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第三十五話:道産子娘のジャイアントコーンと、黄金のジンギスカン(北海道・札幌編スタート!)

【北の大地の道産子娘!キャラクター詳細設定】

◆ 大地 実り(だいち みのり)

キャラ: 『北の大地と野菜を愛する、元気な道産子どさんこハンマー娘』風。

札幌の郊外にある広大な農地と美味しいレストランを守る女の子。豊臣メガバンクが「農地を全部潰して、巨大な雪まつり用カジノにする!」と迫ってくるのに激怒している。

愛機(武器): 『絡繰・大玉蜀黍からくり・ジャイアントコーン』。大人の背丈ほどある、巨大なトウモロコシ型のハンマー。黄金の粒をガトリングガンのように連射することもできる。

口癖: 「なまら許さないべさ!」「大地を荒らす奴は、畑の肥料にしてやるっしょ!」「とうきびの硬さを舐めるなよ!」


 四国・うどん県での激闘を経て、『スーパー戦国人弐』への覚醒を果たした神堂宗次郎たち一行。

 彼らが次なるパスワード(解除キー)を求めて降り立ったのは、冷たくも心地よい風が吹き抜ける北の大地、北海道・札幌だった。背景には札幌市時計台が静かに佇んでいる。

「はぁ〜、空気が澄んでて気持ちいいっすね! そして何より、街中からお肉の焼ける最高にいい匂いがしてくるっす!」

「オーホッホッホ! 四国ではうどんでしたから、そろそろガッツリお肉が食べたいところですわね!」

 タナカとカトリーヌが、鼻をヒクヒクさせている。

「……皆さん。あそこに、地元で愛されている素晴らしいお店がありますよ」

 宗次郎がポカポカとした笑顔で案内したのは、ドーム型の鉄鍋でお肉を焼く煙がモクモクと上がっている『ジンギスカン食堂・大地の恵み』だった。

 席につき、運ばれてきたのは、新鮮で分厚い羊肉と、たっぷりの玉ねぎやモヤシ。

 ジュワァァァァッ……!!

 特製の甘辛いタレをつけて、宗次郎が熱々の『特選・ジンギスカン』を一口頬張った瞬間。

 ――ジュワッ、ガツゥゥゥゥンッ!!

「……っ!! な、なんという野性味あふれる旨味と、タレの深いコク! 羊肉のスタミナが、北の大地で育った甘い野菜たちと完璧な陣形フォーメーションを組んでいます!!」

 ゴォォォォォォォォォォォォッ!!!!!

 宗次郎の全身から、四国で覚醒した『スーパー戦国人弐』の黄金のオーラが爆発し、バチバチと激しいスパーク(電撃)が店内に走り抜けた。

「す、すげぇ! ジンギスカンのパワーで、兄貴のスーパー戦国人弐のオーラがさらに分厚くなってるっす!」

 しかし、その極上の焼肉タイムは、地響きと共に破られた。

 ガガガガガガッ!!

「ヒャハハハ! まだこんな臭い羊肉を焼いてる店があったか! 豊臣メガバンクのカジノ建設予定地だ、さっさと店ごと雪に埋もれちまえェ!!」

 店の外に現れたのは、巨大な『絡繰・除雪ブルドーザー』に乗った豊臣のチンピラたちだった。

「ひぃぃっ!? またコンプライアンス違反の地上げ屋っすよ!!」

 クリノジがジンギスカンの鍋を抱えてテーブルの下に潜り込む。

「なまら許さないべさ!! 大事なジンギスカン屋さんを壊す奴らは、うちが相手になるっしょ!!」

 店の奥から飛び出してきたのは、巨大なトウモロコシ型ハンマーを担いだ元気な道産子娘、大地実りだった。

「へっ、小娘が! ブルドーザーでペシャンコにしてやる!」

 チンピラがアクセルを踏み込み、巨大な排土板が実りに迫る。

「とうきび・ガトリング!!」

 実りがハンマーを構えると、黄金のトウモロコシの粒が機関銃のように連射され、ブルドーザーの装甲をボコボコに凹ませた。しかし、重装甲の機械は止まらない。

「くっ……重たいべさ……!」

 押し込まれそうになる実り。その背中を、黄金のスパークを纏った手が優しく支えた。

「……美味しいジンギスカンの時間を邪魔するのは、感心しませんね」

「お、お兄さん……? なまらピカピカ光ってるっしょ!?」

「……実りさん。あなたの大地への愛情、確かに受け取りました。ここは私にお任せを」

 宗次郎が前に出ると、チンピラが鼻で笑う。

「なんだァその光は!? ブルドーザーのパワーを人間が止められるわけ――」

「……ごちそうさまでした」

 宗次郎が両手を広げ、極限まで高まった黄金のオーラを解放した。

 ゴゴゴゴゴゴォォォォッ!!!

「な、なんだ!? 景色が歪んで……四角い光の柱が出てきたぞ!?」

 チンピラたちがパニックに陥る。宗次郎のスーパー戦国人弐の圧倒的なオーラが空間を歪め、札幌の街中に『黄金のプロレスリング』を完全具現化させたのだ!

「……逃げ場はありませんよ!」

 宗次郎は、ブルドーザーごとチンピラたちを力任せに光のロープへと投げ飛ばした。

 ビヨォォォンッ!!

 ロープの反動で跳ね返ってくる巨大なブルドーザー。

「必殺!! 黄金・宇宙回転肘打ち(スペース・ローリング・エルボー)!!」

 ガシィィィンッ!!

 宗次郎の強烈な肘打ちがブルドーザーの装甲を粉砕し、チンピラたちは車体からリングの中央へと放り出された。

「あべっ!!」

「……これで、終わりです」

 宗次郎は、光のコーナーポスト最上段へと軽やかに駆け上がり、月に向かって美しく跳躍した。

「……最終奥義。黄金・月面宙返りムーンサルト・プレスォォォッ!!」

 ズドゴォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!

 黄金の流星となった宗次郎がチンピラたちに直撃し、凄まじい衝撃波がリングを満たす。

 カン! カン! カン! カン!

「勝者、神堂宗次郎ぉぉっ!!」

 タナカが力強くゴングの代わりの声を上げた。

 光のリングがパチンと消え、平和な札幌の街並みが戻ってくる。

「な、なまらすごいべさ……! お兄さん、プロレスラーだったの!?」

 実りが目をキラキラさせて宗次郎を見つめた。

 北の大地で出会った元気な道産子娘と、極上のジンギスカン!

 無敵の黄金フィニッシュが炸裂し、カオス・パーティーの札幌編が最高に熱く幕を開けた!!

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