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第124部分  自宅の災害時新体制の構築⑮

第124部分  自宅の災害時新体制の構築⑮


さて…


ため息ばかりついていても仕方がない。要は作るか、諦めるかの選択だ。

発発はつはつは使いたい。しかし世間クレクレぞくには知られたくはない。

ならば作るしかないではないか。


まあ焦眉の急とまではいえないし、そう、失敗したって良いではないか。

なぜならば… 現状家の3KW弱のソーラーが震災後にも健在であるならば、晴天時に発発を作動させなくてもなんとかなるかもしれない。

というのも、つい先日、3台目のポータブル電源(DELTA3)を買ってしまいまして…へへ… とりあえず名目3000kW・h、実質2400KW・h程度の蓄電能力は確保できたので…

そして… 雨天ならば発発の動作音をある程度は減殺げんさいしてくれることだろう。

とすると、問題は曇天どんてん時という条件であることになるからだ。

ま、いいや、作ってみちゃおうか。



まず… 各部の寸法をしっかり測って… これがすべての基礎になるからな。

窓枠、そして換気に使いたい送風機ファンの縦横奥行き直径と電源種別にネジの径と長さ…

特に発発については、単なるサイズだけでなくCBカセットガス缶を装着したとき、およびCB缶を3連で装着できるアダプターを装着した場合も計測しなければなるまい。実際CB缶を装着セットすると高さは15cm程度上がってしまうのだから、ここは大切なところだ。


まずは窓の改装を進めなければならない。

採寸して、一方ではDIYショップの板のサイズを調べて切断サイズの立案をする。

販売していたベニヤ板のうち厚さ5.5㎜の1820㎜✖910㎜の板を税別で1580円買う。この店は20カットまで無料で切断してくれるのでまことにありがたい。

まず1038㎜で1カット。小さい方は持ち帰る。

次に大きな板を1038㎜✖310㎜にカット、さらに同じサイズでもう1枚。残った1038㎜✖290㎜の板を1006㎜✖290㎜になるようにお願いして板の買い付けは終わりだ。

あとは家に持ち帰ってこれら3枚の板を窓枠に当て、板だけで窓枠代理になれるように数㎜ずつ各方向にずらしながらネジで仮止めしてゆく。こしてサイズが終わったら本格的にドリルで穴を開け、何個所もボルトアップする。こうしておけばナットを外すだけでいつでも元通りに戻せるワケだ。

そうこうするうちに密林アマゾンに発注しておいた3000円強の直径15㎝換気が到着する。ちなみにホムセンでは4000円強の売値がついていた商品だ。これのサイズを実測確認してから先ほどの板をボルトアップの状態で鉛筆で位置を描いてゆく。

次にこの17,5㎝の四角形の穴を開けるのだが… 実際ここが最難関だったかも知れない。それは元々それに適した工具がなかったからだ。

それをどうやって克服したか… 


電動ノコギリはずっと以前から持っていた。

手持ちで並べ固定した木材に対して上から下に押し付けつつ前に進めて切断するタイプのものだ。無論安全装置的なバネに支えられた部品が付いている。これは端から直線状に切断するのに向いているが、材木の中途から切れ込みをいれることは「通常」できない。もちろん安全装置が安全に干渉してくれるからで、それはそれで有難いのだが… 


タネを明かせば、なんということはない。

下見の段階で「そういうノコギリ」を発見できたからだ。

最初の穴さえあければ、糸ノコギリのような外れるノコギリを外し、空けた穴に通してから再び本体にセットすれば本体のループ分だけは「上下左右斜め」の、つまり思い通りの方向に切断できるノコギリである。それにはいわゆる見慣れた「ギザギザ歯」はなく、代わりに螺旋ラセン状の、つまりドリルのビットのような「歯」が弾性のある金属棒に刻まれているのである。

オッタマゲタ!

世間知らずながらもサティが初めて見たタイプであったからだ。

それは大洋精工㈱の「フリーウェイコッピングソー」という商品で、値段も1000円程度のものだ。即決で買ってしまった。


実際の施工の際は、電動ノコギリの安全を手で押さえて無効にして(←これ、いけないことね!)穴を開ける縁上に大雑把おおざっぱに4辺の切り込みを入れ、そこからコッピングソーの歯を入れて本体に組み付け、そこから必要な方向へ細かく切り進めていったが、これは予想以上にうまくいった。無論切削防止用の手袋と安全メガネを装備したうえでの工作である。

