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柔軟性は必要です。
総司達が牽制弾をうち、出来た隙に僕と桜で確実な攻撃をする。
戦況は僕らの方が圧倒的に有利だった。
(このままだったらいける!)
いいコンビネーションだと思う。
初めてにしては上出来以上だ。
しかし、奴の腹下を切りつけながら僕は考える。
(硬い…)
何か大きなダメージを与えられたら良いんだけど…
再び牽制弾が放たれる。
出来た隙で斬りかかろうとした僕は、危ういところで横からの不意な攻撃を避けた。
(ヤバい。こいつ、慣れてきてる)
奴はだんだんパターンに慣れてきて、隙が少なくなっていた。
前よりも交わしにくくなった攻撃を避けながら叫ぶ。
「攻撃一時中止!」
まずは戦況を整えよう。
「桜!」
「分かりました!」
桜がワイヤーで一時的に奴の動きを止める。
「次からは、自分と仲間に攻撃を当てなければ何をしても良いぞ。攻撃重視でせめる」
「はい」
向こうでは、奴がワイヤーを引きちぎったところだった。
「よし。突撃!!!」
僕たちは武器を手に奴に突進していった。




