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岩場へ…

 して、それから2日と半日。

 やはりというか、予想通りというか…

 はい。燃料切れですね…

 これから先は燃料なし、救い道ナッシング、後には引けない、です。


「…どうすんだ?」


「…」


 桜たちは未だにこの状況を知らない。

 ていうか、僕も信じられないくらいだ。

 食料も次第に底をつきかけている。

 焼け石に水程度に釣りなどをしているがやはり全然足りないだろう。

 というか、全然釣れない。

 と、舵をとっている総司がこう言った。


「なぁ…あれ、島じゃないか?」


「…は?」


 そっちの方向を見ると、確かに島がある。

 意外に大きいし、そこまで行ければなんとかなるはずだ。

 ただ、そこまでたどり着けるのかどうか…

 今だって、波に流されている状態。

 航海じゃない遭難だ。


「…なんか、速くなってない?」


「確かに…」


 島を見つけて間もないはずなのに、既に街が見えるほどまで接近している。

 どうやら…


「海流に乗ったのか!」


 これは大ニュースだ。

 桜たちに伝えなければ。

 ……………柱とかに掴まっていろと。

 海流に乗って島に近づいたは良いが、燃料の尽きた今ブレーキなんて使えるはずもない。ぶっちゃけ電気も通ってない。セルフエコ状態だ。


 総司に桜たちへの伝言を任せて僕は舵をとった。

 少しでも被害が少なくなるように…

 幸い、海流からは抜けたようで少しスピードは落ちた。

 あくまで少しだがな…

 船がまっすぐ岩場へ激突しようとする直前に舵を左へとる。

 その甲斐あってか、少し船の横っ腹が抉られただけで済んだ。

 でも、そこから海水が入ってきて沈没しそうになっているのと、今の衝撃で船がかなりゆっくりとしか動いていないという…


「皆!ボートを用意して!」


 船には必ず救助用ボートが付いている。

 念のために浮き輪も持ってボートへ乗り込む。

 こうして僕たちは、なんとか無事に?島へたどり着いたのであった。

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