたらいいかわからないではありませんか?」


転生法ちゃん「……確かに集合的無意識って、『超自我的領域』と言われるほどの超常の存在だけど、それこそ神様のような超常の存在なら、自分自身アクセスできたり、他者を強制的にアクセスさせたりできても、別におかしくは無いのでは?」


ちょい悪令嬢「『神様』ならそれでいいかも知れませんが、【オリジナル短編】のサキちゃんは、一応『人間』と言うことになっていますからね。ちゃんとした『理論背景』や『仕掛け』が必要になってくるのですよ」


転生法ちゃん「……それが、『妖精や精霊』と言うわけなの?」




ちょい悪令嬢「ええ、本作の作者における『妖精や精霊』の定義は、剣と魔法のファンタジーワールドに満ち溢れていると言われている、魔法物質たる『マナ』や『エーテル』と呼ばれているもののうちで、自我が芽生え意思疎通が可能となっている個体のことであり、元々決まった形の無い彼らは、常に集合的無意識とアクセスして、己の形態情報を変化メタモルフォーゼさせ続けているので、何らかの魔法(=異能)を実行する場合は、妖精や精霊にコンタクトをとって、彼ら自身が集合的無意識とアクセスして、炎に変化メタモルフォーゼして『火炎魔法』を実現したり、氷に変化メタモルフォーゼして『氷雪魔法』を実現したりするわけです」




転生法ちゃん「……なるほど、存在自体が『集合的無意識とのアクセス』によって成り立っているわけで、原則的に『集合的無意識とのアクセス』ができない一般の人間は、妖精や精霊にコンタクトがとれて初めて、いろいろな異能を『間接的に』行使できるようになるわけね? ──確かにそれだと、今言ったような『物理系の異能』は実現できるけど、これまでの【オリジナル短編】で描いてきた、他者を強制的に集合的無意識にアクセスさせて、『前世』をでっち上げたり、『勇者』としての各種スキルを使えるようにしたりするのは、どうやって実現するわけなのよ?」




ちょい悪令嬢「それこそ『妖精や精霊』の御家芸ではありませんか? 言ったでしょう、『前世』や『異世界転生』なんてものは、『夢』や『妄想』に過ぎないって。──ところで、昔から人間に『悪夢』とか『予知夢』とかを見せるのって、『妖精とか精霊とか』の仕業ってのが、定説だと思いません?」




転生法ちゃん「──ああっ、確かに! 眠っている子供の周りを妖精が飛び回っていて、いわゆる『お告げ』的な夢を見せるのって、良く有るパターンだよね⁉」


ちょい悪令嬢「そもそも『集合的無意識』そのものが、『夢みたいなもの』とも言われているくらいだから、妖精や精霊とも『親和性』が高いのですよ」




転生法ちゃん「……つまり本人が寝ている時は、いかにも『前世が勇者』だったかのように思い込ませる『夢』をでっち上げて『洗脳』して、目覚めてからもずっとつきまとい、さっき言った『物理的異能』を繰り出してあげて、『偽物の勇者』があたかも『本物の勇者』であるかのように、仕立て上げてやるってことなのね?」




ちょい悪令嬢「──とまあこんなふうに、ただやみくもに『集合的無意識とのアクセス』って言ってるだけじゃ、いかにも味気ないけど、ちょっと『妖精や精霊』を間に挟み込むだけで、一気に『ファンタジー度』が跳ね上がりますから、本作の作者における、本格的な長編新作づくりに役立てていきたいかと存じますわ♡」

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