概ねの穴を貫通させたあと、実物を当てはめながら電動ドリルに回転式のヤスリを付けてチクチクと削り広げてゆくという地道な作業が続いた。

換気扇の取り付けが可能になったら、すべてを一度バラシてから1から組み立て直し換気扇をセットして動かしてみる。無論ドリルも使ってネジも打っておき、再度組み立ての際には電動ドライバー1つで済ませる工夫である。調子は上々だった。


またまたバラシて今度は外向きの部分をペンキで塗装する。将来これを使うときには雨が降っているかもしれない。ベニヤは水に強くないので、外向きに板と縁の部分には塗装をした方が良いのではないかと考えたワケだ。

ぶかっこうだけどまあ良い、必要にして充分な機能は持つと判定できた。あとは部品もセットにして、部屋の隅っこに立て掛けておこう。


さて、こんどは発発の方に取り掛かろうか。

4つある手持ちのファンの性能は… 2つはPC冷却用のUSB電源つまりDCちょくりゅうVボルトのもの、残り2つはHAMアマむせん用のものでDC12Vのものだ。ただし… どれもこれも風量は不足気味な気がする。測るすべがないのでなんとも言いづらいが、なんかモノ足りない感じなのだ。


そもそも… 仮に排気量60㏄の4サイクルエンジンが6000rpm(分速6000回転)で運転した場合、いったいどれだけの空気を供給すれば良いのだろうか。

4サイクル(吸気→圧縮→爆発→排気→)のエンジンは吸気→圧縮の行程で1回転、次の爆発→排気の行程で1回転、つまり2回転に1回の割合で爆発するので、6000rpmならばその半数の3000回の吸気が行われる。

従って1分間あたり 60㏄ ✖ 3000回 =180,000㏄ 即ち 180リットルもの空気を強制流入させなければ理論上は不完全燃焼になってしまう。これを60秒で割ると1秒当たりの供給すべき空気量は最低3Lということになる。空気が不足すれば不完全燃焼は必至だし、それに大量の熱を発生する発発ゆえ空気をある程度多めに入れて排気を冷やさなければ容器変形等の熱ダメージが生じるかも知れない訳だ。木材ならば焦げたり、プラ製ならば変形とか… そして両者とも最悪発火の可能性すらないワケではない。


ええええ、そりゃゼッタイあかん、空気が足りんわな…

仕方がない、なるべく手持ちの機材で「おやすく」作ろうと思ったけど… 密林アマゾンに発注しよう。

そうだな、USB電源5VのDCちょくりゅう電源で2000rpm(分速2000回転)の2連のものを1800円程度で売っていたからこれ買おう。片方は吸気、片方は排気に当てれば良いだろう。惜しむらくは「実際の送気量」までは分からないので、これは実際到着してから確認するしかあるまい。



てな具合で… あとはDIYショップへ巻き尺持参で出掛けて行き、まずは外装容器の候補捜し。

さまざまなコーナーを物色した末、結局選んだのは「石油ポンプを付けたまま保管できる石油タンクストッカー」である。アマゾンで調べると

「JEJアステージ ホームボックス 920 日本製 家庭用 収納庫 収納ボックス ライトグレー 防災 [幅92×奥行50×高さ71cm]」で 7305円

となっていたが、その某ホームセンターは3980円、別のホムセンでは3480円。どれを買ったかは言うまでもあるまい。

プラ製を選んだのは可燃性で熱にも弱いものの、なんと言っても外形がすでにできていること、そして穴あけや切削整形接着等の加工が容易であるというメリットがあるからだ。



あとは発発の大きさと気流の流れを考慮しつつ吸気と排気の穴を開けてファンを取り付けて、箱の中から電源を取り出すコンセントプラグのセットを2つ取り付ける「だけ」の話だ。まあ言うのはたやすいけど、実際の工作はなかなかしんどくて… 楽しいもんだぜ!

ファンの空気を通す穴は、手持ちの電動ドリルに100均にあったプラ工作に用いる「ダイヤモンド入りのミニ工作用」の回転ディスク型のビットを利用して… 無論110円であるが… 直線状の細い切れ込みを円周上に並べ、これを金属ノコギリ用の刃で繋げて開けることができた。 


肝腎の「音の減殺」については… 100均で見つけた「厚さ2.5㎝ 25㎝角の吸音ゴムシート」を無理矢理信用して貼り付けてゆくだけだ… どれだけ効果があるかは、実はまだ判然としない。なんせ容器の表面積が滅法広くて、既に20枚ほど消費していながらあと5~6枚分ほど足りないのである。

家から10km範囲の100均を全て踏破して買い占めたが、大手Dソーなんかはそもそもこの商品を置いていなかったりするので、まあこれは仕方がない。注文することも考えたけど、まぁいいやとそのままになっている。

買い物に出るのも、また楽しからずや…



そんなワケで…

あとは消音マットを貼りきればとりあえずはいったん完成することになるが、実は貼るまえに前に、窓前回の状態で軽く試験してみた。

せーのーそれっ!

発発を動かしてみると… 上の蓋を被せれば確かに音はやや小さくなりはする。

しかしやはり空気の量はやや少ない気がする。そして排気口近くの容器は結構熱を持っている。

これを解決するには、排気口近くの容器に新たな穴を穿うがち、発発排気口と容器の間に風を入れるしかあるまい。面倒くさいけど仕方がない。今後のテーマはそのためのファンを新たに買うか、手持ちで間に合わせるか… そんなところか。

それができたら、4月の試運転の時にはフル装備でチャレンジして、音の機器比べをしてみるとするか。

今の段階でさえ、既に材料費だけで14000円ほどの投資をした計算になるので、なんとかなる程度まで騒音レベルを落としたいところ。


さあ、この先どうなりますかな…



ところで… 実はもうひとつの手段があるかもしれないと考えていたことだが…

これは前回内緒にした部分であるが、わたしに記憶が確かならば、たしか「発生した音の音波を打ち消す」ような「逆位相の音波」を発生させる機構… えっと…なんといったっけ? そんなもののウワサをきいたことがあるような、ないような…


それらしいことばで数回検索してみたところ、とある言葉キーワードが特定されてきた。

その機能を「アクティブノイズキャンセリング」と呼ぶらしい。さらに驚いたことに、ヘッドホンやイヤホンの世界ではとっくに実用化されているというではないか。たしかにサティは世の動きや流行はやりに鈍感で… というより関心がないものの、自分の無知に呆れてしまった。早速密林アマゾンで調べてみると、まさにその機能を搭載するというヘッドホンやイヤホンが4000円くらいから売り出されている。さらにヘッドホン本体にマイクも内蔵されていて、外界からの音声を「アクティブノイズキャンセリング」によって低減してくれるのだという。


本当かな… と疑いつつも、これは「実験用」に買うしかない… 高価たかいけど…

買って、分解して、ヘッドホンのスピーカーに繋がる配線を見つけてそこにф3.5mmのプラグをハンダ付けしたあと、これをアンプに接続してスピーカーから大きく出力してやれば、マイクから入った「発発の大音量」を打ち消す逆位相の音波を低減してくれるに違いない。アンプとスピーカーは、使っていないラジカセのものを流用すればロハで済むし、幸い外部入力端子も付いているしな… うん、理屈上はOKね!


ところが…

せっかく購入したヘッドホン、きれいに音は出るのだが、肝腎な「アクティブノイズキャンセリング」の効果がさっぱり分からない… というか、まるで効いていない気がする。

サティの期待では、ソースの音源がヘッドホンから流れる周囲で何かの騒音を出してやると、ヘッドホン付属のマイクがその騒音をマイ拾い、瞬時に騒音をキャンセルした逆波形を合成してソース音源に織り込み、ヘッドホン越しのサティの耳には騒音は聞こえない… そういう具合になるべきなのに… 実際実験してみて、いまのところ全然そんな具合にはなっていない。

というか、バッチリ聞こえてしまうのである。

この役立たずが! 4000円返せ…


原因はいまのところよくわからないので論評は控えておく。

ただし、このKazeBloomヘッドホンのレビューの良さにはウラがあって、それはレビュー5を送り、ラインに登録すればもう一つ同じ製品を送るという甘言が添えられているからである。実際はレビューだけ送らせておきながら製品もうひとつは届かないので、念のため。もしかしたら「アクティブノイズキャンセリング」装備もUSOかも知れない。

なんせC国製品だからなぁ…


ちなみに近頃は「Maid in ●hina」ではなく、「Made in P.R.●.」と表記されているものが多数あって…

P.R.C.はPeople's Republic of ●hina(●yu華人民共和国)の略称で、要は一目で●国製とバレないようにする目的らしい。でも中身は同じ●国製なんだけど、とりあえず外見をつくろうというより誤魔化せば良いか… というそもそもの発想がセコいあの国らしい。


人民の共和国との名目ながら、あの事実上独裁制のどこのどの辺が「人民」の「共和国」なのか、間抜けなサティにはさっぱり理解できない。

あの国の人々は分かっているのだろうか。


結局最後は悪口みたいになってしまったが、今回はここで終わっておこう。



なんか、「防災」って考えれば考えるほどいろいろアラが見えてきてしまって、本当にキリがない世界で… オソロシア


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