第三十七話:なにわのタコ焼き大決戦! 黄金のソースと勝利のプロレス・ラブ!
◆ 浪花 ナツミ(なにわ なつみ)
キャラ: 『タコ焼きと道頓堀をこよなく愛する、チャキチャキの大阪娘』風。
道頓堀のど真ん中で、行列の絶えない大人気タコ焼き屋台『なにわ魂』を切り盛りしている。豊臣メガバンクが「屋台をどかして巨大カジノを建てる!」と迫ってくるのに、一切ひるまず立ち向かっている。
愛機(武器): 『絡繰・千枚通し(からくり・せんまいどおし)』。タコ焼きをひっくり返すための道具だが、ナツミの身長ほどもある巨大サイズ。
口癖: 「アホ抜かせ!」「うちのタコ焼きは、外はカリッと中はトロットロやで!」「食い倒れの街を舐めんなよ!」
北海道での激闘を終え、神堂宗次郎たち一行が次なるパスワードを求めてやってきたのは、活気あふれる食い倒れの街、大阪・道頓堀だった。
「はぁ〜! さすが大阪っす! 街中からソースとダシの最高にいい匂いがしてくるっすよ!」
「オーホッホッホ! 北海道のジンギスカンも最高でしたが、粉もんは別腹ですわね!」
タナカとカトリーヌが、カニの看板の下ではしゃいでいる。
「……皆さん。あそこに、地元で愛されている素晴らしい屋台がありますよ」
宗次郎が案内したのは、鉄板の上でジュージューと音を立てる『タコ焼き屋台・なにわ魂』だった。店主の元気な大阪娘、浪花ナツミが鮮やかな手つきでタコ焼きをひっくり返している。
「ようお越し! うちのタコ焼きは、外はカリッと、中はトロットロやで!」
熱々のタコ焼きを頬張った瞬間、宗次郎の全身から『スーパー戦国人弐』の黄金のオーラが爆発した!
「……ッ!! なんという濃厚なソースの香りと、完璧なダシの旨味! タコの歯ごたえが、食い倒れの街の魂を体現しています!」
しかし、その極上のタコ焼きタイムは、けたたましいサイレンと共に破られた。
「ヒャハハハ! まだこんな小汚い屋台を出してんのか! 豊臣メガバンクの巨大タコ焼き型カジノの建設予定地やぞ、さっさと立ち退かんかい!!」
現れたのは、金ピカのスーツを着た豊臣メガバンク関西支店長、御堂筋だった。
「アホ抜かせ! 大事な屋台を潰されてたまるか!」
ナツミが巨大な『絡繰・千枚通し』を構える。
「ふん、なら俺の用意した『究極のメガバンク・キャビア焼き』と勝負や! うちの方が美味かったら屋台は潰すで!」
御堂筋が自信満々に黒いキャビアを焼かせ始める。
「……待つっす。タコ焼きの本当の美味さを引き出す方法を、俺が教えるっすよ」
前に出たのは、またしてもタナカだった!
「オーホッホッホ! タナカは昔、伝説の三ツ星レストランで皿洗いをしながら、シェフが賄いで作っていた『究極の粉もんレシピ』を完全にコピーした幻の料理人ですのよ!」
「いくっすよ! タナカ特製・黄金の合わせダシと、秘伝の甘辛ソースっす!!」
タナカが焼き上げたタコ焼きを、御堂筋が一口頬張る。
「……ッ!? な、なんやこれは!? キャビアの高級感など吹き飛ばす、庶民の知恵と極上のダシの完璧なハーモニー! わ、わいの負けや……!!」
御堂筋は膝から崩れ落ちた。タナカの料理スキルがまたしても大勝利を収めたのだ!
「ええい、負けを認めるかい! やれ、『戦闘絡繰・メカ大ダコ』!!」
御堂筋が叫ぶと、道頓堀川から巨大なタコ型ロボットがザバーッと姿を現した!
「……美味しいタコ焼きの時間を邪魔するのは、感心しませんね」
宗次郎の全身から黄金のオーラが立ち上り、道頓堀のど真ん中に四角い光のリングを具現化させる!
「行きますよ……タナカさんが作ってくれた美味しい料理のエネルギー、爆発させます!」
宗次郎はロープに向かって全速力で走り出し、華麗なる空中回転を披露!
その勢いのまま、メカ大ダコの眉間へ強烈な『黄金・宇宙回転肘打ち(スペース・ローリング・エルボー)』が炸裂!
ガシィィィンッ!!!
「ギュオォォォッ!?」
メカ大ダコが大きくよろめく。
「……これで、終わりです!」
宗次郎はメカの巨体を力任せに空高く放り投げた。
「仕上げです! 黄金・月面宙返り圧ォォォッ!!」
ズドゴォォォォォォォォォンッ!!!
宗次郎の必殺技が直撃し、メカ大ダコはたこ焼きのように丸まって爆発した。
「ヒィィィッ! 覚えておれェェ!」
御堂筋は逃げるように走り去っていった。
平和を取り戻した道頓堀。
宗次郎、タナカ、カトリーヌ、そしてナツミの四人が、グリコの看板を背にして横一列に並ぶ。
「皆さん……極上の料理と、素晴らしい勝利に感謝を込めて。あのポーズで締めましょう!」
宗次郎の合図で、四人は両手の親指と人差し指を交差させ、胸の前で愛の形を作った。
「「「「カオス・パーティー!! プロレス・ラァァァァブッ!!!!」」」」
食い倒れの街での料理対決を制し、黄金のコンボが再び炸裂!
日本全国の美味しいグルメを求める彼らの旅は、まだまだ続く!!




