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出会い3
「ふーん。」
そう言った私に対する翔の顔は、悔しさがにじみ出ていた。
いまにも怒り出しそうな感じ。
「てっ…てめー、俺をバカにしてんのか!」
「してないよ。」
「してるだろーがっ!」
私としては、こんな音程の感覚も分からないような奴に言われたくなかった。
だから、面倒くさいような態度をとってみた。
正直、殴られるかと思った。
さすがに無理だったみたいだけど。
「まぁまぁ、お互いそんなカリカリしないで。」
「……玲。」
玲の冷静そうな声。
私と翔を離そうとする。
「玲!なんでこんな奴呼んだんだよ!」
「だが、お前の音程がずれていたのは事実だろう。」
「う……」
「これは、Cellphoneの問題でもあるんだ。」
翔は一瞬、言葉に詰まったような表情をして
考えてからしぶしぶ言った。
「……わかった。但し、こいつのことは認めねーぞ!断じて!」
「『こいつ』じゃなくて『サキちゃん』だよ?」
「うるせー!絶対認めねーー!!」
なんかいろいろゴチャゴチャしてたけど
すごいなって思った。
だって、言葉で気持ちを静めさせるなんて。
っていうか、こんな始まり方でよかったんだろうか??




