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#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


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周りのみんなは落ち着いてくのに自分だけは落ちぶれてゆく

そんな気がしてならない日々しかありません。

長いこと同じ場所に居ると諸行無常、人や場所の移り変わりを感じることがしばしば。新しく出来る場所、知り合う人々もいれば環境が変わって疎遠になる人もあるし、お店や場所がなくなってしまうこともある。

ずっと同じ場所に居て、新しかったものも見慣れて、そのうちまた何も感じなくなって。

気が付けば変わってないのは自分だけ。

派手だった人も、極端だった子も、好きだった人も、なかなか会えなかった人も、行きたかったお店の人も、人生のステージを切り替えて階段を上がってゆく。

踊り場で足踏みしているのは自分だけ。


変なことも知っている私が煙たくて、自分の過去を知らず泣き言ばかり言ってた頃のカワイソウかつ清廉な、気の毒なイメージを持ち続けてる連中にチヤホヤされたいんだろうなって人も居て。

ああ切り離すタイミングだったのかなと思ったりもする。別にそれでいいし、楽しく幸せに暮らしてくれてるのを願うばかりだ。


日々の移り変わりは些細なことだけど、積み重なると遠くへ向かっている。スタート地点では1mmしかズレてなくても100mも進めばもう全く別の座標を示している。同じような人間だと思っていても根本は全然違って当たり前で、いつか隣に居たのが離れていって見えなくなって居なくなる。手が触れられる距離で居るのなんか、あっという間に終わる。


好きで居られる間も当たり前に時間なんか流れていなくて。

気が付けば好きだった、好きだったのに、好きだったけど、と心が離れて閉じてゆく。

初めから何も開示なんかされてないのに、ずっと綺麗だった思い出が守られて、まるでとても豊かで実りある日々を送っていたように、後出しで錯覚できる。

一方的な感情なんてのは便利なもので。

だけどそれにすがっているうちに、すっかり落ちぶれて、やることなすこと憂鬱になって、しまいにひっそり静かに消えてゆく。誰にも、何処にも何も残らずに。


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