レアモンスター
よろしくお願いします
前回あらすじ
アレウス「なんだあのモンスター、本気出さないと!」
???「ささささっ!!」
アレウス「ついに捕まえたぞ...鑑定結果は...!」
「スライム」
アレウス「.......」エリーナ「ぷー、くふくす」
「......アレウス、あんたいったい何したって言うのよ」
俺とスライムの激闘の末に更地になっていた場所にカトレアとシルがやってくる。
まぁ呆れるのもわかりますよ...
「いや、な、あははははははは......は...」
「あはははははじゃないわよっ!私がアンタに何回やりすぎるなって注意したかしら?」
「ふむ、主殿は流石だな。しかしこれは少しやり過ぎな気がするが」
くそっ!シルまで向こう側か!俺の仲間は......はっ!エリーナ、エリーナさんがまだいるじゃないか!
(あははははは、アレウスさんが...!スライム...ぷぷっ、スライムにあんな本気を...ぷーくすくす)
......とりあえずエリーナは次あった時はまじでぶっ飛ばそう。
「で、なんでこんなことになったわけ?」
「あぁいやぁ...な...」
どうしよう、スライム相手に本気出しましたなんて恥ずかしくて言えない...
「む、主殿あれはなんだ?何かを捕まえているように見えるが」
「ほんとだ、アレウス、あれは何よ?」
くっ...ここが年貢の納時っやつか...
「......スライムです」
「え?なに?」
「...スライムです!!」
スライムです...スライムです...スライムです...
むなしくもやまびこなって俺と叫びが響く
あぁなんて恥ずかしいんでしょうか
「......いまの?スライムって言った?」
「......そうです」
「本当なの?」
「本当だよ!ほら!笑えばいいじゃないか!スライムに本気出したって!!」
くそっ!カトレアだって、シルだってエリーナみたいに俺を馬鹿にして笑えばいいじゃないか!!
「......すごいわ」
「へ?」
「すごいじゃない、アレウス!あなたスライムを捕まえたの?すごい、すごい、ほんとにすごいわ!!」
「え?え?」
え、なに?どういう状況?
「ちょっと近くで見るわね......わっ!これホントにスライムね、私初めて見たわ。ほら!シルも見てみなさい!」
え?え?何?ほんとにどうなってるの?
「いやー、流石アレウスね、怒って悪かったわ。スライム相手だったら別にやり過ぎでもないわね」
「......どういうことだ?」
「え?もしかしてわかってないの、アレウス、あなたは幻の生命体「スライム」を捕獲したのよ!」
「なんですと?」(なんですと?)
俺とエリーナの声がかぶる
これはまさか、まさかそのパターンか?
「知らなかったの?スライムは記憶形状型知的生命体って言われてて、そうね......この世界で五本の指にはいるレアモンスターじゃないかしら?」
「そうなのか...」
確かに言われてみればこの世界にきてスライムは初めて見る。俺の世界じゃ青い色の顔がついたぷよぷよしたやつが主流だったため
スライム=雑魚モンスターという観念を持っていた。エリーナも同じだろう
しかしカトレアの話を聞く限りそうではないっぽい
(そんな...そんな...!!)
これは俺の大逆転パターンじゃないだろうか?
「ほら、アレウス!はやくスライムの魔石をとっちゃいなさい!」
「わかった、わかった」
俺はそのまま高圧の檻を圧縮してプチッとスライムを潰す。そしてその後には正八角形の綺麗な魔石が転がっていた
「へー、これがスライムの魔石ね、初めて見たわ」
「うむ、とても綺麗であるな」
カトレアが魔石取り上げるとシルが魔石をみて、感想を漏らす
俺はそれは少し遠目に見ながら
「おい、エリーナ、さっきのは何だったんだ?」
(ギ、ギクゥッ!!)
「いやー、なに、君の常識じゃスライムは雑魚モンスターだったみたいだけど?こっちの世界じゃそうじゃないみたいだな?」
(え、えぇ、そうっぽいですね?)
「あれ?さっきエリーナさん、なんか爆笑してたけど、なんで爆笑してたのかな?」
(そ、それは......)
「言えないの?言えないのかな?まぁしったか女神には何も言えないか!ハハハハハ!!」
俺はさっきの腹いせにわざとバカにしながら大笑いする。俺の悔しさを味あわせてやる!
(むきーーーっ!自分の立場が優勢となったからって......悔しい!悔しすぎる!!)
あー、楽しい楽しい、うちの女神様をいじるのはほんとに楽しい
頭の中でながれる女神の悔しがる声は最高に心地が良かった
◇
「おいおい、鉱物とりにいってまさかスライムの魔石を持って帰ってくるとはの...」
「まぁな、この魔石はなんか使えるか?」
「あぁ坊主の装備の素材にしてみるか?面白い武器になるぞ?」
「面白い武器か......いいな、使ってみてくれ」
「わかった、そうだな、今回は坊主も鍛冶に参加してみろ」
「え?俺が?スキル持ってないぞ?」
少しやってみたい気持ちもあるけど、俺鍛冶のスキル持ってないから俺が参加すると失敗しそうで怖いんだけど
「なに、打てといってるわけじゃない、武器に魔力をワシが打っている間に流して欲しいんだ」
「俺の魔力を?」
「あぁそうすれば、正真正銘の坊主の武器となる。坊主の魔力が練り込まれた武器、どうだ想像してみろ」
俺の魔力が練り込まれた武器ーー
なんだその武器、テンションが上がるぞ
「最高だな」
「よし!やると決まったら早く飯を食ってこい!鍛冶を始めたら短くても3日は寝れないし飯も食えねぇ!今のうちの体力つけとけ!」
「......はい?」
「だから三日三晩打ち続けると言ってんだ!坊主の場合は三日三晩ずっと魔力を送り続けることだ!魔力ポーションなら用意してある、これなら最低3日はいけるだろう」
最低3日はいける、すなわち最低3日は飲まず食わず、そして寝ずに鍛冶に専念するということか
「どうした坊主、怖気付いたか?」
「......いや、楽しみで仕方ないね」
「いい顔してるじゃないか」
いいだろう、やってやろうじゃないか
作るのは俺の武器なんだ、それくらいはしてやろうじゃないか
絶対最高の武器を作ってやる!!
お読みいただきありがとうございます
今回第1章第10部「奴隷」と第11部「エレナ」を追加しました。ミラとのいきさつを少し変更しました、もしよかったら読んでみてください、よろしくお願いします




