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#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


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インプット不足と在庫の賞味期限切れ

要するにネタ切れなのだろう。

五月の大型連休も4日ぐらいあったけど、別に大して出かけたりもしなかった。近所の喫茶店に行ったり散歩しに行ったり、掃除をして本を読んで、おじいちゃんに会いに行ってお墓参りと草取りをして。

平穏無事で結構なのだが、それじゃあ何も生み出せない。

生産的な生活というのとは別で、、むしろ非生産的な活動に費やすための脳内要素が枯渇している。


立川談志さんが生前に話していたのだが、突拍子もないことを次々にまくしたてているようで実は在庫としてある程度の組み立てが済んだ言葉や、継手のような言葉があって。

それを瞬時に組み合わせて、一つの作品にしているのだそうな。

ただそのためには日ごろから在庫を用意しなくちゃならないし、そのために観察と連想、そして言語化が欠かせない。何よりセンスだ。

何をどう見て、感じて、どう表現するのか。まあそれが一番難しい。

誰だって見様見真似で何かを始めることは出来るし、資格を取るとか競技に出るとか、そこまでは出来るかもしれない。

ただ、その先が別次元だというだけで。


私はメキシコに行くだけは行った。

本も出るだけ出た。

でも、両方とも後が続いていない。

この先これらが何かにつながる見込みも希望もない。


普段からちょっと不可思議な文章を書くのが楽しみだったのだが、それも出なくなってしまい。今は何かといえば昔を思い出して殺意を募らせたり後悔を蒸し返したりしている有様だ。周りは賞に出したり何か獲ったり、イベント出たりしている。きっと見えないところでもっと泥臭いことをしている。

自分だって去年、一昨年は、もうちょい頑張っていたはずなのに。今は何も出来てない。

何も作ってないし、言い表しても書き残してもない。


むなしい。

どうすればいいんだろう。目先の不安や焦燥ばかりが膨れ上がって差し迫っている。

これをどうにかしなくては、と思うのに、手を付ける余裕も何もなく。

また一日がむなしいまま過ぎていって今。


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