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こちらチート探偵団  作者: 田丸 彬禰


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名画窃盗事件③

言いたいことは山ほどある。

だが、背に腹は代えられない。


さらに言うのなら、博子の言葉どおり、上司には「その金を提供すれば確実に事件が解決できるだけの証拠が手に入る」と大風呂敷を広げて金を出すことを承諾させているのだ。

もう引き返せないというのが、現在の司の立場となる。


結局承知する。

いや。

するしかない。


ただし、支払いは分割で。

そして、その分さらに割り増しとなることが確定する。


「では、聞かせてもらいましょうか」


「今回の依頼内容を」

「わかった」


ようやく入口へたどり着いた司は安堵する。

もちろん、これから話す内容からさらに依頼料は上がることは十分に想像できる。

それはそれで大きな問題なのだが。


そして、司の予想は的中することになる。


「まず概要を」


「先日盗まれた絵画を取り戻し、併せて、犯人を検挙する。その助力」


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