↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/128

経験と居場所

SNSをやっててつくづく大事だなと思う。

「その場所以外に活動する場所を持っているか」

「その人たち以外にも仲間は居るか」


その場所でその人たちばかりを相手にしていると、遅かれ早かれ行き詰まってロクなことにならない。

みんなが他で色んな経験をしたものを持ちこんで、また持って行ったりするのに対して。

自分はここにしかおらず、ここでしか話をしないとなると、視野の広がりが全然違う。

自然と離れてゆく人も出てくるし、ふと戻って来たりもする。

そういう時に、外との違いに愕然とするときがある。


そりゃたまには気を配って接することも出来るさ。

でもそれが毎日毎回それじゃどんな聖人君子でも疲れるだろう。


で、結局いまその場所にしか居場所が無い人は、これまでも他に居場所も無かったことが多いわけで。

そうなると必然的に経験してきた物事も少なくて。

何か一つでも他に代え難い経験をしている場合もあるけど、やっぱりそれだけじゃ無理がある。

万遍ない経験ってのは人付き合いをするうえで絶対にある程度必要なんだ。


私はいつも「何かを表すのに自分の中に無いものは書けない」と思っている。

経験が何より大事だ。

これまで文章の基本も何も知らないで書いてきたから、とりあえず

「人畜無害でストレスフリーな作風のイイ子ちゃんたち」

より何か一つでも上に立ちたかったのだろう。

「幾ら何をどんだけ書いたって絵空事じゃつまらねえよ」

「じゃあお前にこんな想いをした経験があるかよ」

とまあ、結局そんな不遜な考えを抱えたまま書いている。正直言えば今でもそうだ。


バイオSFとかタイムスリップならまだ映画や小説を読んだり自分なりに空想を練っていくことや色んな学問を積むことも出来る。

みんな大好き恋愛作品に限って言えば、小指の一本でも触れさせてもらってから書かないと様にならないんじゃないか。


20年ぐらい前に出入りしてた作詞サイトに蠢いていたオトコ共なんか私を筆頭に基本的にモテなくて、他にやることないから創作しているようなもんだった。

恋愛に費やす時間が丸々余ってるわけだ。

で、その狭い人間関係の中でくだらないことを始める奴が居た。

サイトの管理人だったんだけどね。

アッチの人にコッチの陰口を吹き込み、コッチの人にアッチの陰口を耳打ちして。

自分が中心になって何か大したことをしている気になっていた。他にやることが無いとこうなる、といういい見本だった。

私にも散々色んな人の悪口を言ってきたし、私のことも他の人に散々言っていた。

他の人が書いた全体公開のミクシィ日記のコメント欄に堂々と書かれたこともある。

読むっちゅうねんそんなとこ私も。


そんな奴だと思い知る前に何度かオフ会とかしたけど、その時の事を大げさに、さも面白そうに書くけれど正直超つまんなかった。若気の至りというか、そういう文章が書きたいお年頃ってあるもんだけど…それを差し引いてもセンスが壊滅的だった。

普通にカラオケ行ったりご飯食べたりしただけなのに余計なことをゴタゴタ付け足して書くせいで。なんつーか文章がぶよぶよで読みにくい。

売れている歌手や作家のまねごとをするのはいいけど、こっちを巻き込まないでほしかったな。


そのサイトは掲示板に張り出した作品へのコメントや、それに対する返信などから細かくポイントを計算して毎回ランキングを作っていた。これは今考えても他サイトより早かった。

管理人のCDTVごっこが奏功した希少なケースだった。

で、この作業も管理人がやっていたのだが、ある日いきなり私にお鉢が回ってきた。

なんか管理人のお気に召さないことがあったのか、それまで随分と持ち上げてくれていたのが急変し、周囲にはあることないこと吹きこまれた揚げ句に

許されたければ、あなたにはこれをやっていただきます。

みたいな。

映画「善き人のためのソナタ」でシュタージのエリートから一転して地下室で手紙の仕分けをさせられてる主人公の気分だった。


結局その後ちょっとして私もそのサイトを離れた。

この管理人、気の毒にその後どこぞに晒しあげられてしまったというが…今どうしてるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。