年齢はどうにもならないんです。
『勇敢に闘い、命を落とした者たちに追悼!』
次の日、街で大規模な葬式が行われた。
この戦闘で命を落としたのは115人。
決して少なくない人数だ。
(どうか安らかにお眠りください)
僕は目をつむりながらそう祈った。
『それで君達には是非とも入団してほしいんだよ』
葬式が終わると僕たちは市長に呼び出されていた。
どうやら人数が減って少なくなった兵を増やしたいらしい。
「でもそれってきついんでしょ?桜は女の子だし…」
「いやいや!この団は、女の子でも入団出来るように前衛と後衛を分けようと思うんだ」
「私は良いですけど…それは一樹も入れるのですか?」
「うーん。入れるけど…一樹君は本隊に入った方が安全だし合うと思うよ?どうする、一樹君?」
「えーと、それって桜とは一緒に戦えないということですか?」
「ま、そうなるね。どうする?本隊にしとく?」
どうしよう…桜とは一緒に戦いたいけど危険。
本隊に入れば安全だけど桜とは会えない…
こんなの決まってるよね?
「いえ、桜と同じところにお願いします」
「そう?うん。分かったよ」
「あれ?わしはどこに行けば良いのかの?」
「あ、すいません。兵隊は最高50歳までなんです」
「…」
「おじいちゃん、これから留守番お願いしますね」
「じいさん、ドンマイ(笑)」
「一樹、馬鹿にしてないかの…?」
「アハハ、してないよもちろん(笑)」
「一樹から悪意を感じるぞぃ…」
こうして僕と桜は兵団に入団することが決まった。
「では、隊長と副隊長を決めてください」
「僕らでやるの?」
「当然です。だってまだあなた達しか居ないのですから」
「「…」」
「桜、どうする?」
「私は一樹が適任だと思います」
「そう?じゃあ僕が隊長で」
「分かりました。では、二人とも明日は新しい子達の面接なのでお願いしますね」
「兵団って面接するの?」
「いえ、この団だけ前衛と後衛をはっきり分けるので適した方じゃないと…ってことです」
「そうですね、分かりました。では明日また来ます」
「そうだね。それでは市長さん、さようなら」
「さようなら。一樹君、桜さん。と、おじいさん」
「なんかわしだけ疎外感…」




