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第二十七話:伝説の幻茶ばあさんと、一指入魂の特訓(黄金の盾 vs 誠の風 編③)

【新たなる味方!キャラクター詳細設定】

幻茶げんちゃばあさん

キャラ: 『京都・鞍馬山くらまやまに隠れ住む、伝説の闘気マスター』風。

小柄でシワシワのおばあちゃんだが、その実体はかつて「黄金の闘気」を極めた伝説の達人。常に長いキセル(煙管)を吹かしている。口は悪いが、見込みのある若者を育てるのが好き。

得意技: 指先一つで巨大な闘気を圧縮して弾き飛ばす技術を持つ。

口癖: 「まったく、最近の若いモンは闘気の使い方が雑じゃのう」「ダダ漏れじゃぞ、ひよっこ共」「死ぬ気で絞り出せぃ!」。


 京都・下鴨神社の境内。

 現代の最強兵器「九〇式戦車・改」の圧倒的な主砲をまともに受け、ついに絶対防壁『真・玄武』の盾を割られた神堂宗次郎。

 彼は膝をつき、新撰組の面々や陰陽師の安倍晴香も満身創痍で倒れ伏していた。

「……任務完了。これより、目標の完全な息の根を止める」

 特務隊の神崎一佐が冷酷に告げ、再び戦車の主砲が、動けない宗次郎たちに向けられた。

「ヒャハハハ! これで終わりだァ! チリになれェ!!」

 真田曹長が叫び、絶望の砲弾が発射された、その瞬間――。

「まったく……最近の若いモンは、オーラの使い方が雑すぎて見ておれんわい」

 シュボッ。

 どこからともなく、紫色の煙がフワリと漂った。

 砲弾と宗次郎たちの間に、いつの間にか「長いキセルを持った、小柄でシワシワのおばあちゃん」が立っていた。

「……なっ!? どこから現れた、老婆!」

 神崎が目を見開く。

「ふんっ!!」

 おばあちゃん――幻茶げんちゃばあさんが、手に持ったキセルでチョンッと砲弾を突いた。

 それだけで、黄金の徹甲弾は軌道を逸らされ、明後日の方向の山を吹き飛ばしたのだ。

「ウソだろォ!? 戦車の大砲を、キセル一本で弾きやがった!?」

 真田が顎を外さんばかりに驚愕する。

「お前さんたち、命拾いしたのう。……『煙遁えんとん・鞍馬送り』!」

 幻茶ばあさんがキセルから大量の煙を吹き出すと、宗次郎たち一行の姿は煙と共にフッとかき消え、戦車の前から完全に姿をくらませてしまった。

 ――京都・鞍馬山の奥深く、古びた茶室。

「……う、ううん……ここは……?」

 宗次郎が目を覚ますと、そこには傷の手当てを受けたタナカや新撰組の面々が寝かされていた。

「目が覚めたか、カロリー馬鹿のひよっこ」

 幻茶ばあさんが、お茶をすすりながら宗次郎を睨みつける。

「あなたは……?」

「ワシは幻茶。京都の山奥で隠居しておるただの婆さんじゃ。……お前さん、食べたカロリーをオーラに変える特異体質じゃろうが、ただ垂れ流しておるだけじゃ。だから大砲の集中砲火に盾を割られるんじゃよ」

 幻茶ばあさんはスッと立ち上がると、右手の人差し指を宗次郎に向けた。

「ええか。広げるんじゃない。究極のオーラとは……『一点に圧縮』することじゃ」

 キュイィィィィンッ……!!

 幻茶ばあさんの指先に、青白い闘気が恐ろしい密度でビー玉のように凝縮されていく。

「……これを、ワシの若い頃は『指鉄砲』と呼んでおった。お前さんの黄金のオーラでこれを極めれば、あの戦車の分厚い装甲アーマーも、紙クズのように撃ち抜けるはずじゃ」

「……指先に、すべての力を圧縮する……!」

 宗次郎の目に、再びポカポカとした、しかし確かな闘志の炎が灯った。

「時間は無いぞ! あの鉄の塊どもが京都を火の海にする前に、死ぬ気で特訓じゃ!!」

「……はい! よろしくお願いします、幻茶のお師匠様!!」

 敗北の絶望から一転、伝説の老婆の下で、宗次郎の過酷な「指先オーラ圧縮特訓」が幕を開けた!

 打倒・現代兵器! 一指入魂の逆転劇が、すぐそこまで迫っている!!

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