↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらチート探偵団  作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

名画窃盗事件⑨

「……さて」


「犯人がわかったところで最後の仕上げを……」



麻里奈はそう言ったところで苦笑する。


「確かに私たちは現場の様子を理解し犯人がどのようにして絵画を盗んだのかを知った。だけど、他の人の目にはどのように見えているのかがわからない。だから……」


「毎回これをやるわけなのだが……」


「なんとかならないのか。たとえば、オンオフの切り替えで実際に見えているものもすぐに確認できるとか」


「ついでにいえば、過去のことだけではなく、未来に起こることもわかるとか。そうすれば……」


「なりませんね。両方とも」


自身の大いなる希望を博子に瞬殺された麻里奈はわざとらしく頬を膨らませる。


「そういうところがヒロリンのだめなところだよ。同じ否定でももう少し言い方というものがあるでしょうに」

「言い方?たとえばどのようなものでしょうか?」

「だから……」


「努力しますよ。今は無理ですが今後そうなるように……」

「無理ですね。それは」

「ぶー」


再びの瞬殺に麻里奈はその美しい顔に全く相応しく言葉に応じる。


「とにかく、あのヘボ刑事に電話をしてよ。ヒロリン」


実をいえば、麻里奈は携帯電話を持っていなかった。

これは諸々事情、というより、そんなものを持ったら最後、休みなしに電話がかかってくるからである。


男子から。

いや。

彼女の場合、女子からも電話がかかってくることになる。

男子以上に直接的な熱烈な。


そう。

麻里奈は女子に対する吸引力も相当なものであり、モテない男子たち言わせれば、「男子の敵」の存在である。

そして、麻里奈の吸引力に吸い寄せられた女子のひとりが学年一の美少女松本まみである。


とにかく、そういうことで携帯電話を持っていない麻里奈の代わりに電話をした博子が四天王寺司に要求したもの。

それは、美術館及びその周辺の防犯カメラにある映像の提供だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。