第4話 我が祖国(国じゃないけど)
俺は大族長の跡継ぎ。
と言ってもあまりわからないだろう。
そういうわけで_
説明しよう!
アルヴァン民族とはセヴェリア大陸の西北部、北西部から北中部にかけて存在するアルヴァン大森林に住む者たちのことを言う。アルヴァン民族は一般的に森の民、アルヴァンの民と呼ばれることが多い。
主に森での狩猟と採集で食料を得えて生活している。
国際情勢は
アルヴァン大森林の東側に存在する大陸東部、中東部、を支配するセヴェリア帝国
この帝国はアルヴァンの民と度々衝突している。
アルヴァン大森林の西側に存在するセヴェリア帝国に対抗する勢力の中心として
帝国人口の約半分程度を持ち、大陸の西中部大国のエステリア王国
大陸の西南部に位置する小国群
そして、アルヴァン民族の人口は約六万人で3つの大部族と35の小部族で分かれていて、
人口のほとんどが3大部族の支配領域は殆どが帝国方面の大森林東部に集中している。
この3大部族の中で頭一つとびぬけて巨大なカレド族がアルヴァン部族連合の盟主である首長を輩出し、
それ以外の2部族の長は大族長と言われている。
また、ほかの小部族の長は族長と言われている。
そして、3大部族にはそれぞれ役割がある。
1.カレド族
統率・調整
・アルヴァン民族最大の部族であり、首長を輩出。
2.ブリガン族
知・政治・外交・軍略
・武骨で豪快、そして脳筋なアルヴァンの民を知略面から支える。
俺はこの部族の跡継ぎだ。
3.ダルリア族
軍事
・セヴェリア帝国との紛争地域を守る。
このような分業体制が成立している。
また、大族長は基本的に首長の町に住んでいるためそれぞれの本拠地には代官が置かれている。
なぜならアルヴァン民族全体の政治・外交・軍事を担う必要があるからだ。
その為、首長の町には首長一族、ブリガン族大族長、ダルリア族大族長、それぞれの一族やその側近など
が集まる。
人口and兵力分布は
人口 戦時兵力
カレド族 約26,800人 約5,360人
ブリガン族 約12,900人 約2,580人
ダルリア族 約12,900人 約2,580人
小部族35 約7,700人 約1,540人
合計 約60,300人 約12,060人
となっており、武器は斧、両手剣、弓が中心だ。
という訳だ。この内容を知ったのはさすがに屋敷の書庫だ。
アルヴァンの民で知を担当するこの一族は博識でなければならない
そして、その資料を取り出しめくる
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アルヴァン民族の軍事
アルヴァン民族にとって、弓は非常に重要な武器である。彼らは大森林で狩猟を中心とした生活を送っているため、弓は単なる戦争のための武器ではなく、日常生活に欠かせない道具でもある。そのため、一般の部族民の中にも弓を扱える者が多く、戦争が起きれば多くの狩人がそのまま弓兵として動員される。
一方で、アルヴァン民族は盾を基本的に使用しない。軍事文化として、斧・両手剣・弓を主要な武器とし、防御よりも攻撃力や機動力、身体能力、そして森林地形を利用した戦闘を重視している。特に弓による遠距離攻撃と森林内での機動戦を得意としており、敵と正面から長時間ぶつかり続けるよりも、森そのものを戦場として利用する戦い方に適している。
アルヴァン民族の軍全体では、**弓兵がおよそ55%、近接兵がおよそ45%**という編成が基本となる。近接兵の主要武器は斧であり、それに両手剣が続く。斧は森林での生活と密接に結びついた武器であり、多くの部族民にとって扱いに慣れた道具でもある。一方、両手剣はより戦闘に特化した武器として扱われ、特に熟練した戦士が使用することが多い。
三大部族は、それぞれ異なる軍事的な特徴を持っている。
カレド族
森の民族最大の部族であるカレド族は、人口約26,800人を擁し、通常戦時には約5,360人を動員することができる。これはアルヴァン民族の中で最大の動員兵力であり、弓兵約3,000人、近接兵約2,360人という編成が基本となる。
カレド族は特定の戦闘分野に特化した部族ではなく、最大部族として持つ人口と兵力そのものが大きな強みとなっている。そのため、民族全体の予備戦力として重要な役割を担い、必要に応じて他の部族への援軍を送り出すなど、アルヴァン民族全体の調整戦力として機能する。
ブリガン族
主人公リースが生まれたブリガン族は、人口約12,900人で、通常戦時には約2,580人を動員する。基本編成は弓兵約1,500人、近接兵約1,080人である。
ブリガン族の兵士は、一人ひとりの武勇そのものが特別に優れているわけではなく、純粋な戦士としての能力はアルヴァン民族の中では普通程度である。しかし、ブリガン族の最大の強みは、兵士そのものではなく、兵士をどのように使うかという知略にある。
軍略、戦術、指揮、情報分析、地形利用などに優れ、敵の動きを予測し、戦場そのものを設計することを得意としている。森林での待ち伏せや偽装退却、敵部隊の分断、包囲、物資の遮断、他部族との連携など、単純な正面衝突以外の手段を積極的に用いる。
そのため、ブリガン族の軍は**「強い2,580人」ではなく、「2,580人をどう使えば勝てるのかを考える軍」**である。少ない兵力であっても、地形や情報、敵の状況を利用することで、実際の兵力以上の戦果を上げることを得意としている。
ダルリア族
大森林西部を支配するダルリア族も人口約12,900人を擁し、通常戦時には約2,580人を動員する。基本編成は弓兵約1,300人、近接兵約1,280人であり、ブリガン族よりも近接兵の比率が高い。
ダルリア族には斧や両手剣を扱う熟練した戦士が多く、三大部族の中でも特に近接戦闘能力に優れている。また、帝国との継続的な軍事衝突によって実戦経験を積み重ねているため、実戦における判断力や戦闘能力も高い。
そのためアルヴァン民族の中では、**「真正面から戦うならダルリア族」**と評価されている。
さらに、帝国との紛争に備える必要があることから、ダルリア族は他の部族とは異なり、約700~900人の常備戦士を維持している。残りの兵力は、狩人や一般の部族民を中心とした動員兵によって構成される。
小部族
35ある小部族は、それぞれ人口約220人ほどの小規模な部族であり、通常戦時には一部族につき約44人を動員する。基本的な編成は弓兵約30人、近接兵約14人である。
35部族を合計すると、約1,540人の兵力となる。
小部族の兵士の多くは職業軍人ではなく、普段は狩人や村の働き手として生活している。戦争が起きると族長のもとへ集まり、部族の戦士として戦う。特に弓兵の割合が高いのは、彼らの日常生活が狩猟と深く結びついているためである。
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なるほどなかなか文化的特徴が反映された軍の構成だ。
歴オタとしてはかなり興味深い。
まあ、書庫の本に興味を持ってもらえたことに父はご機嫌らしいので暇つぶし代わりに読むか。
歴史、地理、政治とかは苦痛ではない。
中学生時代、社会科の中間、期末、課題、学力テストでは毎年100点満点だったのだ。
飽きることはないだろう。
そうして俺は本を読み進めていった。




