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手紙3
『神崎咲様へ 関玲
今回のお手紙、ありがとうございます。
よく気づきましたね。誰も言ってくれなくて、俺も悠も困っていました。
プロデューサーさえも、言ってくれなかったんですよね…。
そこで俺たちCellphoneはお礼をしたいと思いま~す!
8月1日に水無町の音楽スタジオ「A´」に来て下さい。
翔の音程についての指導も含めてお願いできませんか?
できたら、1週間以内に返信ください。』
メンバーの玲からのメールだった。
私は正直面倒くさかった。
でも…
「プロの歌を聞くのも面白いかもね。」
行ってみたかった。
スタジオ「A´」はここからでも遠くはない。
8月1日…。
夏休みだから行けるな。
『そのお話、喜んでお受けいたします。』
その一言だけを打ち込んで
送信ボタンを押した。




