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延長線上2
「へー、そうだったんだ。」
納得するようにうなずきながら悠が言った。
「だから、ちょっと許せなかったんだ。私が作った歌を乱暴に歌われること。」
翔のほうをチラッと見ながら言った。
「わ……悪かったな。知らなくて。」
「謝らなくてもいいけどさ。」
許してない……といってもそんなに怒っているわけじゃないし。
「ちょ……ちょっと待って。サキちゃんって何歳?」
唐突に玲が聞いてきた。
「……17だけど?」
そういった瞬間スタジオ中が静まり返ってしまった。
え?なに?
なんかよく分かんないけど、ごめんなさいって言いたい!
「高校生……なの?」
弱弱しい玲の声。
「う、うん。そうだけど……何?」
気まずそうに頭をかく、玲と悠。
意外そうな顔をしてる翔。
「大人っぽい……からさ。はたちくらいだと思ってた。」
「でも俺らと1歳しか違わないなんて。」
「え?そうなの?」
1歳って……
「俺ら、3人とも18歳の高校3年なんだよ。」
うそっ。
そんな年には見えない……。
大学生くらいだと思ってた。




