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ピュアライン  作者: 香鈴
Cellphoneと神崎咲
6/13

出会い

「あ……、ここか。」


階段をあがって2階の一番奥。

部屋の横にかけられているプレートには『使用中 B-5』と書かれていた。


防音になっている重そうな硬い金属の扉を数回ノックした。



待って数秒。

私はその扉をゆっくり開けた。




「おおー!ホントに来てくれた!!」



聞き覚えのあるアルトの声質。

それと重なるちょっと低めの声。


ソレに私は出迎えられた。



「神崎…さん?」


訊ねられて我に返る。


「ライブで見たときと同じ顔だー。」



率直な感想はそんなものだった。


その感想に1人が笑った。



「神崎さんって……」


その言い方に反発したくなる。


「ん。咲でいいよ。」

「そお?じゃサキって呼ぶね~。」


多分この人が玲なんだろう。

メールの言い方とちょっと似てるし。



「でも、俺は神崎さんって呼んでもいい?」


そう聞こえたほうには、悠がいた。

律儀派なのかな~。


「うん、いいよ。」

「サンクス。」

「また、サンクスって言ってるし!」



玲が言った。

また?


「あ、ごめんね。こいつすぐにサンクスって言う癖があってさ。」

「きにしないよ?」

「ほらー。神崎さんは分かってくれるよ!」



なんだよー ってすねてる玲。


「でも私は、なんて呼べばいい?」



呼び方に困る。

そう思ったから聞いた。


「うーん、俺は玲でいいよ。」

「俺も。悠って呼んで?」



……なんかかわいい。

特に悠が。


子供っぽいっていうか。


「OK。」



そう言った私はあることに気づいた。


あれ?

一人足りない……?



そう思って目で探すと、いた。

後ろのほうに。


今までは玲と悠に遮られてただけだった。


そこには翔がいた。

当然だけど。

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