表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の人類、最初の生命  作者: コゲコゲ
団体行動もたまには良いかもしれません
22/56

年齢はどうにもならないんです。

『勇敢に闘い、命を落とした者たちに追悼!』


 次の日、街で大規模な葬式が行われた。

 この戦闘で命を落としたのは115人。

 決して少なくない人数だ。

(どうか安らかにお眠りください)

 僕は目をつむりながらそう祈った。




『それで君達には是非とも入団してほしいんだよ』


 葬式が終わると僕たちは市長に呼び出されていた。

 どうやら人数が減って少なくなった兵を増やしたいらしい。


「でもそれってきついんでしょ?桜は女の子だし…」


「いやいや!この団は、女の子でも入団出来るように前衛と後衛を分けようと思うんだ」


「私は良いですけど…それは一樹も入れるのですか?」


「うーん。入れるけど…一樹君は本隊に入った方が安全だし合うと思うよ?どうする、一樹君?」


「えーと、それって桜とは一緒に戦えないということですか?」


「ま、そうなるね。どうする?本隊にしとく?」


 どうしよう…桜とは一緒に戦いたいけど危険。

 本隊に入れば安全だけど桜とは会えない…

 こんなの決まってるよね?


「いえ、桜と同じところにお願いします」


「そう?うん。分かったよ」


「あれ?わしはどこに行けば良いのかの?」


「あ、すいません。兵隊は最高50歳までなんです」


「…」


「おじいちゃん、これから留守番お願いしますね」


「じいさん、ドンマイ(笑)」


「一樹、馬鹿にしてないかの…?」


「アハハ、してないよもちろん(笑)」


「一樹から悪意を感じるぞぃ…」


 こうして僕と桜は兵団に入団することが決まった。


「では、隊長と副隊長を決めてください」


「僕らでやるの?」


「当然です。だってまだあなた達しか居ないのですから」


「「…」」


「桜、どうする?」


「私は一樹が適任だと思います」


「そう?じゃあ僕が隊長で」


「分かりました。では、二人とも明日は新しい子達の面接なのでお願いしますね」


「兵団って面接するの?」


「いえ、この団だけ前衛と後衛をはっきり分けるので適した方じゃないと…ってことです」


「そうですね、分かりました。では明日また来ます」


「そうだね。それでは市長さん、さようなら」


「さようなら。一樹君、桜さん。と、おじいさん」


「なんかわしだけ疎外感…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